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レンタカーなしの佐渡島を攻略してきた①【電車旅】【オール公共交通機関】

はじめに

私は車の運転をしない。
免許は持っているがペーパードライバーである。
それでも、公共交通機関を駆使して日本国内を旅行してきた。未宿泊の都道府県は福井県だけだ。
観光したいと思った場所には電車とバスと徒歩を組み合わせてどこでも行ってきたし、タイムスケジュールを組むのも好きだ。
むしろ、よく車なしでここまで辿り着けたよな〜と誇りに思っているまである。

なので、新潟港から佐渡島の両津港に着いて、同じジェットフォイルに乗ってきた客の99%が最寄りのレンタカー屋さんに吸い込まれていくのを横目に、私は両津港バスターミナルでバスを待つ。

陸地だ!!!

鳥が好きなのでトキは外せなかった

最初に行った観光スポットは、トキの森公園である。

トキは、かつては日本全国にいた野鳥だが、狩猟されたり生活環境が変わったりして、2000年頃に日本固有のトキは絶滅してしまった。
その後、中国からトキの贈呈を受け、佐渡島の施設で飼育・繁殖を行い、今は毎年放鳥され、野生のトキが、たぶん、増えているのだろう。
どこで定着したイメージか分からないが、私も、佐渡島=トキのイメージがある。是非見てみたい。

トキの森公園は、飼育されているトキを間近で観察できるということで、野生のトキを探す時間がない観光客向けの施設だ。

ただ、車がない人にとっては、アクセスがかなり悪いと言わざるを得ない。
バスを使っても両津港から30分程度で来られるのだが、トキの森公園に行くバスは本数が《《《かなり》》》限られる。

佐渡島を一泊二日かけてバスで回って分かったことなのだが、佐渡島のバスは基本的に地元住民向けの乗り物である。
佐渡島は、沖縄本島の次に大きい島であり、5万人程度の住民がいる。観光客向けのホテルと金山があるだけでなく、商店街があり、カフェがあり、住宅街があり、学校がある(高校も2つある!)。
佐渡島のバスは、地元住民の足であり、決して観光客のための移動手段ではない・・・と、この一泊二日の間に理解した。
※なお、観光客向けに、1dayパスや2dayパスを販売している。お得なので、バスで佐渡島を回る人は使ってほしい。

商店街で見つけた看板

さて、話をトキの森公園に戻す。

佐渡島の中心部に二本の大きい道路があり、そこを通るバスは多いのだが、トキの森公園は、その二本の道路を結ぶ脇道の中央付近に位置している。
要は、幹線道路を外れてトキの森公園に行ってくれるバスは非常に少ない。
幹線道路にあるバス停からだと、徒歩40分・・・

私が乗ったジェットフォイルの到着時間だと、①両津港で1時間程度時間を潰して30分バスに乗車するか、②両津港に着いてすぐ来るバスに1時間程度揺られて大きめのバスターミナル(佐和田バスターミナルという)に行き、バスを乗り換えて40分程度でトキの森公園に到着するかの二択であった。
普通に考えると、両津港でカフェに入るなどして時間を潰した方が良さそうだが、私は佐和田バスターミナルに行ってみることにした。

両津港から乗ったバスは幹線道路をすいすい進む。信号はあまりない。
途中、いい具合にさびれた商店街を通り、学校らしき建物も見えた。バス停の200mほど手前で、必死にバスと並走する小学生を見かけたが、流石に距離が遠すぎたのか、運転手も待たなかった。
廃屋があるかと思えば、美しいガーデン付きの新しい家もある。
ちいかわのでかいぬいぐるみを鞄にぶら下げた高校生が乗ってきたりもする。

佐渡島の生活をなんとなく感じながら、佐和田バスターミナルで下車。
少しの待ち時間があったので、併設されている伊勢丹(!)に入ってみた。
両津港の土産物を売っている売店と変わらない広さだが、デパートで見かけるタオルが売っていたり、涼しげな水羊羹が箱に並んで置いてあったりした。佐渡島のおじいちゃんおばあちゃんは、ここでお菓子を買って本州の家族に贈るんだろうな。

佐和田バスターミナルで乗り換えて、無事にトキの森公園に着いた。

外部の人間が立ち入れる範囲は広くはない。
メイン施設は「トキふれあいプラザ」だ。
ここは、トキが飼育されているドームに隣接した二階建ての施設で、窓からトキの様子を観察することができる。

私が訪れた際には、2羽のトキがいた。
窓ガラスがマジックミラーになっていて、こちら側からはトキが見えるが、トキの方からはこちらが見えないようになっているらしい。それで、近くまで来てくれるようだ。
私が見ている間にも、トキが近くの餌場で餌をついばんだり、水を飲んだりしてくれた。

くちばしが長いんだなあ

ソフトクリームを食べることすらままならない

帰りのバスまで時間があったので、入口付近の売店でソフトクリームを食べることに。

佐渡島らしいフレーバーでは、枝豆(新潟は日本有数の枝豆の産地!)と、佐渡島産レモンを使用した塩レモンがあった。
塩レモンソフトクリームを食べることにしたのたが、想像したような味とは少し違い、甘さや酸っぱさというより、レモンの苦味がはっきりと残っている。「レモン食べてる」感が強い。美味しい。

今回の旅は一人旅ではなく、旅の道連れがいたのだが、その道連れに対して「苦味があって美味しいね! 本当に美味しいね! 感動した! これはここでしか食べられないよね! これにして良かった!」などと大声で感想を言ってしまい、近くで枝豆ソフトを食べていたお客さんに微妙な顔をさせてしまった。ごめんなさい。

トキのポスト

【あやめ】ではなく【あめや】の桟橋

時刻は午後3時頃。
灼熱の太陽に焼かれながら、海に行ってみた。
目的は、海に向かって伸びる様子が美しい、「あめやの桟橋」だ。
佐和田バスターミナルにほど近い、商店街の途中のバス停で降りて徒歩5分程度。

旅の道連れに撮ってもらった写真

この辺りは海水浴場のようだ。水着で海に飛び込む人たちもいた。
事前情報によれば、この桟橋は写真撮影の待機列ができるほど人気のスポットらしいが、この日は先客はいなかった。

懐かしい感じのする海の家

途中で現れた女性二人組に頼まれてiPhoneで写真を撮ってあげたのだが、見事な逆光であった。
しかし、女性たちは笑顔でお礼を言ってくれて、代わりに私の写真も撮ってくれるという。
私の写真があってもな・・・と思いつつもiPhoneを渡すと、何やら設定をいじってくれたのか、顔がはっきりと映った、色味がトロピカルな写真が生成されて返ってきた。
あまりに驚いたので、「その設定でもう一回取りますよ!」と申し出て、撮影をやり直させてもらったものの、なぜかうまくいかず・・・教えてもらったとおりに操作したはずなのに・・・
結局、女性たちの時間を浪費させて終わってしまった。
女性たちはそんな私の体たらくにも笑顔でお礼を言ってくれた。彼女らに幸あれ。

私が去った後にも人が来た
海水浴の人々

続くよ

桟橋で技術の差に打ちのめされた後は、ホテルに行くだけである。
ホテルの様子は別の記事に詳しくまとめてみた。
佐渡島は翌日に続く。


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※↓絶景の秘境駅・奥大井湖上駅にオール公共交通機関で行った話。

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