片貝のささまき JA鶴岡もんとあ〜る 山形鶴岡 和菓子なスクチャイ060 2025.08.04
和菓子なスクチャイ060 山形 > 鶴岡
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
片貝のささまき JA鶴岡もんとあ〜る 山形鶴岡
1.前回の話と同じ日に・・・
※文中「笹巻き」は、ここでは「灰汁笹巻き」のこと。
前回の記事に書いたが、吾輩は鶴岡にうなぎと牡蠣を食べるのが目的で来たのではなく・・・
(前回の記事から引用)
吾輩がその日鶴岡に来たのも、JAのスーパーで仕入れている笹巻きをあらかじめ電話して取り置いてもらいそれを受け取るのが目的だった。
そのJAのスーパーでは定期的に、あるいは在庫切れ次第、年中笹巻きを仕入れて販売しているが、もともと数がわずかで好きな人が買いに来たらすぐになくなってしまうという話を店のおばちゃんから聞いていた。
店が近所でいつでも行けるならともかく、遠距離であればあるほど、電話などであらかじめ商品を確約しておかないと、現地に来てから在庫がない!とわかったら何しに来たのかわからないということになるのだ。
(引用終わり)
ということで今回は、前回と同じ日の2025/08/04の暑い日にうなぎの若林に行く前にJAのスーパー「もんとあ〜る」に暑い中歩いて行き、取り置いてもらっていた笹巻きを手に入れ家に帰って食べるところまでのお話だ。
JAのスーパー「もんとあ〜る」で買い物してから「うなぎの若林」に向かったが、そこでうなぎと岩牡蠣と食後に笹巻きを食べた話は前回の記事の通りだ。
2.JAのスーパー「もんとあ〜る」
数日前に取り置きを電話でお願いしたときに賞味期限を訊いたのだが、店員のおばちゃんは妙に長い10月までと言った。
見間違いか言い間違いではないかと思った。
ともかく保冷袋を持って行かねばと思い「冷凍ですかね?」と訊くと「うんにゃ、常温にゃ」と言った。
電話の相手はネコかもしれなかったが、まあ賞味期限が何かの間違いでも買ってきたらすぐに食べるので問題はないだろうと思った。
だいたいこれまで買ってきた笹巻きはすべて賞味期限が一週間ぐらいの常温品の生ものだったのだ。
それでもともと常温の生ものを買うつもりにしていたので冷凍でなければ何も問題ないと思い、その電話で取り置きをお願いしたのだった。
3.レトルトパウチの三角巻き



JAのスーパー「もんとあ〜る」店員のおばちゃんに手渡されたものは、透明のレトルトパウチに三角巻きが5個収まっているものだった。
写真のように真空パックになった常温品で、縁には確かに賞味期限が10月16日と押印してあった。
おばちゃんが電話で言ったことは見間違いでも言い間違いでもなかったのだ。
「片貝のささまき」
鶴岡産もち米100%使用
製造販売・生産者(免)片貝加工組合
「本品はレトルトパウチ食品です」
説明によるとこの袋のまま熱湯に入れて5-6分沸騰させてと書いてある。
中身は真空パックだが灰汁のような液体に浸かっている状態だ。
このまま沸騰したお湯に浸けると言うことは灰汁笹巻きの製造最終工程を再現するわけだ。
すでに灰汁に浸かっている点が本格的だと思った。
これまでの笹巻きは茹で上がった状態でそのまま剥いて食べるだけ、あるいは新潟村上の冷凍のものでもまるごと笹に巻いた状態で冷凍にしたのをそのまま袋に入れたものであった。
少量の灰汁ではあるが、灰汁に浸かった状態でレトルトの真空パックにしている状態の笹巻きを見たのは初めてで「はっは~、やるなぁ~」と感心した。
4.冷凍かレトルトパウチか?
笹巻きを食べる前に茹でる、という方式は新潟村上の冷凍笹巻きですでに経験済みだが、袋のまま煮沸する常温レトルトパウチ方式は初めてだった。
新潟村上の冷凍笹巻きも長く保存できるから便利だと思ったものの、どうしても冷凍食品というものは保存期間中ずっと冷凍庫を占領することになる。
家庭用冷凍庫はそんなに容量がないので冷凍品が増えると他の冷凍食品が入れられなくなるので不便なのだ。
それに家庭用冷凍庫の庫内温度はさほど低くなく、日常の開け閉めで温度変化も激しいので家庭での冷凍保存は過信するわけにはいかない。
他の冷凍食品と同様に家庭用冷凍庫での保存はせいぜい1か月ぐらいとみておいた方がいい。
そういうわけで冷凍になった笹巻きもたくさんは買えないと思ったし、一般家庭の冷凍庫では冷凍食品を順次減らす必要もあるので冷凍物を買ったところで結局急かされているような気分になるに違いない。
それで冷凍物の笹巻きを一度に買えるのは食べる頻度にもよるがせいぜい2~3袋が妥当なものだろうと思っていた。
その点、常温のレトルトパウチで賞味期限が2-3か月というこの製品はどうだろう。
製造日はわからないが、購入日の2025/08/04現在から数えても、10月16日まで2か月半もある。
しかもその間冷蔵庫を占有しなくていいのだ。
普通の室内で保存しておけるのだ。
なんともお気楽でいいではないか。
お値段は5個入りで税込800円だった。
これまでの笹巻きとほぼ同等、いや、一番安い価格だ。
結局一番高かったのはやはり鶴岡市の庄内観光物産館の5個税込1,200円だった。
やはりと言うのは、庄内観光物産館では売っているもののほとんどが市価の数十円から数百円高いことが判明しているからだ。
これまでの笹巻きの最安値は道の駅あつみでの生の5個入りで880円だった。
そういうことで、価格的にもこのレトルトパウチの笹巻きは納得で、あとは煮沸処理で普通に食べられれば満足間違いなしだ。
5.買い置き候補はレトルトパウチの笹巻き
味にも品質にも問題がなければ、このレトルトパウチの笹巻きが一番買い置きに優れていることになりそうだ。
しかも店員のおばちゃんの話によると、この笹巻きは年中生産しているので基本的に年中「もんとあ〜る」で買えるのだ。
近所ならばそれこそ買い置きする必要もなく都度買いに来ればいい話なのだが、吾輩のように遠方から鶴岡まで受け取りに来ないといけない人は前もって店舗に電話して取り置きをお願いすることになる。
その一手間二手間がかかるわけだが、それでも好きな個数だけ取り置いてもらえるのでありがたい限りなのだ。
吾輩はこの笹巻きに今後の「人生のヨロコビ」をかけるつもりで、今回は初めてなのでとりあえず1パックを購入した。
なあに、身近に笹巻きがあっていつでも食べられる情況を長年夢想していたのだ。その情況が実現できればまさに「人生のヨロコビ」なのだ。
6.JAのスーパー「もんとあ〜る」
ちなみにこのJAのスーパー「もんとあ〜る」という店はかなり便利だ。
笹巻き以外にも季節の果物、スイカとメロンや野菜や肉やらその他地元の加工食品や惣菜や弁当なんかが売っていて、しかもどれもが新鮮で良心的価格なのだった。
少し狭いながらも仕組みは普通のスーパーマーケットで、レジではクレジットカードで支払いが可能でレジのおばちゃんは親切だ。
それに何より「笹巻き」が買えるのだ!
かなり得点の高いスーパーマーケットで、こんな店が住まいの近所あれば嬉しいのになと、ここの近隣の人々が心底羨ましく思った。
7.「うなぎの若林」に向かう
さて、笹巻きを無事手に入れたところで吾輩は前回書いた「うなぎの若林」に向かった。
吾輩は駅から歩いてJAのスーパー「もんとあ〜る」に来ていたが、ここから「うなぎの若林」に向かうには都合のいいことに最短経路で斜めに行く道があって「うなぎの若林」はその道沿いなのだ。
鶴岡駅と「もんとあ〜る」と「うなぎの若林」の位置関係は、「うなぎの若林」を直角の頂点とした直角二等辺三角形になっている。
その辺に沿って歩けばほぼ最短距離でそれぞれを訪問できるのだ。
鶴岡駅からちょっと散歩する感じでなのでそれもまた快適なのであった。
ただし訪問時(2025/08/04)のような猛暑の候は吾輩のように凛々しく日傘男子になった方が身のためだ。
その後、ご機嫌で「うなぎの若林」でうなぎと岩牡蠣と笹巻きを食べたがその話は前回の記事を参照して欲しい。
「うなぎの若林」ではどれもがたいへん美味しく大満足して吾輩は超ご機嫌で鶴岡を後にした。
列車の中では早く家に帰って笹巻きを調理して食べてみたいと思っていた。
8.レトルト笹巻きを茹でる

写真のように袋のまま深さのあるフライパンに入れて煮沸した。
案外パッケージが大きくて、全体を入れるためには結構大きな直径の鍋か深めのフライパンが必要なのだった。
もちろん中身のモノが大きいことが嬉しいのでこれは文句ではない。
むしろ大きな鍋やフライパンで煮沸していると、あたかも月山の雄大な眺めを思い浮かべて戸外で調理しているようなワイルドな気分にもなる。
芋煮もそうだが山形料理はなんでも大きくて豪快なのだ!
9.茹で上がった笹巻き

さて、水から茹でたのでガスコンロに火をつけてから約12分後に取り出した。
改めて眺める立派な三角巻きだ。
ヒモは引っ張れば解けるようになっているがハサミで切断すると一瞬で解ける。
そしてきな粉を敷いた皿にゴロンと落とした。
10.きな粉をかけて食べる

きな粉は買い置きのもので山形産だ。
青豆きな粉ではないが、吾輩はきな粉は青きな粉に特にこだわらない。
むしろ普通の黄色っぽいきな粉の方に子供の頃からなれているので充分満足なのだ。
高級な青きな粉なんて「ハレの日」用で、日頃使うには畏れ多いのだ。
皿にあらかじめきな粉少し敷いていたのは笹巻きが皿にくっつかないようにするためだ。
そしてもちろん上からもきな粉をかけた。
ちなみにきな粉はもともと無糖なので使う時に調合するが、吾輩の場合きな粉と砂糖の割合は1:1(但し気分よって6:4の時もある)。そこに塩をパッパッと振りかける。
ちなみに砂糖は沖縄産100%のサトウキビ糖、塩はピンクのヒマラヤ岩塩を使った。
山形鶴岡から来た笹巻き様に敬意を示し、そんじょそこらの安物を使うわけにはいかない。
・・・などと言うのも大袈裟だが、それでも砂糖は白砂糖よりも少し茶色がかったサトウキビ糖を使う方が多い。
サトウキビ糖は決して高くはないし、甘味の中にコクと風味があるのでほとんどの料理やお菓子の場合でも、サトウキビ糖で気に入った味になる。
自分で作る山形式芋煮にもサトウキビ糖でバッチリだ。
白砂糖は色が付いて欲しくない時や雑味を入れたらだめな繊細な料理の時だけに登場だ。
ま、以上は余談だ。
11.レトルトの笹巻きを食べる
そういうことでいよいよ笹巻きに箸を入れて食べた。
まずは箸で容易に切れるほどの柔らかさが良き笹巻きの条件だ。
合格だ。
そしてお味は・・・
想像通りのいつもの灰汁笹巻きの風味で、レトルトパウチでも何の違和感もない最高の出来たてそのものの笹巻きの味だった。
12.鶴岡に行く楽しみが増えた!
このレトルトパウチの笹巻きを多めに仕入れて家にストックしておくか!という考えが芽生えた。
「もんとあ〜る」のおばちゃんに電話して5パック、いや、10パックお願いして今度取りに行こうかな〜などと考えている。
その時また鶴岡駅から直角三角形の頂点を結ぶ散歩コースを歩いて「うなぎの若林」にも立ち寄るのだ。
「うなぎの若林」にはうなぎ以外にも庶民価格の定食メニューなどもあるのだ。毎回うなぎを食べるのはさすがに贅沢なのでね。
13.「うなぎの若林」と鶴岡100kmマラソン
「うなぎの若林」の主人にはまた笹巻きや鶴岡うまいもの食文化の四方山話を聞かせてもらいたい。
何を隠そう主人は鶴岡の食文化なんちゃらかんちゃらの会の会長なのだ。生まれも育ちもこの場所で、齢、還暦過ぎだが今も毎年鶴岡100kmマラソンに出場して完走している強者ランナーなのだ。
ちなみに100kmマラソンは鶴岡が発祥とのことだ。
コースはほぼフラットな田園の中の10kmコースを10周するのだそうだ。
しかも、楽しみは走るだけでなく、途中の水飲み場と称していろいろおいしいものが食べられるテーブルがあるのだという。
しかし選手がそのテーブルに着席してしまったら最後で・・・もう走りたくない!・・・という選手もいるとかいないとか。
14.マラソンランナーの下心
マラソンコースの沿道のテーブルで世話する人たちはボランティアの看護師さんや学校の先生やらで若い独身女性とのこと。
そこで男女の出会いがあるとかないとか・・・。
(実際いつかの年には東京から来た国家公務員の男がそこで出会った地元の女性を気に入り東京の国家公務員勤務先に辞表を出してその女性の家に婿養子に入ったというホンマの話があるのだ。ここだけの話アルがね・・・)
そのため毎年下心を持ってそのマラソン大会に出場する男どももいるとのことだ。しかも県外から・・・(≧∇≦)
途中の休憩所でおいしいものが飲み喰いできるとあって参加料は1万円を超えている。
しかし終わった後のホテルでの懇親会での飲食も含まれている。
それならば1万円を超えてたってむしろ安いべさ!(なぜか北海道弁)
しかも、終わった後のホテルでの懇親会に出ないと、次の100kmマラソンには参加できないのだ。
その場で顔を見合って、元気に飲み喰いできる姿を見合って、決して無理していないということを確かめあって初めて翌年の100kmマラソンの出場権を得られる。
ちなみに参加人数は88人と決まっていて、応募の早いもの順だ。
15.食いしん坊の下心
ここまで聞いて、日頃から下心満載の吾輩は、走るフリして途中で挫折したフリもして、途中のおいしいものテーブルでとぐろを巻いたりしながら1周10kmの間の各種テーブルを回って歩き(吾輩は呼吸器が悪いので走れない)・・・
・・・という走るフリをする人として参加してみる!?
・・・などという不埒な考えが浮上した。
あかんあかん! 何言うてんねん! そんなんアカンやろ!
良心が咎める。(≧∇≦)
毎年9月にあるらしい。
最近は特に9月でも暑いので大変なのだそうだ。
いやはや鶴岡は独特なおいしいものがたくさんあって人も親切でやさしいし楽しいところだ!
その東京の国家公務員が職位を捨ててまで鶴岡にお婿に来たという気持ちもわかる。
特に鶴岡では家庭に入らないと食べられない数々のおいしい家庭料理が豊富なのだ。そしてそれらはその辺の料理屋や居酒屋でも食べられない。
家庭料理は家庭料理なのだ。
店では商品としてお金を取れないので出せないような庶民の日常の家庭料理が山とある。
しかし、本当においしくて心のこもっているのはそういう家庭料理なのだ。
代々伝わってきている家庭料理。
それを食べるには・・・やはり誰かと婚姻関係を結ぶなりして家庭に入るしかない。
また来るぜ! おいしい鶴岡よ!(≧∇≦)
(おわり)
