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新潟に灰汁の笹巻き発見! まるたけフーズ 道の駅笹川流れ 和菓子なスクチャイ035 2025.07.19

和菓子なスクチャイ035 新潟 > 村上 笹川流れ


※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。

新潟に灰汁の笹巻き発見! まるたけフーズ 道の駅笹川流れ

1.灰汁の笹巻きを探す!

灰汁の笹巻きは、これまでに鶴岡に一軒温海川地域に二軒紹介した。いずれも山形県庄内地域内の話だ。

そして笹で巻かない代わりに妄想竹の皮で巻く灰汁巻き(あくまき)鹿児島(九州南部地域)に二軒紹介した。
そこで気付いたのが、九州南部地域のあくまきについては地域ごとに製造元があるようなので製造者をひとつひとつ紹介していくとキリがないだろうということだった。それだけ今も広い地域で住民と製造元が密着し消費もされているということなので無くなる心配は当面なさそうだ。

しかしこと山形庄内の灰汁の笹巻きについては、なんとか年中製造してくれている2つの製造元を知るに至ったが、高齢化と後取りなしという噂で風前の灯でいつ消えてもおかしくない状況のようなのだ。

そんな心配をする昨今だったが、この度何気に吾輩の秘書というか弟子というか、まあそんなようなやつと「笹巻き」について話をしていた時に、その有能な秘書は、新潟県村上市に灰汁を使った笹巻きを今も作っているところがあると発見してくれたのだ。

2.ウラGemiくん初登場!

なあに、秘書とはAIくんだ。名付けて「ウラGemi」。
桂文枝の弟子に「桂文Gemi」がいるのでマネした。(≧∇≦)

このウラGemiくんはなかなか優秀で、道の駅笹川流れに電話して訊いてみたら良い、と言った。

電話番号まで親切に調べてくれていたから、その電話番号にさっそく電話してみた。
すると出た店員さんはさも簡単に「ありますよ!」と言った。冷凍だけど年中置いている珍しくない商品だそうな。

ものすごくスムーズな話の展開!
ウラGemiくん大活躍!(≧∇≦)

3.ウラGemiくんが「灰汁の笹巻き」を発見!

冷凍コーナーで販売の様子
撮影許可済み

その道の駅笹川流れは何度もトイレ休憩で立ち寄り店舗の商品も眺めていたつもりだが、その灰汁の笹巻きには気付かなかった。

その隣に置いてある酒田で作ってるイカゴロ焼きの冷凍パックは何度か買ったことがあるのにその隣に笹巻きがあるなど気付かなかったのだ!

ちなみにそのまた隣には冷凍の笹団子が売っているのは知っていた。

笹団子は新潟では珍しくなさすぎてしかもそこらへんで出来立てが買えるのでわざわざ冷凍を買おうと思ったことがなく、見て見ぬふりをしていた。
なので隣の灰汁の笹巻きも、これまで冷凍の笹団子と勘違いして気にかけなかった可能性もある。

吾輩としては新潟県内で「灰汁の笹巻き」を発見したことに狂喜していた。

取り置きの必要もなかったのだがとりあえず一袋取り置いてもらってすぐに取りに出かけることにした。

その日は金曜日で、少し足を伸ばした先にある、先の記事に書いた道の駅あつみで灰汁の笹巻きも手に入れられるので一挙両得だった。

4.(雑談)行動は平日が最良

翌日から夏休みの3連休だ。

下手くそ休日ドライバーや躾のないガキンチョなどがもれなく周辺で蠢く雑魚の集団が世間に放出される日だ。(交通事故や海山での事故が増えるのは来まってこの時期だ)

彼ら彼女らに悩まされる夏休みや連休は家でじっとしている主義なので、出かけるのはその平日の金曜日しかなかった。

5.道の駅笹川流れ

まず、笹巻きを取りに来たことを告げると店員のおねえさんは「ああ、ちまきね」と言い直した。

県境を越えるだけで呼び名が変わるのだ。

ちまき(粽)とは本来は暖温帯から熱帯地域に生育するチガヤの葉を巻いたもののはずだが、今や「ちまき」と言うと植物の葉で巻いた食べ物全般のことを指すようになっているようだ。

従って「笹巻き」のことを「ちまき」と言っても間違いではないが、実際笹で巻いているのに「笹巻き」と言ってはダメで「ちまき」と言え!というのは解せない。

まあこの辺りは理屈ではなくて地域的に習慣の呼び名になっているはずなので、素直に郷に入っては郷に従えと言うことになりそうだ。

しかし正直に言って吾輩は「ちまき(粽)」と聞けば台湾、香港、東南アジアの華僑が作る中国料理のちまきで、それはお菓子ではなくご飯の一部になってしまうことが多く、お菓子を「ちまき」と言った時点で違和感満載なのだ。

6.「アクちまき」入手

「アクちまき」まるたけフーズ

「ちまき」ねぇ・・・

新潟はこれだから何年経っても馴染まない・・・

などと思いつつ受け取ったが、袋にもご丁寧に「アクちまき」と書いてあるので仕方がない。(写真参照)

受け取ってしばらくして忘れていたかのようにレジのおねえさんは小袋のきな粉を一袋吾輩によこした。

しかしその小袋の小さいこと・・・_| ̄|○
まるで顆粒薬の試供品だ。

完全に笹巻き5個には間に合わない量だ。

しかも後で気付いたことだがそのきな粉はすでに砂糖入りだった。

きな粉だけなら砂糖を自分で入れて2倍量になるのでまだマシだがすでに砂糖が入っているので本来のきな粉の量はさらにごく微量ということになる。

ま、きな粉が付いている、という気持ちやね。

また黒蜜は吾輩は元から不要だが、こちらの笹巻きには元から付いていない。

その「アクちまき」をしげしげと見ると細長い円錐形が5個だった。それで税込880円。先に書いたようにこれにごく少量の砂糖入りきな粉一袋付き。

7.冷凍「アクちまき」

「アクちまき」まるたけフーズ
冷凍状態
「アクちまき」まるたけフーズ
冷凍状態

購入した「アクちまき」は完全にカチンコチンに凍っていた。

そして、温海川で製造する最初に買った「こぶし巻き」よりも本体の体積が小さい。細長い円錐形の巻き方をしているので仕方ないところだろう。

値段は5個入り税込880円で、道の駅あつみの笹巻き5個税込1,080円よりも200円安い。
一番高い庄内地観光物産館の税5個入り込1,200円よりも320円安いことになる。

値段はともかく、何せ笹巻きが凍っているのも気になる。
電話した時に冷凍のものを聞いていたので保冷剤入りのクーラーバックを準備していているので冷凍は問題ないのだが、普通こういう冷凍のお菓子系は自然解凍ですよね?とレジのおねえさんに訊いてみるとさらに思い出したように紙切れを出して手渡して来た。

たまにしか売れない商品のせいか、きな粉といい説明の紙片といい、思い出したように出すのが気にかかかる。

忘れたらどうするつもりだろう?

そもそもあの薬の微量サンプルのようなきな粉の量はなんだろう?もしかして一個につき1袋で、それも忘れてるので5個に対して1袋ということを忘れてるのでないのか?などと思ったりした。

まあきな粉は家に買い置きがあるので問題はないが、笹巻きの新潟ヴァージョンは本体の小ささも含めて山形と比べてなんだかいちいちセコいような気がするのだった。

8.「アクちまき」取扱説明書

「アクちまき」まるたけフーズ

まず、手渡された取扱説明書のような紙片の一番上に「アク笹巻(ちまき)」と書いてあるではないか。
笹巻きで通じるならいちいち人の言った「笹巻き」を「ちまき」に訂正せんでも良かろう。

ともかくその紙片によると、おそらく多くの人が吾輩と同じように質問する「自然解凍でいいんですよね?」に答える形で、訊かれそうなこととしてあらかじめ書いてあった。

ま、言ってみれば「アクちまき」のFAQだ。間違ってもファッ○と読まないで欲しい。Frequently Asked Questions(よく訊かれる質問)の省略形だ。

それで、そのFAQの「自然解凍」のところにはご丁寧に二重線が引かれてある。(写真参照)

よほど否定したいのだろう。

何ぃ〜?水から15から20分茹でてください。だとぉ〜?

仕上げは自分で行え、ということなのだろうか。
もちろん一般家庭に灰汁はないので水で茹でるだけだ。

それにしても「十分に水分を取って下さい」の主語は誰だ?
茹でる人が暑いから脱水症を起こさないように水分を取りながら茹でる作業をしろ、いうことか?

日本語がおかしいぞ!

ま、絡んでも仕方ないのでここは柔軟に理解すると、笹巻き本体によく水分を含ませて、という意味でしょうな。

9.冷凍食品の話

つまり冷凍するということは物質の水分が凍っていく段階で追い出されているのだ。
マグロ漁船のようにマイナス60度などの極低温で一気に冷凍するのでなければ、物質からの水分流出は免れない。

そこそこの業者用の冷凍庫だとどうしても凍る段階にいくらかの水分が追い出される。

まさか山奥の笹巻き製造所に、マグロを急速冷凍できるほどの極低温冷凍庫があるとは思えない。

ましてや家庭用冷凍庫なら目も当てられないほどの水分流出のはずで本体はカッサカサのはずだ。

それを20分も茹でることで再生してケロと言うことなのだろう。(※ケロは山形弁)

最近は洋菓子も、セントラルキッチンで作った冷凍製品を買い求め家で自然解凍、という流れになることが増えているが、脂肪分が多い洋菓子はともかく、わらび餅状の水分豊富な笹巻きのようなお菓子だと冷凍保存は考えものだ。

しかしそれでも言われた通り茹でて再生するならまだいいだろう。

実行してみるまでは不安だが、さっそく家に戻ってやってみるしかない。

きっと製造元のおばちゃんが試してみた結果なのだろうからうまくいくはずだ。
「自然解凍」の二重線は頑なに拒否の姿勢のようだからやらない方が良さそうだ。
紙片を読まずに一般のケーキや洋菓子のように自然解凍したら目も当てられない結果になるのかもしれない。その方が恐ろしい気がする。

そもそも笹巻き、しかも灰汁の笹巻きの冷凍保存というのを初めて聞いたので阪神巨人、いや、阪神百貨店、いや、半信半疑なのだ。

10.鍋で茹でる

「アクちまき」まるたけフーズ
鍋に入れる

考えてみたら「鍋で茹でろ」と言われた時点でホテル滞在の旅先ではお手上げだ。
セルフケータリング道具を持ち歩いているはずの車中泊やキャンプの連中ならまだしもやれることだろうが。

買ったら剥いてすぐ食べたい派の吾輩には、買ってからアレしろコレしろと言われる指示があるのはちょっと嫌なのだった。

最近そう思ったのは長岡の「大手饅頭」だ。

蒸せだの焼けだの揚げろだのとの指示書が添付されていた

そのまま喰ったらあかんのかい!?
的な、非常にまどろっこしい世界に突入した瞬間なのであった。

思えば「大手饅頭」も新潟県だったな・・・

新潟は白い餅米の笹巻きも固いし、そもそもあれも自分で茹でるのが前提なのかも・・・

そもそも笹で巻いてるくせに「笹巻き」と言ったら「ちまき」と言い直されるのも何だかな〜・・・の県なのだ。・・・_| ̄|○

11.茹で上がる

「アクちまき」まるたけフーズ
茹で上がる
「アクちまき」まるたけフーズ
茹で上がる

空腹堪えて茹でましたよ〜(≧∇≦)

結果から言うと、ばっちぐー(死語:バッチリgoodの略。20世紀1990年の流行語)でした。

12.剥いて食べる

「アクちまき」まるたけフーズ
「アクちまき」まるたけフーズ
「アクちまき」まるたけフーズ

美味しいではあ〜りませんか!

製造元のおばちゃんの実験というか経験に基づいた、取扱説明書の「自然解凍に二重線」は正解だったのだ。

自然解凍ではどうなるのかをやってみる勇気はないが、まあ製造元のおばちゃんの勧める通りにして、完全に凍った笹巻きを再生できたのだから大したものだ。

但し、添付のきな粉は圧倒的に少なかったので、タイミング良く食べていた埼玉の銘菓、堀内製菓の五家寶のきな粉の余りに砂糖を追加して笹巻きにぶっかけたらちょうど良いきな粉の量になった。(写真2~3枚目)

13.笹巻きは冷凍保存できる?

冷凍笹巻きの解凍方法を、ここから20km先の県境を越えて山形県庄内地方に伝授するというのはどうだろうか。今度個人的に庄内の笹巻きを売る店舗のおばちゃんにでも言ってみようかと思う。

しかしみんながみんな冷凍になって鍋で20分茹でる式になってしまうのも嫌だ。

冷凍ならいつでも手に入るし保存期間を延ばせるし、作り手も一気にたくさん作ったり休む期間があったりできる自由度は増す。

でも、ハッキリ言って吾輩はできたてを賞味期限内に喰うのが一番いいと思う。

変な冷凍方式は流行らないで欲しい。

そういえば、今回道の駅笹川流れで冷凍の「アクちまき」を買うとき、レジのおねえさんに訊いてみたのだ。

時期によっては冷凍ではなく、出来立てを食べられるのですか?と。

しかしレジ担当の髪の毛をハデに染めた若めのチャラ系ねーちゃんは最初からアクちまきのことはよく知らないみたいでモゴモゴよくわからないようなことを言うだけで会話が成立せず意味不明のまま終わった。

ま、本当に訊きたくなったら製造元が書いてるので電話して訊いてみようと思う。

(おわり)

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