父が家族にも口止めした、苦しい検査 |1億分の1の病歴〜結核編③〜
レントゲン何回撮った?
どんどんと検査が増えていく。
痰の検査って?肺洗浄??なんだそれ。
痰なんて、風邪をひかない限り、出ない。
苦労して30分くらいかけて無理やり出した。
うろ覚えだが痰の検査(喀痰検査)の結果が
わかる前に肺洗浄(※1)をしたと思う。
※1 気管支内視鏡検査というらしい
「肺洗浄」
アレは正直言うと、すごくつらかったし
過去一番、すごく苦しかった。
二度とやりたくない検査。
私からその検査をすると聞いた父。
違う科の自分の主治医に
どんな検査か聞いていた。
「あれ、すごい苦しいよ。
地上にいて溺れているみたい」
(……)
聞いて青くなった父。
絶対に私に言うのをやめようと
心に誓ったらしい。
しかも、家族にも口止めしていた。
私が調べようものなら、
全力で止めようと思ったと言っていた。
当時の私は調べようともしなかった。
だって、私の主治医は
「気管に管を通すけど、
ボールペンくらいの太さのだからね」
と言っていたからだ。
……うん。
確かに間違ってない。
検査当日
のん気に構えていた母と私。
検査室の前で待っていた。
「え‥‥!!!!?」
目の前に飛び込んできた光景に
驚き、大混乱した。
私の前に検査に入っていた人が
ぐったりして車いすで出てくるではないか。
「え?ちょっと待って」
「あの人スタスタ歩いて行ったよね?」
「なになに?なんで車いす?」
「ぐったりしてる、なんで?」
母と混乱しながら、話しているうちに
名前が呼ばれた。
喉の麻酔
管を通すための喉の麻酔で
「おえぇ~」
とえづいてしまう。
看護師さんは
「喉が敏感なタイプなんだね。」
「でも奥まで麻酔しないと」
と、積極的に奥に入れてくる。
「いやいや、敏感だってわかるなら
もう少しずつやってくれよ~」
と涙目になった。
同時に、鎮静剤?を腕に打たれた。
実は車いすの正体は、この注射。
鎮静剤で意識が「ボーっ」としてしまうため
検査室を出るときは、全員車いす。
いよいよ、検査台に横たわり検査が始まった。
オロオロする声全部聞こえてるから怖かった
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