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一人で踊るタンゴ

「タンゴを踊るには二人必要(It takes two to tango =物事は一人ではできない)」ということわざもあるくらいだから、アルゼンチンタンゴを踊る時は二人が基本。でも、競技では三人以上のグループで踊る種目もあるし、サルサなどでは一人で踊るソロが競技会で人気という話もあるし、ということで、タンゴでもソロがあっても理屈としてはおかしくはない。
(タイトル画像 from Otros Aires Tango Xalapa

タンゴショーで、若いミロンゲーロがダンスの練習をしているシーンなど、ダンサーが一人でタンゴを踊ることは時々あるけれど、競技会でソロっていうのはまだみたことがないなー、と思っていたらこういうビデオをみつけちゃいました。

映像はカザフスタンのアスタナ、AstanaGrandCup2024 のタンゴ・バー部門の様子です(Alexey Sobolev、コーカサス、中央アジアのタンゴ界の様子がよくわかる映像をいつもありがとう!)。「バー」は bar 🍸ではなくバレエ・バー(barre)の方。パートナーのかわりにバーを相手に一人でタンゴを踊る、というカテゴリーのようです。フロアのセンターで踊るソロとは少し違うけれど、フォロワーにとっては案外身近なフォーマットかも(バレエ・バーや椅子、キッチンカウンターなんかを相手に踊ってる時間の方が、生身のリーダーと踊ってる時間より長いかもなワタシたち)。有名マエストラたちがネットにあげている動画にも、ほれぼれするようなバー練習のものが多いですしね~。

このバー・カテゴリーが将来ムンディアルタンゴ世界選手権に取り上げられるかは?ですが、もし取り上げられたとしたら、初代チャンピオンは、きっとこの人👇。

いや~、このコントロールとキレ、それよりなによりガツンとアピールするダンスと存在感。フォローの極北って感じで、もう大変ですよ Cristian Cerezo。世界中のタンゴフェスティバルに引っ張りだこ、どこでもぶっちぎりダンスで唖然とさせられるけど、バーでの動きも異次元。このビデオはメキシコのハラパ を拠点にする Jacobo  Amaro の Otros Aires Tango インタビューシリーズの一本です(余談ですが、トウガラシ🌶️のハラペーニョはハラパのトウガラシの意味だそうです)。 Jacobo の質問に答えて、「そうだね、ひょっとしたら近い将来ムンディアルに再挑戦するかもね」という Cristianですが、エントリーはフォロワーで? それともリーダーで? タンゴになじみのない人も一目で虜にしてしまう、ある意味タンゴを越えたコロンビアの大ダンサー、いまさらタイトルなんていらないんじゃないですかぁ?😅。

下のビデオは、これもアスタナから。Cristian と、同じくコロンビアを代表する Valentin Arias Delgado(ムンディアル2020年ステージ部門のチャンピオン)の「五分と五分mano a mano」ってこーゆーことか、なダンスをどうぞ🌹

©Rico Unno, 2026, CC BY-ND


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