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赤ちゃんはいずれ成長するけど、私は赤ちゃんに戻りつつある

先日、幼なじみが赤ちゃんを連れて遊びにきてくれた。1歳4ヶ月の赤ちゃんは、手がクリームパンみたいにむちむちしていて本当にかわいい。

赤ちゃんは我が家に入った瞬間に表情が凍りつき、「なんだこの未知の空間は…」と不穏な空気を察知しているようだった。そして、ママの腕を離れて私の腕に抱かれた瞬間、ギャン泣きをはじめた。

私は「わかる、その気持ちわかるよ〜〜」と言いながら、懸命に赤ちゃんをあやした。だが、赤ちゃんはまったく泣き止む気配がない。
ママの腕に戻ってやっと安心を得た赤ちゃんは、私をじっと見て「もう二度と朕に触れるでないぞ…!」という顔をしていた。

私が「わかる」と言ったのは、本当に赤ちゃんの気持ちがわかるからである。と言うのも、自律神経とメンタル不調になってから、私も知らない人と対峙する場面がすごく疲れるようになってしまった

レジとか、近所の人との軽いあいさつなどは大丈夫なのだが、あまり親しくない人と込み入った話をするときはすごく緊張したり疲れてしまう。
先日、保険のお姉さんと更新について話す機会があり、30分ほど説明を受けながら対話した。それだけで首も肩もガチガチになってしまい、自分の耐性のなさにびっくりした。

赤ちゃんはいずれ成長して、知らない人に接しても大丈夫になるだろう。しかし私ときたら、今までは大丈夫だった知らない人との接触が、どんどん苦手になってきている。これは困った。いつか赤ちゃんに抜かれるのも時間の問題だ。40を過ぎてるのに、赤ちゃんと張り合っている自分が心底情けない。

おそらく人間は、慣れない環境に遭遇すると「ここは安全ではない」というセンサーがはたらく気がする。まともに社会生活をしていれば、知らない人と接する機会がコンスタントにあるので、このセンサーを鍛えることができる。
しかし、私は知らない人と接する機会が激減してしまい、このセンサーが赤ちゃんのように敏感にはたらくようになってしまっているのかもしれない。

赤ちゃんが社会経験とともにセンサーを鍛えていくように、私も知らない人と接する機会を増やして鍛えていく必要がある。
やはり人間は、人付き合いを避けてはまともに生きられないな…」ということを赤ちゃんに学ぶ40代の夏です。


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