連載『薄明』第二章あらすじ
第一章あらすじはこちら
第二章のあらすじです
最初から読むのめんどいなという方や物語を整理したい方へ。
第一章5話
第二章5話
と続き、今14話書いてる途中で難しくて唸ってます( ;∀;)
書き上げられるのか私は。
第二章『崩壊』あらすじ
九条稜真からプロポーズを受けた茉莉は、入院中の父・征嗣と、その再婚相手である美智子のもとを訪れ、婚約を報告する。
茉莉の執事・櫂もその場に同席し、茉莉の自立と旅立ちを祝福するかに見えた。
しかし櫂の内心は、手塩にかけて守り抜いてきた茉莉を奪われる喪失感と、彼女の幸福を願う義務感の間で激しく揺れていた。
プロポーズの夜以来、茉莉はこれまでの「櫂に守られる生活」を脱ぎ捨て、稜真と歩む新しい未来への希望に向かっていた。
しかし、そんな幸福は一瞬にして打ち砕かれた。
数日後、彼女を震撼させるニュースが飛び込む。
稜真が専務を務める九条グループの中核企業「東都キャピタル」が、数千億円規模の粉飾決算と不正送金の疑いで強制捜査を受けたのだ。
主導したのは稜真の父と兄であったが、名門・九条家の看板は一夜にして地に落ち、稜真もまた渦中の人物として世間から指弾されることとなる。
連絡が途絶え、不安に震える茉莉。数週間後、ようやく連絡が取れた稜真との再会は、冷たい現実の中であった。
稜真は、父たちの罪を自ら告発して償う道を選ぶ。
そして、茉莉をこの泥沼に巻き込むわけにはいかないと、血を吐くような思いで別れを告げた。
「君を、この泥沼に連れて行くわけにはいかない。……別れよう」
茉莉は必死に縋りつくが、稜真の決意は固く、彼は一方的に背を向けて去っていった。
唯一の光であった稜真に、彼の「正義」によって切り捨てられた茉莉。
これまで西園寺の令嬢という記号や財産ばかりを見られ、誰からも本当の自分を理解されることがなかった茉莉
やっと自分を見てくれる、受け入れてくれると感じた稜真に「君を汚したくない」という理由で愛からも見放された。
心身ともに限界を迎えた茉莉は、冷たい孤独の中、櫂の前で崩れ落ちる。
完璧だった彼女の日常は無残に壊れ去り、絶望の深淵へと沈んでいく――。
茉莉がどのように生まれ変わるのか、それとも沈んだまま溺れるのか──
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