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異星人アリサと閻魔さまのトリセツ第44話「ドクター・ミネルバとアリサの対談⑤:占い業界は転換期を迎えるかもしれない」【連載小説】

注:この物語は2024年10月を起点としています。

日本の医師免許を持つドクター・ミネルバは、ホロスコープや風水などの占いにも精通している。そんな彼女が、アリサに占いの話をし始めた。

「ここ数年、時間が速く過ぎるように感じない?地球の自転速度が加速し、私たちが認識している以上に時間軸へ影響を与えていると思うの。アセンションで磁場の乱れが世界中で沢山起こっているし、前は正確だった占いにも誤差が生じているわ。特に東洋易には注意が必要かもね。たとえば、今年の元旦は東洋易で最高の吉日とされていたのに、能登半島で大地震が発生したでしょう?あの日が誰かに意図的に選ばれた可能性が大アリだけど、そもそも私たちが信じている“正しい日時”自体が怪しくなっているわ。日時を重視する鑑定では、わずかなズレが致命的になり得るからね。お水取りや奇門遁甲(中国の伝統的な占術の一つ)も慎重に計算しないと、逆効果になりかねないし……。でも、夢占い、断易、タロットみたいな瞬間や近未来を占うものは影響を受けにくいわ。それから家相、手相、人相、姓名判断も同様にね。ただね、四柱推命は注意が必要かもね。あれは元々日本人向けにアレンジされた占いだもの。色々と不安要素があるのよ。昭和・平成生まれの人の鑑定はまだ問題が少ないかもしれないけれど、令和に入って時間軸のブレが大きくなったじゃない?あれで的中率が落ちたかもって……。本家の算命学にまで誤差が生じていたら大変だけど、台湾人で算命学のプロ中のプロなら誤差を計算しながら鑑定しているはずよ。その点、ホロスコープは、まだ安定しているかもね。日本でも今後さらに需要が高まる予感がしているわ。一方で、霊感オンリーの占いは厳しいかもね。来年に何か恐ろしい出来事が起こるという予言をする人がいるけれど、私は、それはないと考えているわ。もし本当に何も起こらなかった場合は、これまで煽られて無駄に恐れていた人たちは怒り出すかもしれないわね。ノストラダムスの大予言が外れたときや、2000年問題で大損をした人がいたときは、さほど大きな抗議はなかったけれど、今回は違う気がしてならないのよ。時代の変化によって、政府やこれまで信じていたものが嘘だったと気付いた人々が、不満を爆発させるんじゃないかって——。場合によっては占い業界に大きな影響が出て倒産する会社が出るかもしれないし、個人で占い師として生計を立てている人たちも転職を余儀なくされることが考えられるわ。それに、霊感だけで行う電話占いには前々から疑問があるのよね。確かに、すごい能力を持つ人もいるわ。けれども、生まれつきならまだしも、突然霊感を得て毎月数十万円を稼ぐ電話占い師って、ヘンな感じがするっていうか――。いずれにせよ、これから霊感系の占い師は減っていく気がするわ。新しい時代では、霊感の強い人が自然と増えていくしね。そうなれば、占い師に頼る必要も、次第に少なくなっていくでしょう?実際、スターチャイルドたちも、少しずつその力を発揮し始めているもの」

第45話へ続く


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