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飲む和菓子「九重」九重本舗玉澤 仙台市 和菓子なスクチャイ157 2025.10.01

和菓子なスクチャイ157 宮城県 > 仙台市

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※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。


飲む和菓子「九重」九重本舗玉澤 仙台市

「九重」九重本舗玉澤
「九重」九重本舗玉澤
「九重」九重本舗玉澤
「九重」九重本舗玉澤

1.「九重」を買う

仙台の九重本舗玉澤では以前に「しおがま」「霜ばしら」を買って食べたことをここで紹介した。

その九重本舗玉澤の店名の由来にもなった代表銘菓「九重(ここのえ)」があるが、それは飲み物!?

と、吾輩は最初戸惑った。

銘菓である「粉のようなもの」をコップに入れてお湯や水や炭酸水だけでなくその他いろいろな飲み物でアレンジして楽しむこともでき、味はぶどう、ゆず(柚子)、ひき茶の3種があるという。

ひき茶だけは買わなかったのだが、今回は個包装のぶどうとゆずを買ってみた。

一袋に1回分の15gの粒が入って税込173円(税抜160円)だった。

個包装になっていて色が派手で球形の粒々が見るからに現代的で、これが明治時代からある明治天皇にも献上した銘菓とはとうてい思えないのだった。

ともあれ一度経験してみようではないか。

2.作る

「九重」九重本舗玉澤
「九重」九重本舗玉澤
「九重」九重本舗玉澤
「九重」九重本舗玉澤

説明によるとお湯で飲むのが最も標準のようなので説明どおりに1袋に対して大体100mlの70℃前後のお湯を用意した。

まずはゆずの粒をコップに入れた。

そこにお湯を約100ml注ぎ入れる。

すると、粒は溶けるのではなくて浮いてくるのだった。

同時に粒色がお湯に移り、粒は白くなった。

説明書に書いてあるように、粒がほぼ全部浮き上がったら終了だ。

3.飲む

「九重」九重本舗玉澤
「九重」九重本舗玉澤
「九重」九重本舗玉澤

100mlなので牛乳瓶半分の量で、2、3口で飲み干してしまいそうで物足りないが、吾輩はまずひとくち飲んでみた。

お湯の甘さはちょうど良くコップの中からは柚子が香っていた。

うまい!

粒々は溶けるのではなくて白っぽくなって浮く・・・つまこれは餅米加工品なのだ。

ポン菓子のように空気を含んだ粒で、軽いおかきのように歯触りが楽しいのだった。

永谷園の海苔茶漬けに浮いている丸いおかきの粒をもっと小さく軽くして白っぽくしたようなものだ。

なるほど、全部溶けて色付きの甘いお湯になるだけだったら芸がない。

お菓子という所以はこの餅のおかき粒にあったのだと合点がいった。

そしてこれは風雅だ!とも気がついた。

浮かび上がってくる様が優雅なのだ。

2袋目のぶどうは短い動画にまとめたので見て欲しい。

反省点を書くと、100mlに合ったグラスでちょっとオシャレで透明なクリスタルグラスのやつを使えばもっと風情があっただろうということころだ。

色と浮かび上がる様を楽しむのだから、横からも見える無色透明のグラスが理想だ。

次第に色が拡散しつつ粒が次々と浮かんでくる様を眺めてから飲むのだが、その時ふわふわで小さい粒を感じる。

確かにこれは単なる飲み物ではなく歴としたお菓子だ!

4.九重まとめ

このお菓子は「食べる」というよりは「飲む」和菓子として知られる、美しく風雅な逸品だ。

「九重」は細かいあられ(粒状の餅)に色とりどりの糖蜜をコーティングした小さな球状のお菓子だ。

4.1.楽しみ方(飲み方)

器に入れてお湯(または水)を注ぐと、糖蜜が溶け出し、中のあられがプカプカと浮き上がってくる。

その様子と香り高い甘いお湯を楽しむ「ゆあがり菓子」なのだ。

宝石のような小さな粒でお湯に浮く様が非常に美しく、近年では「レトロで可愛い」「映える」として、ソーダ割りやハイボールに入れるなどの新しい楽しみ方もされているそうだ。

4.2.3つの味と色

現在は主に以下の3種類の風味が販売されている。

  1. ぶどう(紫)高貴な紫色の粒。ぶどうの香りと甘酸っぱさが特徴。

  2. ゆず(黄)鮮やかな黄色の粒。柚子の爽やかな香りが広がる。

  3. ひき茶(緑)深い緑色の粒。抹茶の風味が上品。

4.3.店名の由来となった歴史

九重の誕生は明治34年(1901年)。

4.4.命名の経緯

当時の明治天皇が仙台に行幸された際、このお菓子を献上したところ、天皇は万葉集の古歌「いにしへの 奈良の都の 八重桜 きょう九重に 匂いぬるかな」から引用し、このお菓子に「九重」という名を授けた。

※「九重」とは幾重にも重なるものから転じて「皇居」「宮中」を意味する言葉でもある。

4.5.店名の変更

この栄誉を記念してそれまでの屋号「玉澤」に「九重本舗」を冠し「九重本舗玉澤」と名乗るようになった。

4.6.パッケージの特徴

「九重」は「つと」と呼ばれる独特の細長い円筒形のパッケージに入っているのが伝統的なスタイルだ。

この形状も仙台土産としてのアイデンティティになっている。

4.7.まとめ

以上のように九重本舗玉澤の「九重」は、冬はお湯で温まり夏は冷水や炭酸水で涼やかに楽しめる、仙台が誇る歴史ある銘菓なのだ。

(おわり)

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