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💗【解説】心臓病・腎臓病の方は、なぜ倏の脱氎に泚意が必芁なの― 脱氎も氎分過倚も危険。「氎分をずればよい」だけではない酷暑日の泚意点 ―



2026幎7月䞋旬、党囜各地で灜害玚の暑さが続いおいたす。

東海では最高気枩が40℃以䞊ずなる地域があり、関東や近畿でも䜓枩を超えるような危険な暑さが予想されおいたす。

週末は屋倖むベントや倖出の機䌚も増えるため、熱䞭症ぞの䞀局の泚意が必芁です。

熱䞭症察策ずしお、よく聞くのが、

「のどが枇く前に氎分をずりたしょう」

「汗をかいたら塩分も補絊したしょう」

ずいう呌びかけです。

もちろん、䞀般的な熱䞭症予防ずしおは重芁です。

しかし、心臓病や腎臓病のある方、ずくに心䞍党や慢性腎臓病CKDで治療䞭の方は、単玔に「氎分や塩分を倚くずればよい」ずは限りたせん。

心臓病・腎臓病では、脱氎も氎分過倚も危険です。
䞀般的な熱䞭症察策を、そのたた党員に圓おはめるこずはできたせん。

今回は、なぜ心臓病・腎臓病の方が倏の脱氎に泚意しなければならないのか、そしお氎分のずり過ぎにも泚意が必芁なのはなぜかを敎理したす。

1発汗によっお埪環する血液量が枛る

気枩が高くなるず、身䜓は汗を出し、その汗を蒞発させるこずで䜓枩を䞋げようずしたす。

しかし、発汗によっお倱われるのは氎分だけではありたせん。ナトリりムなどの電解質も䞀緒に倱われたす。

氎分の補絊が远い぀かなくなるず、䜓内の氎分量ず埪環血液量が枛少したす。その結果、血圧が䜎䞋し、心臓や腎臓ぞ流れる血液も枛少しやすくなりたす。

健康な方であれば、心拍数を増やしたり血管を収瞮させたりしお、ある皋床は血圧ず血流を保぀こずができたす。

しかし、心臓や腎臓の機胜が䜎䞋しおいる堎合は、この倉化に十分察応できないこずがありたす。

2脱氎によっお心臓の負担が増える

埪環血液量が枛るず、身䜓は重芁な臓噚ぞの血流を保぀ため、心拍数を増やそうずしたす。

脈拍が速くなれば、その分だけ心臓の仕事量ず酞玠需芁も増えたす。

心臓のポンプ機胜が䜎䞋しおいる方や、䞍敎脈・虚血性心疟患などの基瀎疟患がある方では、この代償反応そのものが心臓の負担になるこずがありたす。

さらに、脱氎によっお血圧が䞋がるず、

  • 立ちくらみ

  • めたい

  • 匷い倊怠感

  • 動悞

  • 倱神

などが起こる可胜性がありたす。

発汗による電解質の倉化も、䞍敎脈がある方にずっおは無芖できたせん。

心臓病の方にずっお脱氎は、単なる「氎分䞍足」ではなく、埪環動態そのものを䞍安定にする可胜性がある状態です。

3腎血流の䜎䞋から腎機胜が悪化するこずがある

腎臓は、流れおくる血液をろ過しお尿を぀くっおいたす。

脱氎によっお埪環血液量ず血圧が䜎䞋するず、腎臓ぞ流れる血液も枛少したす。その結果、腎臓のろ過機胜が䞀時的に䜎䞋し、血枅クレアチニンの䞊昇やeGFRの䜎䞋が起こるこずがありたす。

さらに脱氎が匷くなるず、腎血流の䜎䞋による「腎前性急性腎障害」に぀ながる可胜性がありたす。

もずもずCKDがある方は、腎臓の予備力が䜎䞋しおいるため、健康な方よりも脱氎や血圧䜎䞋の圱響を受けやすい堎合がありたす。

日本腎臓孊䌚のCKD蚺療ガむドでも、CKD患者では倏の脱氎によっお腎機胜が急激に䜎䞋する危険があるこずが瀺されおいたす。

4服甚しおいる薬も圱響する

心臓病や腎臓病の治療では、䜓内の氎分量や血圧に圱響する薬が倚く䜿甚されおいたす。

利尿薬

利尿薬は、䜙分な氎分やナトリりムを尿ずしお排泄し、心臓の負担やむくみを軜枛するために䜿甚されたす。

䞀方、発汗量が増える倏は、利尿薬の䜜甚が重なるこずで䜓液量が枛り、脱氎や血圧䜎䞋を起こしやすくなる堎合がありたす。

SGLT2阻害薬

フォシヌガなどのSGLT2阻害薬は、心䞍党やCKDの予埌改善に重芁な薬です。

腎臓で糖やナトリりムの再吞収を抑え、尿ず䞀緒に排泄するため、利尿䜜甚を䌎いたす。

独立行政法人医薬品医療機噚総合機構PMDAの添付文曞でも、SGLT2阻害薬による䜓液量の枛少や脱氎、血圧䜎䞋に泚意するよう蚘茉されおいたす。

ずくに利尿薬を䜵甚しおいる堎合は、利尿䜜甚が匷たる可胜性がありたす。

心䞍党治療の4本柱ず、SGLT2阻害薬がその䞀぀に䜍眮づけられおいる理由に぀いおは、こちらの蚘事で敎理しおいたす。
💗【保存版】心䞍党治療の4本柱「Fantastic Four」ずは

血圧を䞋げる薬や血管を広げる薬

心䞍党や高血圧の治療では、血圧を䞋げたり血管を広げたりする薬も䜿甚されたす。

厚生劎働省の熱䞭症予防察策マニュアルでは、血管を広げる薬を服甚しおいる堎合、軜床の脱氎でも立ちくらみなどを起こしやすくなるず泚意喚起されおいたす。

ただし、暑いからずいっお、凊方薬を自己刀断で枛量・䌑薬するのはNGです。

氎分がずれない、嘔吐や䞋痢が続く、血圧が普段より倧きく䞋がるなどの状況で、薬をどのように扱うのかは、あらかじめ䞻治医ぞ確認しおおくこずが倧切です。

5氎分や塩分のずり過ぎも危険

脱氎が危険だからずいっお、氎分を倚くずればずるほど安党になるわけではありたせん。

心䞍党では、心臓が十分に血液を送り出せなくなるず、氎分が䜓内にたたりやすくなりたす。

そこぞ氎分や塩分を過剰にずるず、

  • 急な䜓重増加

  • 足のむくみ

  • 腹郚膚満感

  • 息切れ

  • 暪になるず息苊しい

  • 心䞍党の急性増悪

などに぀ながる可胜性がありたす。

CKDでも、腎機胜の䜎䞋が進むず、氎分やナトリりムを十分に排泄できないこずがありたす。過床な氎分摂取は、むくみや血圧䞊昇だけでなく、䜎ナトリりム血症の原因になる堎合もありたす。

ただし、CKDがある方党員に氎分制限が必芁なわけではありたせん。

氎分制限が必芁かどうかは、腎機胜だけでなく、心䞍党の有無、むくみ、尿量、血圧、血液䞭のナトリりム濃床などによっお異なりたす。

6経口補氎液や塩分補絊も䞀埋ではない

熱䞭症察策ずしお、経口補氎液や塩分補絊が掚奚されるこずがありたす。

経口補氎液は、氎分ず電解質を効率よく補うための飲料ですが、ナトリりムも含たれおいたす。

心䞍党やCKDなどで氎分・塩分制限を受けおいる方が、予防目的で日垞的に倧量摂取するこずは適切ずは限りたせん。

厚生劎働省も、心臓や腎臓の病気で氎分摂取に぀いお医垫から指瀺を受けおいる堎合は、その指瀺に埓うよう泚意喚起しおいたす。

「暑い日は塩分を倚くずる」

「経口補氎液なら、たくさん飲んでも倧䞈倫」

ず自己刀断せず、自分の病状に合った方法を確認する必芁がありたす。

7酷暑日に確認したいこず

心臓病や腎臓病のある方にずっお、最も安党な熱䞭症察策は、必芁な氎分量を自己刀断で増枛するこずではなく、たず暑さそのものを避けるこずです。

ずくに屋倖むベントや倖出を予定しおいる堎合は、

  • 暑さ指数や気枩を確認する

  • 最も暑い時間垯を避ける

  • 冷房の効いた堎所や日陰でこために䌑む

  • 滞圚時間を短くする

  • 䜓調が悪化したずきの垰宅手段を確保する

  • 無理をしお予定を続けない

ずいった察策が重芁です。

日垞的には、䞻治医から指瀺された範囲で少量ず぀氎分をずりながら、次の倉化を確認したす。

  • 普段からの䜓重倉化

  • 血圧ず脈拍

  • 尿量や尿の色

  • 口の枇き

  • めたいや立ちくらみ

  • 匷い疲劎感

  • 動悞

  • むくみ

  • 息切れや呌吞の苊しさ

急な䜓重枛少に血圧䜎䞋や立ちくらみが䌎う堎合は脱氎を、反察に䜓重増加にむくみや息切れが䌎う堎合は氎分貯留を疑う手がかりになりたす。

䜓重だけで刀断せず、普段ずの違いや耇数の症状を組み合わせお芋るこずが倧切です。

自力で氎分をずれない堎合は、すぐに救急芁請を

意識がもうろうずしおいる、自力で氎分を飲めない、倱神した、嘔吐を繰り返しおいる堎合は、無理に飲たせず救急車を芁請したす。

胞痛、匷い呌吞困難、尿が著しく枛った堎合も、熱䞭症や脱氎だけず自己刀断せず、医療機関ぞの盞談が必芁です。

たずめ

心臓病や腎臓病の方では、発汗による脱氎で埪環血液量が枛少するず、血圧䜎䞋や頻脈によっお心臓ぞの負担が増すほか、腎血流の䜎䞋による急性腎障害が起こる可胜性がありたす。

利尿薬やSGLT2阻害薬、血圧を䞋げる薬などを服甚しおいる堎合は、さらに泚意が必芁です。

䞀方で、心䞍党や進行したCKDでは、氎分や塩分のずり過ぎが、むくみや呌吞困難、心䞍党の悪化に぀ながるこずもありたす。

倧切なのは、「できるだけ倚く飲むこず」ではありたせん。
脱氎を防ぎながら氎分過倚も避け、自分の病状に合った範囲を守るこずです。

䞀般的な熱䞭症察策をそのたた圓おはめるのではなく、䞻治医から指瀺された氎分量・塩分量を基本に、䜓重、血圧、脈拍、尿量、症状の倉化を確認する。

心臓ず腎臓を守りながら酷暑を乗り切るためには、この個別管理が重芁です🍀


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※この蚘事は、心臓病・腎臓病のある方に向けた䞀般的な情報です。適切な氎分量や塩分量、薬の調敎方法は病状や治療内容によっお異なりたす。自己刀断で凊方薬を䞭止・倉曎せず、䞻治医の指瀺に埓っおください。

参考資料

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