高市政権と維新連立、“正しさ”の裏にある危うい発想
第104代内閣総理大臣として
選出された高市早苗氏。
女性初の首相誕生。
「強い日本をつくる」というスローガン。
そんな高市政権は、
日本維新の会と連立政権について
合意文書に署名しています。
でも私は、この組み合わせに
強い違和感を覚えています。
維新の正体は「削る政治」
維新は、「身を切る改革」「小さな政府」を
掲げてきました。
政治家が身を削り、税金のムダをなくす——
いかにも正義のように聞こえます。
けれど、これは根っこから誤った
お金の考え方に立っているんです。
「税金=財源」はまちがい
多くの政治家がこう信じています。
「税金を集めて、それを財源に使う」
でも、国は家計と違います。
政府は、お金を発行できる
唯一の存在。
つまり——
家計のように「稼いでから使う」ではなく、
「使ってから回収する」のが
政府のお金の仕組みです。
まずお金を社会に流して、
あとで税金で回収してバランスを取る。
税は、景気の自動安定化装置であり、
「税金=財源」というのは間違いです。
詳しくはこちらのシリーズをお読みください。
時間のない方は第10回だけでも!
それを理解しないまま
「政府は節約を」「身を切る改革を」
と言い続けると、
社会全体が冷えていくんです。
節約の政治は、血の巡りを止める
お金は血液のようなもの。
血が体に巡らなければ、人は弱ります。
国も同じ。
政府が出し惜しみすれば、
企業の売上も、私たちの給料も減る。
30年かけて日本が失ったもの——
それは“お金の流れ”でした。
「赤字は悪」と言って血の流れを止め、
「節約こそ正義」と言って体を冷やしてきた。

それが「失われた30年」の正体です。
大阪が見せた“効率化”の末路
維新の本拠地・大阪では、
行政の効率化を掲げて
保健所や市役所の人員を減らしました。
その結果、コロナ給付金が
全国で最も遅れた。
人も余力も足りなかった。
危機のときに動ける人がいない政治。
それが「小さな政府」の現実でした。
高市×維新の連立が怖い理由
高市総理は「強い日本を取り戻す」と言います。
でも、維新と手を組むなら、
“強い”ではなく“冷たい”日本になる。
税を財源と考え、
支出を悪とみなす限り、
政府は血を送らない。
そして、困ったときに一番苦しむのは
いつだって生活者なんです。
もちろん、高市総理はAIや国防にも
投資すると言っています。
でも、それは手や足にだけ
血を送っているようなもの。
体全体に血を巡らせなければ、
国は動かない。
削る政治より、流す政治を
「身を切る改革」ではなく、
「血を通わせる政治」へ。

税金は財源じゃない。お金は、流してこそ生きる。
だから私は警告します。維新は危ない。
高市政権も、慎重に見なければならない。
政治の節約は、暮らしの貧しさにつながる。
削ることを誇る時代を、
そろそろ終わりにしませんか。
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