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おうち英語|娘が「ピニャータは誕生日にやるもの」だと思っていた話

娘の誕生日が近づいてきたので、今日は我が家の“誕生日恒例行事”になっていたピニャータの話を書いてみる。

海外の誕生日動画を見ていると、たびたび登場するピニャータ。
小さい頃から英語の動画を見て育った娘にとっては、
「誕生日にはピニャータをやるもの」 というのが完全に当たり前だった。

英語の動画を見せるだけ見せておいて、
「でもうちはやりません」は、なんか違う気がして。
それなら、と我が家でもピニャータをやってあげることにした。

当時は今ほど市販のピニャータがなく、あってもなかなかのお値段。
「叩き割るものに高額は出せない!」ということで、
ネットで作り方を調べ、毎年手作りするスタイル が我が家の恒例になった。

初代ピニャータは“ばいきんまん”

最初のピニャータは、丸くて悪役で叩きやすそうな「ばいきんまん」。

ビーチボールに洗濯のりで新聞紙を貼り、
その上から和紙を重ね、
色を塗ってニスを塗って、完成。

初めてにしては見た目は完璧だった。
ただひとつ問題があった。

固すぎて割れない。

新聞紙 → 和紙 → ニス、と丁寧に重ねすぎた結果、
とんでもなく頑丈な球体が誕生してしまった。

誕生日当日、ピニャータの歌を歌いながら楽しく始めたものの、
小さな娘の「ペコッ、パコッ」という可愛い叩き方ではびくともしない。
途中から大人も参戦し、掛け声は
「いけ!」「おりゃ!」
完全に何か違うイベントになっていた。

さらに追い打ちをかけたのが、6月の湿度。
紙が湿気を吸って強度が謎の方向に上がり、
思い描いていた“パカッ”どころか、ヒビすら入らない。

最終的にはカッターナイフで切り込みを入れ、
ようやくお菓子がザザーッと出てきた時には、
家族全員がホッとしたのを覚えている。

まったく割れなかった初代ピニャータ

失敗からの進化。毎年手作りしたピニャータたち

翌年は「洗濯のりは固すぎる!」と学び、
小麦粉糊にした年や米のとぎ汁糊にした年も。
現在は、とぎ汁に小麦粉を混ぜる形に落ち着いている。
新聞紙 → 和紙 → 色塗りの工程も安定してきた。

より簡単に作れるようにと、
ツムツムの丸いデザインを参考にしつつ
ピニャータの絵柄は基本的に悪役にしていた。

叩き割るのだから、どうせなら悪役の方が気兼ねがない。
ばいきんまん、ドキンちゃんに始まり、
マレフィセント、ジャファー。
ところが年数を重ねるうちに悪役縛りが苦しくなり
気づけばスパイダーマンやキャプテン・アメリカが登場。
見た目が悪役っぽいから、という母のむちゃくちゃな解釈である(笑)

最初は一緒に作っていた娘も、
ある年からは“サプライズ方式”に切り替え。
誕生日当日にお披露目するスタイルになった。

「今年のピニャータは何かな?」
娘は誕生日プレゼントと同じくらい、ピニャータを楽しみにしていた。

お菓子を入れすぎて、叩いた瞬間に重さに耐えきれず
ボトッ と落ちた年もある。
それも含めて、全部が楽しい思い出だ。

 “Make a Wish”と、毎年のキャラケーキ問題

ピニャータだけでなく、
誕生日ケーキの時に Make a Wish をするのも、
娘にとっては当たり前の儀式だった。

私自身にはそんな習慣はなかったけれど、
英語動画で見てきた娘にとっては自然なことだったのだろう。

ちなみに毎年キャラクターケーキを頼んでいたのだが、
ケーキ屋さんには毎回
「これ何のキャラクターですか?」
と聞かれるのが恒例だった。

まだ日本でPeppa Pigが知られていない頃に、
変わったブタのイラストを頼んだり、
ShopkinsやL.O.L. Surprise!のキャラクター、
ロシア発アニメ『The Fixies』の絵柄を頼んだこともある。

どれも当時の日本ではあまり知られていないキャラクターばかりだった。
毎年、マニアックな注文でずいぶん困惑させてきた。

ちなみに高校生になった今年は、キャラクターケーキではなく
「センイルケーキ」(最近流行りの韓国風ケーキ)を希望。
どうやら女子高生の間では人気らしい。
ただ、いつものケーキ屋さんで対応してもらえるのかは謎である。

中学生まで続いた“我が家の文化”

気づけば、娘が中学生になるまで続いたピニャータ文化。
高校生になった時点で、さすがにもういいかなと思い、
昨年は初めて作らなかった。

すると娘が一言。

「あれ?ピニャータは?」

中学生まで続けたから十分だろうと思っていたけれど、
どうやら本人はそう思っていなかったらしい。

さて、今年はどうしよう。
材料はまだ家にたっぷりある。
そんなことを考え始めている時点で、もう結果は決まったようなものかもしれない。

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