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【栄養シリーズ①】『食べられない』にも、いろいろある —―偏食さんと改善アプリ—―

病院、スクールカウンセラー、
乳幼児健診で見てても、
「頭の中の左利きさん」の
偏食問題はかなりの確率で遭遇します。

皆さんは、偏食に対してこれまでどの
ように対処してこられたでしょうか?

きっと、
大変だったことと思います。


頭の中の左利きさんについてはこちら↓


「食べられない」の中にある違い

実際、以下のようなお話を含め
様々なケースに出会います。

「緑色の野菜は食べられませんが、
緑色以外の野菜なら食べられます」

「うちの子、醤油味ばっかり食べてますが、
○○というメーカーの醤油しか受け付けないんです」

「白米に塩をかけた塩ご飯か、
チキンラーメンしか食べられません」

「ひき肉なら食べられるんですが、
肉の形そのままだと食べられません」


感覚から見る偏食という捉え方


人がどのように感覚
(音・光・触覚など)を
受け取り、反応しているかを
把握するための評価ツール。

それが感覚プロファイル。

その感覚プロファイルで
感覚回避に分類される
この種の偏食問題。

教科書的な対応策としては、

『本人の許容範囲内で受け入れられる
感覚の経験を徐々に拡大していく』こと。

そのために大切なことは2つ。

『刺激に対する馴化(慣れ)は
困難であると理解する』こと。

次に、

『一度に一つずつ感覚経験を
広げていく』こと。


具体的には、

「○○というメーカーの醤油しか
受け付けないんです」

という状態であれば、
まずはいつも使っている
醤油にほんの1~2滴ほど、
別なメーカーの醤油をブレンドする。

その他は何も変えず、
いつもどおりにしておく。

慣れてきたら、
さらに別なメーカーの醤油を
1~2滴増量していく。

そして、
いつ、どのくらいの量から始めたか。
いつ、どのくらい増量したか。
記録しておく。

こうやって、
許容できる感覚を少しずつ広げて
いくことが感覚回避に対する
馴化(慣れ)の教科書的プロセスなのです。


教科書どおりにはいかない、という現実

しかし、
実際に医療や教育、母子保健といった
様々なフィールドで出会う偏食さんは、

もちろん
教科書通りにいくことよりも、
実に多彩。
実に様々です。

例えば、一番あるあるなのは

「学校(幼稚園)の給食では
野菜を食べるのに、家では全く食べません」

みたいな状態。

こうなってくると、
どこかで理論を離れて
そのお子さんの日常に
接近していく必要がでてきます。


つながりを手がかりにする支援


この偏食さん問題に対して、
つい先日とても素敵なアプリを知りました。
それが

「偏食改善アプリ」。

このアプリは、
フードチェイニング(Food Chaining)の
理念をベースに開発されています。

フードチェイニングは、
「食べられるもの」から出発して、
少しずつ似た特徴の食品へと
広げていく支援法
です。

「食べられないものを無理に
食べさせる」のではなく、

  • 食感

  • 見た目

  • 温度

  • 匂い

などの“共通点”を手がかりに
安心できる範囲を少しずつ広げていく
のが特徴です。

例えば、

  • ポテトチップス → フライドポテト → 蒸したじゃがいも → 煮物のじゃがいも

のように、
連続性(チェーン)を持たせて
段階的に変化
させます。

しかし、
このチェーンを人間が
考えるのはとても大変。

そこでこのアプリの出番になります。

『AI料理提案(フードチェイニング)』の使い方はとてもシンプルです。 毎日の食事で、「完食」「半分残した」「一口だけ」「全く食べない」といった完食度と、子どもの反応(大好き・普通・嫌い)をカレンダーに記録していくだけ。(お残しの記録も、AIにとっては大事なデータになります!)

kazuki(famisma) 2026年3月24日

ホーム画面の「AI料理提案」ボタンを押すと、過去2週間の食事記録&レシピに登録されている調理手順(焼く、煮る、揚げるなど食感に影響するデータ)をもとにAIが「次はこの要素を引き継いだ料理がいいですよ」と、子どもが食べやすそうな献立を自動で提案してくれます。

kazuki(famisma) 2026年3月24日

アレルギー食材を提案しないような機能も
実装されているのが嬉しいですね。

この素敵なアプリは、
以下のリンク先から入手できます。

アプリはダウンロード無料で、
アプリ内課金も一切なし。
すべての機能を無料で使用可能。

このアプリを製作した方が
noteクリエイターさんでいらっしゃるのです。

それがkazuki(famisma)さんです。

kazukiさんのお子さんも
「頭の中の左利きさん」で、
偏食さんとのこと。

今回、私がこのアプリを
ぜひ多くの方に紹介したいと
お願いしたところ、
kazukiさんからご快諾を
いただくことができました。

「頭の中の左利きさん」を子育て中の方は、
ぜひ一度kazukiさんの記事を
お読みになってみてください。


動かないように見えるものも

同じ子どもでも、
場面によって見せる全く違う反応。

それに対し、
教科書的な対応方法は、
どうしても固い枠組みになりがちです。

しかし、
実際の場に求められているのは、
柔軟な発想を省コストで
得られる枠組みです。

一見動きそうになかった問題でも、
何気ないきっかけから
改善していく可能性だって
あるかもしれません。

次の記事はこちら↓

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