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「シルクロードの商人語り―サマルカンドの遺跡とユーラシア交流―」特別展始まりました 大阪府国立民族博物館

 特別展「シルクロードの商人(あきんど)語り―サマルカンドの遺跡とユーラシア交流―」
開催日:2026年03月19日〜2026年06月02日
時間:10:00〜17:00
場所:国立民族学博物館 特別展示館
一般1,200円(810円)、大学生600円(340円)、高校生以下無料
( )内は団体、65歳以上など
詳しくはこちら→ 

 会場は万博公園の中のいわゆる「みんぱく」です。開催初日に行ってきました。予想していたのとは違って、昨年(2025)のシルクロード展とはまた違うものを多数見ることができました。
 そして、撮影も一部を除いてOKです。それで、たくさん撮ったのですが、悲劇が起こりまして、メモリーが壊れてしまいました。かなり落ち込んでいます。業者さんに復旧の依頼をかけましたが、どうなることやら。もしデーターを取り出せたらまた追加記事でアップしますが・・・・
 よって、写真はなく、図録の一部の掲載だけになります。なお、サムネ写真は、今回の展示ではありません。

ゾロアスター教の女神ナナ


 イラスト図がわかりやすいです。とっても風格のある女神です。日本ではアマテラスにあたるのでしょうか?
 この女神ナナは、ウズベキスタンのカフィル・カラ遺跡から出土した木彫版に描かれたものです。5~6世紀のものとのこと。ソグド人の信仰するゾロアスタ―教の最高位の女神として信仰されていました。
 女神を囲んで多数の礼拝者が供物や楽器など持って参列しています。

 館内のビデオ上映で、この木彫板の出土状況や、取り出すときの様子などが見れます。

 次に感激したのはアフラシアブ遺跡出土の「使節の間」に描かれていた有名な壁画が原寸大で復元されたものが見られます。ソグドの王ヴァルフマーンをたたえるために制作されたようです。

 他にも陶器やコインや封泥、馬具、楽器などなど。色鮮やかで文様も素敵な毛織物などの服飾品や食器皿なども。
 見学が終われば、本館の常設展もどうぞ。
 6月2日までですので、よろしかったらご観覧ください。

 本来なら写真をもっとアップするはずが申し訳ないです。

 次に、私のソグド人への思いを少し。

 私が注目しているのは、このシルクロード交易の主要な担い手であったソグド人です。彼らは商人としてだけではなく、政治や軍事面だけでなく、宗教においても大きな影響をもたらしてます。彼らが唐の建国に重要な役割を果たしていることが近年明らかになってきており、またソグド人はゾロアスター教を信仰していましたが、各地でマニ教や仏教の普及にも貢献しています。中国においてソグド人である胡僧が仏教の普及を担っていましたが、半島にも渡っていたようです。
 『三国史記』の「新羅本紀第四眞興王」には、37年(567)安弘法師が隋の国に入って、胡僧の毗摩羅ら二人の僧侶とともに帰って来たが、稜伽勝鬘経りょうがしょうまんきょうと仏舎利とを王に献上した、という。  
 こういった「胡僧」は日本にもやってきたのではないでしょうか。
 8世紀には鑑真の来朝にソグド人安如寳あんにょほうが同行しています。また多胡碑(和銅4年711年)の建郡碑の「羊」なる人物は、ソグド人との説もあります。
 しかし7世紀以前に彼らがやってきた可能性もあるのではと。大陸のみならずこの日本の古代史にも影響を与えていたと考えます。
 例えば、『古事記』と『日本書紀』の記事には、中国文化だけではなく、はるか西方の文化を知ったものでないと書けないと思われるものがあります。例えば以下のような記事を投稿しています。


 今後も、関連するテーマを扱っていきます。
 さらに、これは現段階では思い付きに過ぎませんが、古事記の編者の太安万侶は、元は安万呂(アンマンリョ)という渡来人で、彼はソグド人ではないかと考えています。現在のところ確たる根拠はないですが、その姿を追っていければよいかと思います。合わせて列島における騎馬遊牧民の存在の痕跡を探ってもいます。ただし自分に何の調査能力もないので、あくまで研究者の調査報告、論考を利用させていただくしかないのですが。
 どこまでできるかわかりませんが、ソグド人に関心を持っていただけるよう、拙い説明を今後のところですすめていきたいと思っています。

 図は特別展の図録を利用しました。

 





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