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武者修行⁉〜学校の連絡網〜

子どものころ、私が嫌いだったのは連絡網。

学校のクラスの班のように紙に印刷されている。

先生からのびる線。
1番前の人からつぎつぎに線が繋がる。


最後の人は、一番前の人に電話をかけて
連絡が届いたか確認をする。


分かりやすく言えば伝言ゲーム。
いや、そのままか。


親はいなくて自分が伝言を受ける。
黒電話には保留音なんてない。


「ちょっとお待ちください」


と電話口を手で押さえて
メモと鉛筆を慌てて探す。


そういう時に限ってだいたい鉛筆が折れてる。
もしくは書いたときに鉛筆の芯が抜ける。

…あの現象なに?名前付いてる?


親同士の連絡網だから、緊張してメモをする。
次の家に電話をかけるときもドキドキ。

‥‥RRRRR


出ない。



そうすると、自分がその家に
また、かけなくてはいけない。



次の家。

‥‥RRRRR


「はい、〇〇です」
出ても、違うハードルがある。


小さい子が出ると伝言ができない。


「またかけるね」
と言って、電話を切った。



早く回さなくてはいけない時は、
線で繋がっている、その次の家に
かけなくてはいけない。

もう地獄の修行のように、私は感じていた。



それに比べると、今はなんて楽なんだろう。
メールやアプリで発信できるし、確認までできる。
便利になったと思う。


あの頃は当たり前だった連絡網。
子どもたちに話すと
「昭和って大変…」といわれる。


でも、変わらないことがある。


今でも

「メモできますか?」

と言われ、うかつにも

「はい!」

と返事した時に限って鉛筆が折れる。

ねぇ、なんで?




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