さなづら 菓子舗栄太楼 秋田市 和菓子なスクチャイ267 2026.01.25
和菓子なスクチャイ267 秋田県 > 秋田市
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
さなづら 菓子舗栄太楼 秋田市


1.山形の「のし梅」に似てる
山形の「のし梅比較」で火がついて、よく似たお菓子が売っていたら自然に手が伸びるようになった。
・・・ということで、秋田駅の改札口を出た脇におる「秋田犬の肛門様」を皆で拝んだ後・・・



吾輩は駅の売店NewDaysでこれを買ったのだった。
大人の休日倶楽部パスを利用していたのでそれを見せて10%引きということで、
税込1,300-(10%)130=1,170(円)で買った。
小さいのが8枚入りでこのお値段とはなかなかいい値段ですな。
ちなみに山形の「山ぶどう」は同じくらいの大きさのが8枚入りで税込648円だった。
この2倍くらいの値段の違いは何やねん!?
と、にわかに暴れたくもなってきたのだった。
2.食べた




日持ちのするお菓子だったのでのんびりと後日家で食べたのだが、山形の山ぶどうの延したやつ「山ぶどう」と大きさも味もそっくりであった。
外観的特徴では、山形の「山ぶどう」が竹の皮で挟まっていたが、こちらの秋田の「さなづら」は厚紙だ。
しかし秋田の「さなづら」には包みひとつひとつの中に爪楊枝というかヘラというのかが入っていた。
何もかもが同じなら安い山形の「山ぶどう」を買った方がいいということになるが、秋田のこの「さなづら」は素材も何かが違うのかもしれない。
山形の「山ぶどう」と同時に食べたわけではないから微妙な味までは比較できないのだが、ひと口目は、記憶の「山ぶどう」とこの「さなづら」はほぼ同じように感じた。
しかし強いて言うならばこの「さなづら」の方がぶどうの風味濃厚で、ぶどうらしい酸味もあって山ぶどうの特徴が山形の「山ぶどう」よりも濃厚に現れているようにも感じた。
まあこれはあくまでも記憶に基づく比較で違っているかもしれないので参考までの話だ。
2倍くらい高いから2倍くらい美味しく感じないと「損」だとのバイアス(偏見、先入観、思い込み)が働いているのかもしれないのだ。
3.菓子舗 栄太楼
菓子舗栄太楼は明治16年(1883年)に秋田市の中心部で創業した140年以上の歴史を誇る秋田を代表する老舗だ。
秋田藩主佐竹公の城下町として栄えた秋田市で、茶道文化とともに歩んできた。
創業以来、地元の素材を活かした菓子作りに定評があり、秋田県民にとっては「お祝い事や手土産といえば栄太楼」と言われるほど信頼の厚いお店だ。
4.「さなづら」
「さなづら」は昭和32年(1957年)に誕生した。
秋田の豊かな自然を象徴する「山ぶどう」を使い、他にない新しい銘菓を作りたいという情熱から生まれた。
「さなづら」という独特な響きの名前には秋田の古い言葉が隠されている。
「さなづら」とは秋田の方言で「山ぶどう」のことを指す。
さらに遡ると万葉集などの古語で「さな葛(さなづら)」という言葉があり、古くから日本の山野に自生していた野生のぶどうの類を指していた。
この美しい響きをそのまま商品名に冠したところに老舗の気品が感じられる。
5.「さなづら」の美味しさの秘密
秋田の深い山々で採れる天然の山ぶどうを絞り、じっくりと煮詰めてゼリー状(寒天菓子)に仕上げている。
栽培されているぶどうに比べ山ぶどうは酸味と渋みが強く、その分アントシアニンなどの抗酸化物質も豊富だ。
濃い紫色は着色料ではなくぶどうそのものの色だ。
職人技で1枚1枚薄い板状に仕上げることで、口に含んだときに体温でゆっくりと溶け、山ぶどうの芳醇な香りが口いっぱいに広がるよう計算されているとのことだ。
6.栄太楼の他の看板商品
栄太楼といえば「さなづら」が有名だが、他にも調べたら秋田らしいお菓子がある。
さなづら紫(ゆかり)
「さなづら」のゼリーを葛に練り込み、中に白餡を入れた生菓子風のもの。
おなごり餅
青森との県境近く、大館市の「おなごりフェスティバル」にちなんだ、柔らかい求肥のお餅。
(おわり)
