【秋田・青森旅#6】弘前れんが倉庫美術館で現代アートに出会う【#美術館巡り】
続いた
この記事は続きである。
前回は、秋田駅のカフェ・kissatenで美味しいスコーンをいただき、弘前駅まで特急で移動してきた話。
こぎん刺しのお店・greenで自分へのお土産を買う
弘前駅で絶対に行きたかったお店がある。
こぎん刺し&雑貨のお店・greenである。
こぎん刺しというのは、津軽の刺し子の技法のことである。
昔、麻の着物しか着ることを許されなかった農民が、保温と補強のために、着物に刺し子を施すようになったことが由来らしい。
現代では、こぎん刺しの様々な模様を楽しむ伝統工芸品となっている(・・・とはどこにも書いていなかったが、このように言ってもまあ間違っていないだろう)
実はこのgreen、もう10年くらい前に訪れて、こぎん刺しの印鑑ケースを購入したのである。
確か3000円くらいしたと思うのだが、当時の私にとってはかなりの出費だった。
でも、これを買って仕事を頑張ろう(※ちょうど転職する直前だったのだ)と、思い切って購入したのだ。
その印鑑ケースはまだ現役で、私の職場のデスクの引き出しに収められている。
そういう思い出深いお店だから、弘前を再訪する際にはぜひともまた行きたいと思っていた。
このお店で印鑑ケースを買ってから時が経ち、私のライフスタイルは変わり、住んでいる地域も変わり、noteを始めたり結婚が決まったりした。
なので、今の私に必要なもので、また10年以上使えそうなこぎん刺しの小物を購入したい。
弘前駅からは徒歩10分程度だったと思う。
少し緊張しながらお店のドアを開けると、奥から「いらっしゃいませ〜」と声が聞こえた。
「こんにちは〜」と返して、お店の中をまずはゆっくり一周。
こぎん刺しの小物は中央の大きい机の上に並んでいるのだ。そうそう、そうだった。覚えている。
こぎん刺し以外にも、漆のアクセサリーとか焼き物とか、青森県の特産品らしい商品がいろいろ置いてある。
でもやっぱりこぎん刺しかな、と思って吟味した結果、

ちょっとそこらに買い物とかで、これにカードだけを突っ込んで身軽に出かけたり、旅行で財布を小さくしたい時とかに使おうと思う。
本当は小銭入れが欲しかったのだが、こぎん刺しの柄や刺してある面積を考えて、カード入れの方が気に入ったのだ。
お会計を済ませると、小さい紙袋に包んでくれて、さらに雨除けのカバーも丁寧に付けてくれた。
弘前れんが倉庫美術館
奈良美智さん
greenを出てさらに10分ほど歩くと、弘前れんが倉庫美術館が現れる。
ここも、弘前に行ったら絶対に訪れようと決めていたところだ。

弘前れんが倉庫美術館は、その名のとおり、もともと蔵だったりシードル工場だったりしたれんが倉庫で、奈良美智さんの展示を行ったことをきっかけに美術館として転身した建物だ。
やはり奈良美智さんとの関係が深いのか、常設展にはその作品が多く展示されている。

この子は美術館の入口ホールで来館者を待っている

「風間サチコ展:方丈ルームの1000里眼」
まずは企画展「風間サチコ展:方丈ルームの1000里眼」へ。

企画展の会場は照明が抑えられており、風間サチコさんの奇妙でちょっとグロテスクで不安になるような作品にマッチしている(気がする)


あと、写真撮影NGだったため写真はないのだが、《私の方丈ルーム》と題するインスタレーション(※ものすごく簡単に言うと、空間全体が作品、的なやつ)が面白かった。
広い展示室の中に壁で囲まれた(たぶん)四畳半の空間があり、そこに、作者の風間さんが世界を観察するための空間が再現してあるというコンセプトのアート作品である。
たぶんだけど風間さんが実際に影響を受けた本や看板(?)などが雑多に配置され、外界を覗き見るための小さい窓もあった(ここでは外界と言っても、展示室に展示してある他の作品や鑑賞者が見えるだけだが)
コレクション展
コレクション展も見応えがあった。


コレクション展を見て外に出ると、風間さんの作品《ぼんやり階級ハンコ》なるものが置いてあった。
人の属性を表す(??)何種類かの言葉、例えば「厨二」とか「リア充」とか「ぼっち」とかのハンコが並んでいて、鑑賞者は自由にハンコを押すことができるというものだ。


ちなみに、展示室を出たところにはこんなおしゃれなスペースが。
人々が思い思いに読書したり勉強したりしていた。

美術館の建物の横にはレストランが併設されたグッズショップもある。
グッズショップに立ち寄ってみたのだが、美術館に関するお土産(ポストカードとか)だけでなく青森県の特産品も豊富に取りそろえていて、おみやげ物屋さんとして優秀だった。おすすめ。

美術館としても観光地としても楽しめるので、弘前に行かれる方はぜひ、弘前れんが倉庫美術館を訪れていただきたい。
続くよ
次回は、2028年3月31日に(事実上)廃止が決まっている弘南鉄道大鰐線に乗車する。
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