【Lil Fovnt #77】ストリートカルチャーマガジン Ollie 30th—雑誌が語るカルチャーの残し方
以前、雑誌『POPEYE』の50周年記念号の話を書いたが、実はあの時、もう一冊の記念号を一緒にレジへ持っていっていた。
それが『Ollie』の30周年記念号だ。
Ollieといえば、日本のストリートカルチャーを伝えてきた代表的なマガジン。
正直なところ、昔から毎回欠かさず買っていたわけではないし、申し訳ないが立ち読みでよく見させてもらったイメージだ。
最近では、ほとんど見ることもなくなっていた。
でも、表紙にある「30周年」という文字を見た瞬間、なんだか無性に懐かしい感覚になり、気づけばPOPEYEと一緒に購入していた。
自分には、ちょっとした良い思い出もある。昔、ストリートスナップでこのOllieに載ったことがある。
載った号が出た時、周りの反応に少し驚いた思い出がある。
久しぶりにそんなOllieのページをめくっていて、ふと面白いことに気がついた。
POPEYEとの「構成の違い」だ。
同じように節目の周年を祝う記念号でありながら、アプローチがまるで違う。
POPEYEは、これまでの特集や記事の内容を振り返り、雑誌の「歴史」そのものを中心に構成していた。
一方のOllieは、昔からの表紙のアーカイブなどを中心に並べ、30年を振り返っていた。
歴史のテキストで語るか、ストリートのビジュアルで語るか。
この構成の違いは、それぞれの雑誌がどうカルチャーと向き合ってきたかを表しているようで、面白い違いがそこにはあった。
ちょっと前の記事でも、日本特有の「詳細を知りたがる雑誌文化」について触れた。
どの雑誌もアプローチは違えど、どちらも紛れもなく強烈なカルチャーの塊に違いない。
そんな雑誌というカルチャーから、何かわかることがあるのではないだろうか。そんなことが気になった。
ということで、今月の『Fovnt Freaks Vol.9』のテーマは、「Magazine(雑誌)」。
雑誌という媒体(カルチャー)は、自分たちに何を伝えてきたのか。そんなことを考えていこうと思う。
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日本特有の「詳細を知りたがる雑誌文化」はこれ
POPEYEについても、もう少し深掘りしたい。
