Photo by
shino_jun_love
【アマノ文筆クラブ】ハラハラするんですけど|エッセイ
タイトル: ハラハラするんですけど
本を読むとき、私はタイトルに弱い。
面白そうなタイトルを見つけると、「これはどんな話なんだろう」と期待が膨らむ。
逆に、少し不穏なタイトルだと、ページを開く前から心がそわそわしてしまう。
最近は、タイトルを見ただけでハラハラすることが増えた。
「最後の〇〇」
「もう戻れない」
「消えた△△」
たった数文字なのに、想像力は勝手に走り出す。
中身を読む前から、自分の頭の中で物語が始まっているのだ。
考えてみれば、タイトルは玄関のようなものかもしれない。
立派な玄関なら、中も見てみたくなる。
少し古びた玄関なら、「どんな人が住んでいるんだろう」と気になる。
どんなに素敵な家でも、玄関を通らなければ中には入れない。
文章も同じなのだと思う。
だから私は、タイトルを考える時間が意外と好きだ。
「これなら読んでみたい。」
そんな一言を探して、ああでもない、こうでもないと悩む。
そして、やっと決めたタイトルを眺めながら、今度は別の意味でハラハラする。
「これで本当に良かったかな?」
結局、最後まで答えは分からない。
それでも、読んでくれた誰かがタイトルに足を止めてくれたなら、そのハラハラは報われる。
今日も私は、作品を書く前に、タイトルとにらめっこをしている。
了

*下記企画に参加させて頂きました*
☆次の作品はこちらです↓↓↓
前回の作品はこちらです↓↓↓
最後までお読みくださり、ありがとうございます😊すず
いいなと思ったら応援しよう!
読んで下さりありがとうございます!励みになります!