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【自動化ツール講座 #1】LINEスタンプのタグ編集用Chrome拡張機能「LINE スタンプ 全自動タグ登録」公開しました

毎度、rorosukeです。
LINEスタンプ作ってますか?

LINEスタンプを作って登録し、審査に出すときに面倒なのがタグ編集です。1つのスタンプにつき最大9個のタグを設定できますが、数が多くなると、ただ埋めるだけでも大変な作業になります。

そこで、この作業を減らすために、タグ編集自動化ツールとして、これまでに次の2種類を公開してきました。

ツール1:APIキーを使った完全自動化ブックマークレット
特徴:タグ編集を完全自動化。ただし、事実上、有料APIを使う必要があります。

ツール2:APIを使わずに半自動化ブックマークレット
特徴:タグ編集を半自動化。APIを使わないので実質無料で運用できます。

これらのツールは運用ベースで考えると一長一短があります。全自動という意味ではツール1の方が簡単ですが、コスト面ではツール2のほうが有利です。

そこで今回、両者のいいところ取りをしたツールが作れないかと考え、試行錯誤を経て、ようやく形になりました。

いったいどんなツールなのか、それは・・・


ツールの名称と5つの特徴

ツールの名称は「LINE スタンプ 全自動タグ登録」です。特徴は次のとおりです。

特徴1:Chrome拡張機能で提供されるのでインストールが簡単

これまではブックマークレットとして提供していましたが、今回、Google Chromeの拡張機能として公開しました。ブックマークレットよりも導入しやすくなっています。

特徴2:ほぼ全自動でタグ編集が完了

ツール2ではタグ一覧リストを作成し、それを人力でブックマークレットに入力する手間がありましたが、この拡張機能では、ほぼ全自動で処理されるようになっています。

特徴3:低コスト(無料枠でも使える)

本ツールではAPIキーの設定が必要ですが、1〜3セット程度であれば無料枠で十分対応できるため、実質0円で使用可能です。有料枠を使った場合でも、極めて低コストで利用できます。

特徴4:毎回タグリストを収集するため常に最新タグに対応

LINEがタグ編集のために用意しているタグリストは常に変化する可能性がありますが、本ツールでは毎回タグリストを収集するため、常に最新のタグリストを用いて処理できます。

特徴5:共通タグ機能により共通するタグの指定が可能

スタンプセットとして共通して登録したいタグを指定できます。たとえば「ネコ」のスタンプを作った場合、すべてのスタンプに「ネコ」タグを入れる、といった使い方が可能です。



インストール方法

本ツールはGoogle Chromeの拡張機能ですので、次の、Chromeウェブストアの専用ページからインストールできます。

🔗 Chromeウェブストア「LINE スタンプ 全自動タグ登録」

右上の「Chromeに追加」ボタンをクリックします。

「Chromeに追加」を押す
「拡張機能を追加」を押す

拡張機能として登録されていればインストール成功です。

chrome://extensions

これが登録されていればインストール完了

左下の「詳細」ボタンを押して「ツールバーに固定する」をオンにしておくと、ツールバーのアイコンを押すだけで起動できるのでおすすめです。

ツールバーに固定しておくと便利




設定からタグ登録までのフロー

本ツールを使用するための一連の流れは次のとおりです。

ステップ1:APIキーを入力(Gemini API)

本ツールのアイコンをクリックすると設定ダイアログが表示されます。Gemini APIキーを設定して「保存」ボタンを押します。
他の項目はそのままでOKです。

Gemini APIキーを設定して保存する

ステップ2:タグ編集ページを開く

LINE Creators Marketの最初のスタンプのタグ編集ページを開きます。次に、Chromeの左上のリロードボタンを押します。

★注意:リロードしないとボタンが表示されませんので、必ずリロードをしてください。

リロードすると、右上に「全自動タグ登録」ボタンが表示されます。押すと、全自動登録がスタートし、右下に処理フェーズが表示されます。

「全自動タグ登録」ボタンを押す
ページ右下に処理フェーズが表示される

本ツールの処理フェーズは次のようになっています。

  • フェーズ1:画像収集。登録されているスタンプの画像データを収集します。

  • フェーズ2:AIタグ生成。画像データをAIに送信して、生成タグを返送してもらいます。

  • フェーズ3:タグ登録。返ってきたタグを登録します。

ステップ3:共通タグの確認

フェーズ2が終了すると、共通タグの確認ダイアログが表示されます。ここには、全スタンプを集計して、出現頻度が高いタグがリスト表示されます。
「表示閾値」をドラッグすると、指定したパーセント以上のタグが表示されます。
「表示閾値」を低く(左にドラッグ)するほど、出現率が低いタグが表示されますので、利用してみてください。
共通タグとして選択したタグは、すべてのスタンプに共通して設定されます。共通タグを設けたい場合には、選択後「固定して続行」ボタンを押します。共通タグを設ける必要がない場合に「スキップ」を押します。
フェーズ3に進みます。

共通タグの選択をして「固定して続行」を押す共通タグがない場合には「スキップ」を押す

ステップ4:タグが不足している場合

通常は1つのスタンプに9個のタグが設定されますが、まれに9個満たない場合があります。そのときには、リトライ用のダイアログが表示されますので、選択してください。リトライするとAIコストがかかりますので、できるだけコストを抑えたい場合には「いいえ」を選択して自身で不足分を追加してください。

ステップ5:すべてのフェーズが完了

フェーズ3が終了すると、結果が表示されます。「閉じる」ボタンを押すとすべての処理が完了です。なお「詳細ログをダウンロード」ボタンを押すとログが保存されます。

完了メッセージ



使用するにあたり

関連情報をまとめておきます。

APIエラーが出た場合

無料枠のAPIキーを使用し続けると、制限に達してAPIエラーが表示されることがあります。しばらく時間を置くか、有料枠のAPIキーを使用してください。なお、本ツールでは有料枠を使用しても、コストができるだけかからないように設計しています。

テストしたい場合

本ツールの動作をちょっとだけ確認したいときには、開始するスタンプを01からでなく、後半の35ぐらいを表示してからスタートしてください。その場合、処理は35から最後のスタンプ(40)の間のみ行われます。

すでにタグが登録されている場合

本ツールは、すでにタグが登録されている場合、それをすべて削除して、再登録するようになっています。したがって、タグ選択の上書きをされたくない場合には、本ツールを使用しないでください。

有料枠を使用したときのコスト

本ツールを有料枠のAPIキーで使用した際のコストは、40セットで10円程度と極めてローコストです(筆者調査)。

免責について

本ツールを用いたことによる損害・不利益について、筆者は一切の責任を負いかねます。ご利用は自己責任でお願いします。また、LINE Creators MarketおよびGemini APIの仕様変更により、動作しなくなる場合があります。



まとめ:謝辞

LINEスタンプが自由に販売できるようになったのは2014年5月です。つまり現在までに約12年が経過しています。

昨年、LINEのアニメスタンプ制作でタグ編集の煩雑さに直面し、試しにツールを作り始めました。

当初は自分の発想だけで作っていましたが、その後、何人かの方からいただいた意見を取り入れることで、ここまでの機能を実装することができました。

ここまでのものになるとは思っていませんでした。この場を借りて、アドバイスをいただいた方々に感謝いたします。

その意味も込めて、本ツールは無料公開としました。
「タグ編集はやっておきたいけど面倒なんだよな…」という方は、ぜひ一度使ってみてください。

タグ設定のメリットは公式からも出ていますので、興味ある方はご覧ください。

以上!



2026/07/02に追記

API Keyの仕様が変わりましたのでバージョンアップをしました

本ツール公開後、Google側でGemini APIキーの仕様変更が進んでいることがわかりました。

これまでのAPIキーは AIzaSy... から始まる形式でしたが、現在Google AI Studioで新規発行すると AQ.Ab... から始まる新形式(Authキー)になっています。Googleの公式ドキュメントによると、2026年6月19日以降は制限をかけていない旧形式(Standardキー)のAPIリクエストが順次拒否されるようになっており、2026年9月には旧形式そのものが完全に使えなくなる予定とのことです。

本ツールのポップアップ画面では、これまで保存時に「APIキーはAIzaSyで始まります」というチェックを行っていましたが、この仕様変更により新形式のキーが弾かれてしまう状態になっていました。

そこで、拡張機能のアップデートを行い、バージョン2.2.2として、このプレフィックスチェックを撤廃しました。空欄でなければ保存できるようにしていますので、新形式・旧形式どちらのAPIキーでも問題なくご利用いただけます。

Chromeウェブストアから通常どおりアップデートを受け取っていただければ、特別な操作は必要ありません。もし手動でキャッシュを更新したい場合は、chrome://extensions の該当拡張機能で更新ボタンを押してみてください。

バージョンアップの告知記事も併せてお読みください。

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ROROSUKE LABO 記事なり、プログラムなりが役に立ったと思った方は、 チップの応援よろしくお願いいたします。 次の開発もがんばろうかな、という気になりますのだ (笑)