それでもエッセイストになりたい
今日も嫉妬に喘ぎながら生きている。あくびをするようにスマホを手に取り、黒い背景に白いばってんのアイコンを叩く。
「受賞しました!」
「本を出します!」
「取材してもらいました!」
流れてくるくる他人のキラキラ。ああ、しんどい。しんどいのに画面をすいんすいんしてしまうのはなぜなんだ。今は本が売れない時代と聞いていたのに、どこかのだれかがずんずん活躍していくのはなぜなんだ。
自信を失くした。いや、最初から自信なんてない。なけなしの情熱をかき集めてひいこら進んできたエッセイ道で、燃料切れを起こしただけだろう。それでも、停滞という状況に変わりはない。ぐう。
書く仕事がしたい。そう思ってから何年くらい経ったのだろうか。未だに単発仕事のひとつもゲットできていない。まあ、努力が足りないのはわかっているんだけれども。
少し前に知ったサトウリョウタさんのnoteを最近よく読むのだが、一昨日のこの記事がめちゃくちゃ響いた。
え? これまんま僕じゃん。そう思ってしまうほど、自分の心境に近いことが書かれていた。エッセイを書いていきたいという純粋な気持ち、でも自分の文章がなかなか日の目を見ないことへの焦燥感。「代弁」という熟語では支えきれないもやもやが、サトウさんの文章を通して自分の中にフィードバックされた感覚があった。
本来なら自分の言葉で書くべきなのは承知の上で、特に琴線を鷲づかみにされた箇所を引用させていただきたい。
エッセイなんて金にならない。わかっている。それでも、書く。書かずには、生きられない。そして、ぼくは願っている。この手で書いた言葉で、いつか誰かの心を震わせたい。ぼくはエッセイストとして、死ぬほど売れたい。本当にやりたいことが見つかったこの人生を心から嬉しく思うと同時に、自分の実力不足を大いに嘆いている。
まっすぐな言葉。
ああ、自分もがんばろう。がんばらなくては。
背中をバッシィと強めに叩かれた気分だ。
そして、今朝。起き抜けに読んだのが、いしかわゆきさんのこの記事。
もうね、顔面をグーパンされたような衝撃よ。いや、グーパンじゃきかない。かめはめ波だ。それも3倍界王拳かめはめ波からの4倍界王拳かめはめ波。こっちはギャリック砲を撃つ間もなく爆散した。
そうなのだ、そうなのだよ……素人がエッセイで食べていくのって無理ゲーに近いのだよ……わかってはいたのだが、こうも現実ド直球ストレートをぶち込まれると、たとえ大谷でも打ち返せないって。
ただ、この記事の最後にはこう書かれていた。
でも、絶対に絶対に無理じゃないと思うから、どうかみんな健やかに書くを続けてほしいな、と願うばかり。そしてそんな人たちに、noteはそっと寄り添ってくれるはずです。
どうか書くことをやめないでね。
うっうっ、なんとお優しい……。
そうだよなあ、“健やかに書く”ことは大切にしたいし、それができるnoteだから僕はこんなに(786日連続投稿)続けられているんだよ。書くことはやめたくない。
大げさかもしれないけれど、僕は書くことに救われた。人と話したい、けれどうまく話せない。そんな僕に“書く”という道を示してくれたのがnoteだった。エッセイを書くことで、自分の人生を肯定された気がした。noteを続けてきたことで、たくさんの人々との一期一会を手に入れた。だからnoteで活躍したい。note発の作家として活躍したい。
そうだ。
サトウさんといしかわさん、お二人の記事を読んであらためて思った。
僕はエッセイストになりたい!
しぬほどなりたい!
茨の道だとわかっているけれど、それでもなりたい!
エッセイ以外にも、小説とか脚本とかゲームシナリオとか、いろんな書く仕事に挑戦してみたい!
そして売れたい!
しぬほど売れたい!
電動デスクとめっちゃいいチェアと新しい眼鏡と読みたい本とおしゃれな財布とコナンカードの新弾が買えるほど売れたい!
そしてインタビューとかされたりテレビで紹介されたり『どさんこワイド』に出演したり有名なあの人やこの人とお知り合いになったりしてみたい!
野心! 決心! 向上心!
うおおおお!
だから、カッコ悪くても、泥臭くても、がむしゃらにがんばりたい。僕のことだから、アワアワして時間を浪費したりまたすぐにモチベダウンしたりするんだろうけれど、今できることを探しながら前に進もうと思う。もがきながら、足掻きながら。
(おしまい)
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