第2章 「諦めた夢の先に」ー現実と折り合いながら生きる力
このnoteはシリーズです。[第1章から読む】
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1.プロローグ
みなさん、過去を振り返ると──
どこかで、ほんの少しずつ「折り合いをつけてきた」経験はありませんか?
“夢は、信じれば叶う”
そう思いたかったけど、現実はそんなに単純ではありませんでした。
そんな時、どのように向き合いましたか?
2.二十代 叶わない現実、諦め切れない想い
20代の頃、当時付き合っていた彼は、音楽の道を志していた。
レーベルに所属し、CDも出していたけれど──
売れることは、決して簡単なことではない。
バイトをしながら、夢を追い続ける毎日。
私の目の前にいたのは、
“叶わない現実に悶えながら、それでも諦めきれない人の姿”だった。
夢を追うことの美しさも、
それがうまくいかないときの苦しさや儚さも、私は肌で知っていた。
だからこそ思った。
「未来を信じる力」には、“現実と折り合いをつけながら、続ける力”が必要なんだと。
もしかしたら、それこそが私の中にあった“思い込み”や“固定概念”だったのかもしれない。
─それはだいぶ後で気づくこととなる。
3.行動のきっかけ
行動のきっかけは変わりたいという思いから。
30代の頃、
スタジオで働きながら、毎週末にはCLUBでカメラを構えていた。
「いつか、フェスや音楽イベント専門のカメラマンになりたい」
──そんな夢を、心のどこかで抱いていた。
けれど、現実はそう甘くなかった。
日本有数のCLUBで撮影している人たちでさえ、
フリーランスとして別ジャンルの撮影をしながら生計を立てていた。
“それ一本で食べていける人”なんて、ほんのひと握りしかいなかった。
やがて私は、夢からそっと離れていくようになった。
「現実ってこういうものだよね」
そうやって、自分に言い聞かせるように、、。
気づけば──
知らぬ間に、あのときの彼に自分を重ねていたのかもしれない。
情熱をかけた分、喪失感は大きくなる。
けれど同時に、夢を叶える難しさを近くで見ていたからこそ、
どこかに “仕方ない” という納得感もあった。
それは、痛みと諦めが混ざったような少し不思議な感情だった。
4.見て見ぬふりをした隠れた気持ち
夢を諦めたあと、私はしばらく自分を閉じ込めていた。
スタジオ勤務を続けながら、人生の重心を「夢」から「プライベート」に置きかえた。
「旅行に行ければいい。プライベートが充実していれば満足」
海外を旅して、美しいものに触れ、非日常の時間に心を預けるように過ごしていた。
今思えば“日常に満たされなさを感じていた自分”が、
何かを埋めるようにして繰り返していた行動だったのかもしれない。
もちろん自分の感性を刺激した良い時間でもあった。
でも「挑戦すること」や「夢を見ること」に、もう傷つきたくなくかったのが本心に近い。
そんなふうに、“納得したふり”をしていただけだった。
だから、自分に問い直してみた。
「私は、どんな人生を生きたいのか?」
そこから、止まっていた時間が、少しずつ動き出した。
時間に縛られない働き方を選び、新しい仕事にもつながっていった。
折り合いをつけるとは、夢を捨てることではなく、夢を『今の自分の人生』の中に再配置することだった。
5.変化の兆し
少しずつ、少しずつ日常の中に“変化の種”が芽を出していった。
あなたは、夢を諦めた経験はありますか?
(第3章へつづく)











