育児より難しい?「仕事を選ぶ部下」に内心100回キレた件

※この記事は作成に1週間かかり、5,500字ほどあります。まとめ能力が低くてすみません。
でも、お時間のあるときに最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
指導をすること

“仕事を選ぶ部下”に悩んでいる上司の方、いらっしゃいませんか?
年度末、年度初め、職場環境の変化、プライベートでの家族環境の変化、人間関係の変化により色々な思いが交差する中で、色々なことが起きます。
これからお話しすることは、先日あった部下とのやりとりで、育児とは違う、大人を指導することの難しさを感じた出来事です。
今回は、“仕事を選ぶ部下”への指導で内心100回くらい怒りながらも、冷静に自分と向き合い続けた記録です。
大人を指導する難しさと、その中で感じたこと、そして私の感情コントール方法を共有し、部下との関係に悩んでいる方に何かお役立ちできればいいなと思います。
私は、職場において部下を指導する立場ですが、相手は相手で人生経験を踏み、自分の価値観で生きている大人なので、仕事のやり方の指導をするのは、とても疲れます。
今は、一つ間違えば〇〇ハラと言われかねません。
今の自分にできる最善策だと思いつつ取った行動でも、見る人が見れば、聞く人が聞けば、様々な意見があると思います。
こんな方法もある!私はそれを言われたら嫌だ、といった意見があれば、私の今後の成長のためにぜひ教えてください。
この記事を通して、仕事への向き合い方や部下への指導法について皆さんに意見を賜りたいなと思います。
第一印象は「なんだこいつ」
私が彼(便宜上「佐藤」(仮名))と初めて出会ったのは、昨年の4月でした。
年齢は同じですが、彼は2年後輩で、役職は2つ差があります。
初対面、挨拶もろくにせず、「これは〇〇」「ウチの会社は〇〇」など皆の前で物事を全て決めつけたような話しぶりをしていました。
その他の言動、行動、態度から、私は、同い年にしては稚拙なふるまいだと感じており、過去の経歴をみても、いわゆる腫れ物なのだろうと思い、他の後輩たちに悪影響を与えないようにしてほしいと思っていました。
※私の感じた彼への印象であり、接し方はみんなと同じです。

見直すきっかけとなった口論
6月ころ、シンプルで処理が容易な“やらなければならない”仕事が舞い込んできました。
しかし、担当となる佐藤は、この仕事を進めるに際して激渋りを見せます。
「ホントにこれできるんですか」「〇〇にいたときにはこうだった」挙句の果てに、私に対して法律論まで出して「じゃあどこに書いてあるんですか」と言った勢いでした。
かれこれ1時間以上、私としては意見交換、周りから見ると喧嘩をしていました。
私は基本的には怒りに対して怒りで対応しないので、冷静に聞き、「それはこうなんじゃない?」「何が納得できないの?」と彼の考えを引き出そうと思っていました。
周りには口喧嘩にしか見えなかったようで、佐藤の口の利き方から、いつ私が殴りかかるか目を向けることもできなかったということでした。(怒ってないよ~😂)
彼が1時間以上抵抗した仕事、結局、仕事を進めていく上で、判断を仰ぐことにある「上部組織のとある方が怖い」ということでした。
本人は実害を受けていないものの「過去にこうだった」という決めつけから恐怖心を持っており、この仕事を進めていく上で、会ったり呼ばれたりするのが嫌だということでした。
「1時間も話してそんなことか・・・」と思いつつ、会話の節々から、彼はこれまでのキャリアで上司から、適切な指導を受けることなく、面倒くさい奴として避けられていたんだろうなとも思いました。
また、彼自身も人と向き合って会話をしてこなかった(避けていた)んだなと思いました。
私は、彼が「主張する時間」の延長に本音があるということなら「とことん主張に付き合ってみよう」と考え、育てがいのある部下だと思うようにして、彼の面倒を見るようになりました。
それ以降、彼とは何度も話し合いを重ねた結果、9月頃から何か自分の中の信念と違うことが起きると、私に相談してくるようになりました。
一方で、彼は、物事が重なると被害妄想が膨らみ、2つの類似した仕事を抱えたときに、何個もあるように複雑化してキャパオーバーになり、パニックを起こしてしまう特性がありました。
そうしたときは、単純化して論点を整理し、腹落ちしてから次に進むというプロセスを踏むこととしていました。
登場人物

年明け頃から、職場のシステム改修作業があり、彼が担当することになりました。
彼としては、「もっと専門の人がやるべきだ」という気持ちがいつまでも拭えず、毎日「これは本来俺の仕事じゃない」という趣旨の発言をしていました。
あるとき、係長級の彼の直属の上司から「いい加減文句ばっか言ってないで進めろ」と怒られたと聞きました。
その時から自分が介入すべきか何度か観測するようにしていました。
その後、スケジュールよりも大幅な遅れが生じ、職場内に支障が出そうになったことから、私が介入することになりました。
「いまどういう状況?」と聞くと「これはどうやったのか覚えていません」「分かりません」「〇〇課に聞いてください」といった返答が💦
このとき彼は、プチパニック状態で、考えることを放棄し、思考停止していました。
私は、彼に完遂してもらいたいという気持ちがあったので、問題点の整理を行い、問題を解決するための確認事項を提示したうえで、担当課への確認自体は彼に任せることにしました。
問題が解決したので、彼はとても喜び、「後はやらない」と息巻いていたところ、新たなトラブルが発生し、その対応に躍起になっていました。
今回の事件
ある日、職場全員で臨む一大仕事がありました。
係長級の企画者が当日急遽休むことになりましたが、各自の配置や役割が詳細に決められていたので、それに従い皆スタンバイしていました。
しかし、時間になっても彼の姿がなく、彼の後輩である田中いわく「佐藤さん、『今日はいいや』って言って職場に残っていました」とのこと。
私はその場を離れることが出来なかったので「そういうことじゃないでしょ(笑)呼んで」と言うと、田中は「行かないって言われたらどうしますか?」と及び腰。
結局「行かない」と回答があったとのことでした。
私の中では、ブチ切れ案件でした。
・まず、今回の仕事において彼が仕事を選ぶ裁量権はないこと
・そっちの仕事はもう遅れていて、今更急ぐものではないこと
・こっちはこっちでとても大切な仕事であること
上司も「佐藤は?」と彼がいないことに気づき、「来ないようです」と言うと「〇〇(企画者)に怒ってもらうか」とのこと。
「いや、指導するのはあなたです。」という言葉が前歯😬まで出ましたが、上司の性格を知っているので、「私が言っておきます🙄」と言いました。
もう一人、係長職の方が「私が言っときますか」と提案してくれましたが、この方の指導方法は彼と相性が良くないと判断し、「ありがとうございます。私が言うので構いません」とお断りしました。
100回怒る

私は元々とても口が悪く、キツイことを言ってしまうので、指導する上で決めていることとして、心の中でガーッと感情的な文言で言いたいことを言い終わってから、対面で言うようにします。
「アンガーマネジメントで6秒抑える」と言われますが、私は未熟者なので、抑えられません。
なので、私なりのアンガーマネジメントとして“内心で”キレ続けて1回スッキリさせます。
(※普段から毎回キレている訳ではありません。滅多にありませんので!)
そして、指導はどんなに気まずくても、早く、コトが熱いうちに行います。
そのほかの理由としては、
✅他の部下達が我々上司の対応を一挙手一投足見ている
✅言いたかったけど言えなかったみたいな迷いや弱さを見せたくない
✅そして何より、日が開いてから「あの時さぁ」と言うときは、再説教ではなく笑い話にしたい
この手のことは、対応も言動も一貫性が求められると思っています。
対応方法は柔軟にしつつも“指導をすること”と“人によって伝える本質を変えること”といった一貫性の欠如は、他の職員からの嫉妬や信頼感の欠落に繋がるので厄介です。
自分が指導することになり、佐藤に対してまず心の中でキレ続け、言いたいことを出し切り、感情が一旦落ち着くまで何度も何度も怒りました。
(このときは殺傷性の高い顔をしていると自覚していたので、離れて一人になりました笑)
そして、どういう指導が良いか、指導に対して予想される返答の複数パターンをシミュレーションし続けました。
私はこうすることで、感情面を排除して指導でき、指導するときに要点を簡潔に、かつ挑発的な返答があっても冷静に対処することができます。
一度は内心で怒りきっており、あらゆる返答を“想定の範囲内”にすることで「普通さぁ」、「ふざけんな」、「何その態度」などネチネチ言うことが無くなります。
部下に対する指導

私は、職場に戻ると、作業をしていた佐藤を呼び、2人になれるところに移動しました。
彼も呼び出されることを予期していたのか、「はい」とショボンな表情でついてきました(´・ω・`)
「どうして来なかったの」
「いやぁシステム改修やらなきゃだったんで」
「佐藤がみんなのためにやってくれていることもそれが大変なことも、分かっている。
だけど、後輩たちもそれを良しと勘違いしてしまうかもしれないし、佐藤は仕事選んでいるって思われるかもしれない。
こういうときに仕事を選んでると、今後自分が損するよ。
今の職場は俺が話聞いてあげられるけど、次の職場で何だこいつって思われたらいい気分はしないでしょ。
システム改修の仕事は俺主導でやるからきちんとやることやってから異動しよう。」
「はい、すいませんでした」
彼がもう一つ恐れていること、それは今回の欠席が企画者の逆鱗に触れるこ
と。
「あと、〇〇(企画者)には俺から言っとくけど、ちゃんと自分からも欠席したことと理由は説明して筋は通して。」
彼とこれまで話し合いを続けてきて分かっていたこととして、彼はとても純粋で素直でした。
そして、過去の経験から、自分の利益となるエリアを侵犯されないよう、過度に日々強い言葉で色々主張してバリアを張っている。というのが私の彼に対する理解でした。
バリアを壊さないように、でも本質を突いて彼に響かせるにはどうアプローチすれば良いのかというのを半年間考えてきました。
次の日、上司に指導内容を伝えてはいましたが、皆には「私が佐藤を怒った」ようにご丁寧にも共有していたようでした。
そんなバイアスもあるためか、佐藤の様子を見て田中が「今日佐藤さん静かだな」と言っていました。
内心は、「あ?俺が指導したからって言いてえのか?」と思いましたが、これにはもう1枚ウラがありました。
朝イチで、企画者を呼び出し、昨日のあらましを伝え、「私から言ったから彼から話があってもあまり触れないで」と伝えていました。
しかし、企画者はそのまま朝、彼に凸ったようで、「佐藤に言っときました」と・・・・「いやぁ・・・」とそこにケアが足りなかったか・・・と思いつつ、コトを掌握できなかったことに対して私もシュンとなってしまいました😂
彼との別れ
彼とは、今でも話し合ったことをよくイジり合います。
議論(ほぼ口喧嘩)したこと、指導したことをお互いに笑い話にできています。
また、MBTI診断をしたときにも「うわ、俺はさぼぼんさんと相性悪いです・・」と言って場を和ませていたのは彼でした。
今回の異動で転出してしまいましたが、私と話したことが何か活かされるといいなと思っています。
彼の新天地での活躍を祈っています!
風潮に対する雑感

最近は、「自分のやりたいことができないから、希望の職に就けてもらえないからここはブラックな職場だ」という風潮をなんとなく感じます。
私の考えが古いのかもしれませんが、それはリンクしているようでしていないと思っています。
夢・希望を叶えるための相応の努力をせずに権利ばかり主張するのは何か違うと思います。
自分の好きなことをするのはモチベーションが上がり、良いことだと思いますが、一方でその嫌だと思う「仕事」は、おそらく誰かがやっているのでしょう。
トヨタ社長の言葉、「利己」ではなく「利他」を。こういうことかと思いました。
そして、そういう部下に何も言えない上司も増えていると思います。
そういう方は、自由に仕事をさせることを“優しさ”“自分は寛大”と勘違いしている感がありますが、そのシワ寄せは他の部下や自分が背負うことになります。
それなのに、後日の飲み会などで「あのときはさぁ」とグチグチ言ったりしているイメージがあります。
指導を早めにする理由で挙げた「✅言いたかったけど言えなかったみたいな迷いや弱さを見せたくない」はこうした上司を見たことがあり、心底ダサイと思ったからです。
普段からきちんとコミュニケーションを図っていれば、指導自体は嫌でも、役職として指導することに躊躇は生まれません。
今回は、仕事を選ぶ部下に対する上司目線ですが、これは、一歩引けば、自分が上司に対してそのように思われていないかな?という意識づけでもあります。
愚痴っぽくて不快だったかと思いますが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。せっかくでしたら、感じたことをコメントいただけると幸いです。
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