【夏の一人旅2025】只見線に乗って久々の一人温泉宿に行く・第3話。念願の只見線!編【#電車旅】
ちゃんと続いている
この記事は第3話である。ついに只見線に乗車したという話をする。
只見線に乗る前に越後妻有里山現代美術館MonETに行った話が第1話、日本海に夕日が沈むエモい景色が見える電車で女子高生に囲まれた話が第2話である。
北越急行ほくほく線から、行くはずだったまつだい「能舞台」をチラ見する
朝9時頃、直江津駅からほくほく線に乗車して、広大な田んぼの真ん中を突き進む。

途中、因縁の「まつだい駅」を通る。
第2話で書いたことをダイジェストでお伝えすると、当初の予定では、まつだい駅で途中下車し、「能舞台」という施設でアート作品を鑑賞する予定だったが、昨日調べたらこの日は定休日だと分かったのであった。
まつだい駅付近で目を凝らしていると・・・


若干アートを感じた。
いつかお金を落とすので今日は電車の窓から見てしまうことを許してください。
さて、今日最初の乗り換えは六日町駅(新潟県)。
次の電車まで50分程度あるので、一旦駅舎を出ることにした。
空気が美味しい。
駅から徒歩2分のカフェで小休止。
めちゃくちゃオシャレ空間だった。

小出駅で2時間過ごす
六日町駅から小出駅まではすぐである。
私が乗る予定の只見線の出発は13:12で、小出駅に着いたのは11時頃。
駅の改札で切符をチェックしてくれた駅員のおじいちゃんに「次の只見線どのくらい混むと思いますか?」という質問をして困らせてしまった。
どのくらい混むかなんて相手が何を望んでいるかによってレベルが異なる概念だし(座れればいいのか、どちら側に座りたいとかいう希望があるのか、などなど)、混まないと言って実際に混んでたらクレームに繋がりそうだし、まあ難しい質問だ。そりゃ困るわな・・・
どれくらい混むか、ではなく、出発の何分くらい前から電車に乗れるか聞けば良かったかな?などと考えながら、小出駅付近でランチできるお店を探す。
小出橋という名前の大きな橋を渡って中心部へ。

遊漁の民が川の中を歩いていく。次の漁場を求めているのだろうか。
こちらのお店でランチにすることにした。
お昼休みには早い時間。カウンター席に通してもらう。
壁を見ると、ランチチケットの綴りがいくつも吊り下げられている。この辺りで働いている人たちが日常的にランチに来るお店なのだろう。
シーフードドリアと、奮発してグレープフルーツジュースも付けた。
たぶんご夫婦でやってるお店なのだろう。旦那さんが調理で、奥さんがホールといったところか。
注文されてから作っていることが明らかな提供スピード。こちらの持ち時間は2時間なのでむしろ有り難い。
出てきたのがこちら。ドリアのお皿が大きい!

アツアツだったので冷ましながら少しずついただく。
後から出てきたグレープフルーツジュースは生搾りで、お店の奥さんがスプーンで種をさささっと取ってからの提供。もちろん果肉もたくさん入っている。
飲んでみると、果物の甘さと爽やかさをダイレクトに感じる。これはもうジュースというか、グレープフルーツそのものだ!
食べ終わりかけの時に、お店の奥さんから耳打ちされる。
「この紙ナプキンで押さえたらテカリが取れるわよ!」
自前であぶらとり紙持ってたんだけどね。
あまりにも顔の脂が出過ぎていたようだ。
言われた通りに額を押さえておいた。このお店に幸あれ。

そんなこんなで、小出駅で2時間過ごすのはそこまで難しくなかった。
ついに只見線に乗車!
小出駅のホームに行ってみると、私が乗る予定の車両がもう待っていた。

ホームのベンチでポツンと待っていると、発車時刻の20分前くらいに運転手さんが来て、乗っていいよと声を掛けてくれた。
一番乗りだ!

2×2の4席のボックスシートに座り、発車時刻を待つ。
小出駅の待合室には10人くらいの人がいたが、彼らのほとんどは長岡行きの電車に乗って行ってしまった。
その長岡行きの電車というのが、東京方面から新幹線で来ると乗り換え的にちょうどいい電車(浦佐駅が新幹線停車駅で、そこから上越線に乗って来る人が多い)だったのだが・・・
・・・(ほとんど)誰も乗ってこない!
結局、発車時刻になっても只見線はガラガラで、1人で4席のボックスシートを占領していても特に問題ない状況だった。
うん、そりゃ小出駅の駅員さんも混雑具合を聞かれても困るよな。全然混んでないのだもの。
混んでないとはいえ、乗客のほとんどは秘境のローカル線を楽しみにしてきた観光客だ。ボックスシートでお弁当を広げたり、大きなカメラを下げたり、それぞれの楽しみ方が見られる。
私も座席に深く腰掛け、心地よい揺れに身を任せていく。
小出駅から大白川駅までが新潟県、それ以降が福島県だ。
乗ってからしばらくは、「右側をご覧ください。●●山の勇姿がご覧になれます」みたいなアナウンスが流れていたのだが、途中からなくなってしまった。もしかして新潟県と福島県って仲悪いんだろうか・・・
アナウンス、絶対にあった方がいいと思うのだが・・・

さて、只見線といえば、なんといっても絶景が目玉だ。
しかも、「山の中や橋梁を走り抜ける電車」を離れたビュースポットから見るという絶景と、車窓から景色を見るという絶景の2種類の楽しみ方がある。
公式サイトにもこんなに細かく絶景ポイントが紹介されているくらいだから、相当の自信が見られる。
公式サイト上では車窓からの絶景ポイントのピンが全部、(小出駅→会津若松駅方向の電車に乗る場合で)進行方向左側に刺さっているように見えるが、実際には全然バラバラなので要注意。
真剣に全ての絶景ポイントを見ようと思ったら、Google mapでそれらしきもの(川とか施設とか)の場所を確かめ、それがどちら側に来るのかを確認した方がいい。
そういう意味でも、どちら側に何が見えるのかアナウンスが欲しいところだ。


当然のことかもしれないが、窓ガラスには細かい傷が無数についていて、車窓からの絶景を写真に収めるのは難しかった。
私が乗った電車は、1両目が新しい車両で2両目が古い車両というハイブリッドである。新しい車両の方は、窓自体は綺麗なのだが、偏光フィルムみたいなのが貼ってあって、色が綺麗に映らなかった(古い車両の方は窓にカーテンが付いている)。
私は古い方の車両に乗って、窓ガラスの傷と戦いながら景色を眺めていた。

それにしても只見線沿線には「ようこそ」みたいな貼り紙をしている家も多いし、わざわざ通過時刻に合わせてベランダに出て手を振っていると思われる人がいたり、とにかく地元住民の愛を感じる。

そういう沿線の人々との一瞬の交流や、車窓からの眺めを楽しんでいたら、3時間の乗車はあっという間だった。
今日の目的地は会津宮下駅。只見線の通し乗車が約4時間なので、行程の4分の3が過ぎたくらいである。
同じ駅で降りる数名の乗客と共に、運転手さんに切符を手渡し、ホームに降り立つ。
今日はここで一泊だ。

続くよ
今日の宿は、宮下温泉栄光館。
久々の一人温泉宿である。

