FIRE半年。またしても誤算。ー娘ー
FIREして半年が過ぎた。
感想としてシンプルにこう。
早かった。あっという間だった。
少しのんびりした時間になるかなと思っていたが、オフ会に行ったり、FIREつながりの友人と会ったり、犬の世話をしたり。
暇だなと思ったことは1日もなかった。
そんな半年を過ごす中で、また一つ誤算が見えてきた。
今回は娘のことだ。
■娘はもう大人だった
娘はもう大学生でアルバイトもしている。
年齢的にはもう十分大人だ。
ただ父親というのは不思議なもので、こちらの頭の中ではいつまでも小さい頃のままなのである。
絵本を読んだことや、運動会で一緒に走ったこと、遊園地で手をつないだこと。そんな記憶ばかりが妙にはっきり残っている。
だから勝手に思っていた。
FIREすれば娘とのコミュニケーションも少し増えるのではないか。
妻も含めて3人で今までよりもう少し楽しく食卓を囲めるのではないか、と。
……が、しかし。
これがなかなか大きな誤算だった。
ある日の出来事。僕は娘に話しかけてみた。
僕「最近夜帰り遅いよね?忙しいの?」
娘「カフェのバイト結構入ってるからね」
僕「へー、オシャレじゃん。どんな仕事?」
娘「昼とナイトがあるんだけど、私はナイトが中心。カウンター越しにお客さんにドリンクを出すんだけど、オーダーを1つ取るとインセンティブがもらえるの。アルコールなら高いよ」
……ん?
おかしいな。おかしくないか?
いや僕の頭が古いだけなのかもしれない。
今どきのカフェとはそういうものなのかもしれない。
しかしどう考えても何かが引っかかる。

しばらくして、朝食のときだ。
珍しく娘から話しかけてきた。
娘「彼氏できたよ。バイトのお客さん」
お、おう。。(心の声)
娘「年上なんだけどね、結構かっこいいんだよ。顔好み。」
僕「仕事とかしてる人?」
娘「仕事? マジシャンとか言ってたよ」
お、お、おう……(心の震え声)
情報が一つ増えるたびに、不安もきれいに積み上がっていく。
さらに娘は言った。
「動画見せてあげるよ」
いや別に見たくもないけどな…(心の声)
iPhoneの画面には、トランプを広げたイケメン男子。そして彼は爽やかにこう言った。

「今からこのトランプを消してみせますね…」
いや、お前が消えろよ。
危うく声を出してしまうところだった。
だがここで気づいた。娘はもう大人なのだ。
こちらがFIREしようがしまいが、娘には娘の人生がある。
もう父親は彼女の人生の中心人物ではない。
それは当然のことだし、喜ばしいことでもある。
でも思ったよりちゃんと寂しい。
■自宅で始まるモノマネ大会
女性は体重が気になるのだろう。
娘の見た感じは十分細いのだが、本人としてはもっと痩せたいらしく食事をあまり取らないことがある。
するとこちらとしては、やはり気になる。
「もう少し食べたほうがいいんじゃないか」
「体重ばかり気にしすぎないほうがいいよ」
これがまあ見事に逆鱗に触れる。
「うるさいよ、ほっといて」
という感じで返される。
そりゃそうなのかもしれない。
一緒にいる時間が長くなれば、その分こちらも口を出したくなるし僕の中ではいつまでも子どもなので、つい親モードが出てしまう。
ただ向こうからすれば余計なお世話である。
しかも反撃もなかなか鋭い。
娘からは、ボサボサの眉毛をなんとかしろ、話し方が落ち着かない、生活音がうるさい、動作の情緒がおかしいと言われる。
しかもただ言うだけでなく、わざわざモノマネまでしてくる。
あくびのモノマネ。
独り言のモノマネ。しかも嚙んでいる。
急に振り返って時計を見るモノマネ。
誇張はされているが、妙に特徴を捉えている。
「いや、俺そんな動きしてる?」
と聞くのだが、娘も妻も
「そうだそうだ」
と言って笑っている。
……これはもう、普通にストレスである。
■まとめ
FIREとは自由を手に入れることだと思っていた。
まさか家の中で自分のモノマネ大会が開催されるとは思わなかった。
半年経って思う結論はこれだ。
家を出る時間を意識してちゃんと作ったほうがいい。
FIREすると家にずっといることもできてしまう。
でも、それをやると家族にとっても自分にとっても結構ストレスになる。
散歩でもいいし、カフェでもいいし、図書館でもいい。とにかく一度家の外に出る。
それだけで家の中の空気はだいぶ変わる。
FIREはお金の話だけではない。
生活の話で家族との距離感の話でもある。
自由とは…ただ家にいられることではない。
ちゃんと家の外に出る自由を使うことでもあるなと。
これからFIREを目指す方へ。
お金のシミュレーションは必須ですが、
外に出る時間を意識的にとるように考えておいた方が良いと思います。
どんなに仲良くてもね。
こんな誤算も含めて、
FIRE後の日常をこれからも書いていこうと思います。
よかったら、フォローしてもらえると嬉しいです。
※過去の誤算やFIREに至るまでの経緯を改めてアップしておきます!
僕が所属するFIRE研究所。
定期的にメンバー募集していますよーー。
