研究 x 申請書|海外学振の体験談|実際に使って分かったその良さ
こんにちは、りょうです!
この「研究×申請書シリーズ」では、私自身の経験を踏まえながら、申請書作成のコツやノウハウを整理していきます。
さらに、海外で研究ポジションを獲得するための方法についても、一般的に知られているルートと、私が実際に体験したことの両方を紹介していく予定です。
シリーズの最初のテーマは、日本人研究者が海外に進出する際に多くの人が挑戦する制度「海外学振(海外特別研究員制度)」です。ここでは、その一般的な特徴に加え、私自身が利用して感じたことをまとめてみます!
*参考までに。ビザ関係のまとめ記事はこちらから ↓
海外学振とは?
まず、海外学振(日本学術振興会・海外特別研究員制度)は、若手研究者が海外の大学・研究機関で研究するためのフェローシップです。生活費と研究費の支援を受けながら、2年間安定して研究に専念できるのが特徴。
応募対象は博士号取得者(または取得予定者)で、自由度が高い一方で競争は厳しい制度として知られています。
※詳細は毎年の募集要項が更新されるため、最新情報は公式の案内をご確認ください。
私の感想
海外学振のメリットや大変さについては、ネット上でも多くの情報が出回っています。「生活が安定する」とか、「研究の自由度が高い」とか、「競争率が高い」とか。ここでは、そうした一般論を踏まえつつ、実際に海外学振を利用した私自身の感想を正直に書いてみたいと思います(…正直大差はないです!)。
-使って良かったと感じたこと
まず何よりも、生活の基盤が安定するのは大きなメリットです。
現地採用のポスドクは契約更新や解雇のリスクを常に抱えていますが、海外学振では自分の資金で研究滞在しているという立場になるため、その不安がかなり軽減されます。
心理的に余裕が生まれ、2年間研究に集中できる安心感は格別です。
また、海外進出の取っ掛かりになるという点も強調したいところです。
受け入れ先のPIからしても、資金を自前で持ち込む研究者は歓迎されやすいです(相当な事情が無い限り断る理由がない!)。
結果として、自分のやりたい研究を始めるための第一歩を踏み出しやすくなります。さらに、自分の研究費で動ける分、テーマ選択の自由度も高まりました。ボスの顔色をうかがうよりも、研究そのものの妥当性で勝負できるという感覚は大きな魅力でした。
もちろん、履歴書に「海外学振採択」と書けること自体が強い評価につながります。これは、後のキャリア形成で確実に効いてくるポイントだと思います。
-困難に感じたこと
一方で、やはり競争率の高さは大きな壁です。
私も一度は不採択を経験しました。優秀な研究者が全国から応募するため、誰にとっても楽な挑戦ではありません。
ただ、申請書の書き方や戦略を掴めば道は開けます!
実際、私自身も二度目の挑戦で採択されました。コツさえ分かれば、怖いものではないというのが率直な感想です。
このあたりの「申請書作成の工夫」については、別の記事で詳しく取り上げたいと思います。
-採択後に見えたこと
採択されて実際に海外に出てみると、制度のメリットは研究活動だけにはとどまりません。当たり前ですが、生活全般を自分で切り開く必要があるため、行政手続きや住居探し、保険や税金の対応などを英語でこなすことになります。
これらは論文執筆以上に難しく感じる場面もありましたが、その経験が生活力や交渉力を鍛えてくれました。
また、キャリアへの影響も非常に大きいです。
フェローシップを獲得した実績は、研究者としての独立性や実行力の証拠と見なされます。
実際に就職活動の面接で評価されたこともありますし、アメリカのようにグリーンカード(EB系など)の申請においても「能力の証明」としてプラスに働くケースがあります。
研究を続けるだけでなく、キャリアの可能性や選択肢が広がるのは海外学振の大きな強みだと感じました。
まとめ
海外学振は、生活の安定と研究の自由を同時に実現し、さらにキャリアを大きく押し上げてくれる制度です。もちろん競争率の高さという大きなハードルはありますが、申請書の工夫で乗り越えられる壁でもあります。
採択後に広がる研究・生活・キャリアの変化は、挑戦する価値が十分にあると私は思います。
次回は、海外学振と他のフェローシップを比較し、その位置づけをより明確にしてみたいと思います。
いかがでしたでしょうか?
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