「悔しさも、全部次への糧にする」 マイノリティへのバイアスをなくしたい青学生が、東証の舞台で掴んだもの | CAREER ROOKIES 参加学生インタビュー
こんにちは、大学生向け学年不問のビジネスコンテスト、CAREER ROOKIES運営事務局です。
本日は、CAREER ROOKIES GP2025に参加いただいた加世田純佳さん(青山学院大学 / 28卒)にインタビューをしました。
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今回のインタビュー学生紹介

加世田純佳さん(青山学院大学 / 28卒)
心理学科でマイノリティへのバイアス研究を志す3年生。英語ディベート、AI学生団体、長期インターンでのAI業務効率化など、好奇心の赴くままに行動し続ける。CAREER ROOKIES GP2025では決勝の舞台・東証Arrowsまで駆け上がった。次の目標はCAREER ROOKIES WORLD SERIESでの優勝。
「無意識のバイアスを、どうやって解消できるだろう?」 心理学を選んだ原体験
ー大学では心理学を学んでいらっしゃるんですね。加世田さんが心理学を専攻する理由を教えてください。
加世田さん: 幼い頃に疎外感や孤独感を感じた経験があって、そこから「みんなが持ってしまう無意識のバイアスや偏見って、どうやって解消できるんだろう?」 という問いが自分の中で生まれたんです。その問いに向き合いたくて、心理学科に進みました。
ー具体的にはどんな分野を学んでいるのですか?
加世田さん: 「社会心理学」という分野で、対人関係や集団の中での人の心理を学んでいます。その社会心理学の中に、関心のあるバイアスや偏見に対する研究も含まれています。
ゼミが始まるのはこれからなので、マイノリティへのバイアスをテーマに本格的に研究していく予定です。
「興味を持ったら、とにかく飛び込む」 好奇心が連れてきた多彩な活動
ー加世田さんは、学問以外にも色々なことに取り組んでいると聞きました。

加世田さん: 好奇心旺盛なので色々やってますね(笑)。
英語ディベートのサークルに入ったり、AI関連の学生団体に入って勉強会やバイブコーディングをやったり、長期インターンでSNSマーケティングとAIによる業務効率化をやったり、塾講師のバイトもしています・・・!
ーとても多方面ですね!英語ディベートはなぜ始めたんですか?
加世田さん: 5年ほどイギリスに住んでいたことがあって、帰国後も英語を話す機会を自分で作りたかったんです。ディベートが面白そうだなと思って始めました。
ーインターンではAIを使った業務効率化もされているんですね。
加世田さん: 最近、これまで人力でやっていた銀行振込の消込確認作業を自動化するツールを作り終えて、今テスト中です。社内のデザインシステムの構築も進めていて、誰でも一定以上のアウトプットが出せる仕組みを作っています。
「事前準備なし、1人でも参加できる」 CAREER ROOKIES GP2025への挑戦

ーCAREER ROOKIES GP2025への参加のきっかけを教えてください。
加世田さん: インスタグラムの広告で見かけて、「楽しそう!」という気持ちが先に来ました。ビジネスを手段に社会課題を解決するソーシャルビジネスにもともと関心があったので、ワクワクしたんですよね。
ただ、当時はビジネスの知識も経験もない状態で、他のビジコンは規模が大きくてなかなか踏み込めなかったんですが、「事前準備なし、1日で完結、1人でも参加できる」 という点がすごく背中を押してくれました。
また、参加してからはプレゼンのスライド作成やリサーチにAIを活用するようになって、そこから「AIを使えば自分のビジョンに繋がるプロダクトも作れるかもしれない」という可能性を感じて、どんどん興味が広がっていきました。それが今のAI学生団体やインターンにも繋がっています。
▼CAREER ROOKIES GP2025 総括レポートはこちら!
ー予選当日はどうでしたか?
加世田さん: まず、チームのマッチングがすごく良いと思いました。
「英語ディベートの経験がある私」と「同じくディベート経験のある最年長のメンバー」、また、「吹奏楽をやっていた私」と「同じく吹奏楽経験のある同い年のメンバー」・・・と、色々と共通点があって!得意・不得意も補い合える絶妙なバランスで、奇跡的なマッチングだなと思いました(笑)。

最年長の方はビジネス経験があって金融系の知識に強く、同い年の子は発想力があってみんなが考えつかないような新しい視点を出してくれました。
私は、ディベートで鍛えた「プランの穴を見つけるクリティカルな視点」 を活かして、出来上がったプランに対して「こういう反論があるんじゃないか」という役割を担っていましたと思います。
それぞれ違う強みを持っていたのが、チームがうまくいった要因だと感じています!
ーチームのバランスが良かったんですね!予選の結果はどうでしたか?
チームとしては関東個人予選で1位になれました!
また、自分としてはとにかくインプットして、やれることを全部やろうというスタンスで臨めたと思います。
「こんなに準備してるチームはいない」 準決勝への道のり
ー予選通過後、準決勝に向けてはどんな準備をしましたか?
加世田さん: チームメンバーがそれぞれ別の大学だったので、週1回のオンラインミーティングを固定化しました。
LINEだと雑談とビジネスの話が混ざってしまうことを課題として感じていたので、Slackを使って、事業計画書のチャンネルやプロトタイプのチャンネルを分けて運用するように工夫しました。
ーチームで工夫をして挑まれたのですね。
準決勝で加世田さんは即興プレゼンも担当されていましたね!プレゼンは、もともと得意だったんですか?
加世田さん: 実は元々は全然得意じゃなくて・・・、予選大会後にチームのメンバーから推薦されて準決勝から急に私が担当することになったんです(笑)。
毎日自分の発表を録音・録画して、上手な人のプレゼンをYouTubeで研究して、チームメンバーの録音を送ってもらって真似して・・・。直前期は毎日のように練習をしました。
実は本番は原稿が飛んでしまって完璧ではなかったんですが、それ以降、学校でのプレゼンの苦手意識がかなり克服できたため、大きな経験になったと思います。
ー準決勝は自信がありましたか?
加世田さん: 「こんなに準備してるチームはいないだろう」という自信はありました!メンバー全員、平日は毎日3時間以上は準決勝に向けて準備していたので。
準決勝は社内向けSNSのような人口減少下での生産性向上プロダクトを提案して、チーム戦では言いたいことを全部伝え切れました。点数としてはぎりぎりでしたが、無事に決勝へ進めました!
▼加世田さんのチームメイト、佐藤さんが書いた振り返り記事もぜひご覧ください!
「悔しかった。でも得たものは大きかった」 東証での決勝

ー決勝は自分たちでやりたいビジネスを考えるというテーマでしたね。
加世田さん: これが難しくて・・・。「上場を目指せるビジネス」がテーマでしたが、まず上場が何かをインプットするところから始まりました(笑)。
決勝ではVR×ECサイトで、インテリアや家具を自宅に仮想試し置きできるプロダクトを提案しました。ECとVRの市場がどちらも伸びているところを掛け合わせて考えたのですが、課題の検証が十分できないまま進んでしまったところが反省です。
ー結果はいかがでしたか?
加世田さん: 目指していた優勝には届きませんでした。審査員の方から鋭い質問を受けて、課題設定の甘さを突かれてしまいました。
プレゼン後の感触で、うまくいかなかったと分かってしまって、チームメンバーも私も、涙が出るくらい悔しかったです。

ー決勝大会後、チームではどんな振り返りをされましたか?
審査員の方々にも懇親会でフィードバックを直接聞きに行き、終わった翌日にすぐ3人で反省会を開きました。
「自分たちの中で完結してしまって、外部の客観的な意見を取り入れられなかった」 というのが大きな反省点でした。
「60点のアウトプットを出して、すぐ共有する」 ビジコンで気づいたこと
ービジコンを通じて、自分の中で変わったことはありますか?
加世田さん: 大きく2つあって、1つ目は最初から完璧を求めすぎないことです。私、もともと完璧主義なところがあって、ロードマップ1つ作るのにも時間がかかってしまっていたんです。でも決勝の中で、60〜70点のアウトプットでもすぐメンバーに共有してフィードバックをもらい、PDCAを回す方が結果的にいいんだと気づかされました。
2つ目は思考力の幅が広がったこと。発散的に広く考える段階、複数の案を比較検討する段階、1つのプランを縦に深く掘り下げる段階と、色んな種類の思考を実践できたのは大きかったです。
就活でも、会社説明会を聞いてビジネスモデルへの理解が深まったり、グループディスカッションがスムーズになったりと、直接的に生きています。
「次こそ優勝する」 CAREER ROOKIES WORLD SERIESへの挑戦
ーCAREER ROOKIES GP2025 で加世田さんには「個人予選」にご参加いただいたので、チームは全員初対面同士で組まれていましたね!
ちなみに、大会後もチームの皆さんとの交流はあるんですか?
加世田さん: 今もメンバーと連絡を取り合っていて、実は一緒にCAREER ROOKIES WORLD SERIESに向けて準備を進めています!
グループ内で毎日面白いビジネスモデルを共有し合ったり、この間はグループ内でプチビジコンを開催して、それぞれ1案出して審査し合ったりしてました(笑)。
ーすごい!まだ交流があるだけではなく、皆さんでプチビジコンをしているなんて驚きました。大会主催側としてもとても嬉しいです。
最後に、今後の展望を聞かせてください!
加世田さん: 将来的には、マイノリティへのバイアスをなくしていくことに関われる仕事がしたいと思っています。まずは就職して自分自身を成長させながら、ビジョンが叶えられる場所を探していきたいです。
そして、ビジコンについて言えば、やるからには絶対優勝したいと思っています。WORLD SERIESでリベンジします!

決勝大会までの過程で、初対面同士とは思えないほどの絆が育っていました。
今回は、幼い頃からの問いを軸に、ビジコン・AI・インターンと多方面に挑戦し続ける加世田純佳さんにインタビューをお届けしました。
東証での悔しさを糧に次のステージへ向かう彼女の挑戦を、ぜひ応援してください!
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