潮音堂(ちょうおんどう)つるおか菓子処木村屋 山形鶴岡 和菓子なスクチャイ057 2025.06.18
和菓子なスクチャイ057 山形 > 鶴岡
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
潮音堂(ちょうおんどう)つるおか菓子処木村屋 山形鶴岡




1.鶴岡木村屋シリーズ第3話「潮音堂」
鶴岡木村屋シリーズとして第1番目が「酒種あんぱん」、第2番目が「古鏡」だったが、今回は第3番目として「潮音堂」だ。
同じお店の商品を連続で取り上げるというのはそれだけ気になるおいしそうなお菓子を見つけたから、ということだ。
今回の「潮音堂」は、「古鏡」と並ぶ鶴岡木村屋の看板商品かもしれない。
この「潮音堂」は鶴岡の庄内観光物産館で購入。税込648円。(2025/06/18)
なお、前々回に書いた鶴岡駅の木村屋直営店でも「古鏡」と「潮音堂」が売っているのを見たので鶴岡駅でも買える。
2.「潮音堂」の形態と食べ方

「潮音堂」は見るからに手の込んだ上品でオシャレな和菓子で、下が小豆餡を固めた羊羹で上が鮮やかな緑色の餡しぐれだ。
緑色が合成着色料というのが残念だが見た目は良い。
竿状になっているので羊羹のように切って食べることになる。
すなわち出先のおやつとして気軽に食べるのではなくテーブルに落ち着いて切って皿に載せていただくのが良いと思う。
しかしながら甘党の5代目三遊亭圓楽さん(馬の顔の圓楽さん)が羊羹を食べる時のように包みをめくるだけで竿のままかじって食べるのもありかもしれないと思った。
体もでかかった5代目圓楽さんが楽屋でそのように羊羹をかじって食べている姿はさぞかし豪快だったそうな。
吾輩もたまに5代目圓楽さんを真似て羊羹を竿のままかじって食べることがあるが、それはホールケーキをひとりで占有して黙々と食べるのに似ているかもしれない。
ちなみに吾輩はホールケーキの占有喰いもたまにやっている。
子供のときに皆がだいたい夢見る食べ方のようだが、実際に大人なってからやる人おる?
ハイ。ここにおる。(≧∇≦)
そう考えると「潮音堂」もいちいちテーブルで切って皿に載せるのではなく単純に袋を破って中身を迫り出させてそのままかじって食べたって良いじゃないか、ということになる。
誰にも分けずにひとりで食べるならそれで何も問題は起きなさそうだ。
3.潮音堂の書
ちなみに「潮音堂」の文字はもともと中国宋時代に無準禅師という名僧が書いた書で当初は京都の東福寺の普門院の額字であったらしい。
その後に小堀遠州が所持し、あるとき小堀遠州の茶会に招かれた庄内藩初代藩主酒井忠勝がこの書を見て感銘し一文字一千両、つまり3文字なので三千両で譲り受けたとのことだ。
現在は鶴岡市の到道(ちどう)博物館がその書を保管していて国の重要文化財に指定されており禅宗墨跡中の王座に位する書といわれている。
鶴岡木村屋は庄内藩酒井家の子孫にあたる酒井様のご好意をもって現在までこのお菓子に「潮音堂」の名前を使わせてもらっているとのことだ。
(参考:「潮音堂」の公式サイト)
(おわり)
