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【現役FPが考える】後悔しない住宅ローンの借りかたを7ステップで徹底解剖!

「仮審査は通ったけど、本当に返せるか不安です」

「とにかく金利が低い銀行ってどこですか?」

私が住宅ローンの相談を受ける際、よく聞かれる質問です。

たしかに仮審査は1つの通過点。
金利も住宅ローン選びのポイントになります。

でも、そんなことより前にまず考えてほしいこと。
それが「理想の人生の過ごしかた」です。

住宅ローンは、その後20年、30年の家計と暮らし方を決める土台になるからこそ、目先の返済額や金利だけで決めてしまうのはちょっと危険。

あなたにとって数千万円を超える借金なんて、きっと初めての経験。簡単に答えが出せるわけありません。

そこでこの記事では、FP×住宅ローン審査経験をもとに、後悔しない住宅ローンの考えかたをステップ形式で解説します。

※私のnoteでは有料記事は予定していません。
全て最後まで無料で読めますが、一部広告が表示されることがあります。


そもそも住宅ローンで失敗する人が多いワケ


住宅ローンで失敗してしまう理由は大きく2つ。

  • 恋は盲目状態で突き進んでしまう

  • 考えることが多すぎてオーバーヒート

この2つを理解して対策をすれば、大きな失敗は防ぐことができます。

失敗する理由①気持ちが高ぶって『恋は盲目』状態になってしまう

マイホーム探しは『恋』と似ています。

数ある物件の中から、お気に入りの1軒に出会う。

『とにかくあの家が欲しい!!』

『早く契約しないと他の人にとられちゃう』

気に入った物件が見つかると、とにかく手に入れることが最優先。
予算や住宅ローンの重要性を忘れてしまうのです。

失敗する理由②複雑な商品、難しい言葉、遠い未来より目先のハッピー

多くの人にとって数千万円を超える買い物なんて、きっと初めての経験。

売買契約?重要事項説明?

借入期間はどうする?

単独で借りる?ペアローン?連帯債務って?

金利って固定と変動どっちがいいの?

手数料と保証料って何が違う?

いろんなことを考えてるうちに頭はパンク状態。

でもいったんマイホームの夢を描いてしまったら…
もうワクワクは止められませんよね。

遠い将来や難しい言葉はよくわからないけど、
今の家賃と同じくらいだし、きっと大丈夫。
難しいことは考えず、とりあえずえいやーで買ってしまえ!

こういう家庭をたくさん見てきましたが、数年後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまう結果になりがちです。


7ステップで解決!後悔しない住宅ローンの考えかた


これまでFPとして、また住宅ローン審査担当として、500軒以上の住宅ローンを見てきました。

そんな私が2026年の今考える後悔しない住宅ローンの考え方を7ステップでまとめます。

ステップ①理想の人生を思い描く

最初に考えるのは、「いくら借りられるか」や「金利タイプ」ではありません。これからの人生、どんな暮らしをしたいかです。

まず、こんな項目をざっくり書き出します。

  • 夫婦の将来の働きかた(時短・フル・転職など)

  • 子どもの進路(公立?私立?)

  • 教育費や習いごとはどうしたい?

  • 車など大きな買い物の予定

  • 旅行やレジャーにどれくらい使いたいか

  • 老後の理想の暮らしかた(何歳まで働く?)

住宅ローンは20年、30年と続き、今後の人生の土台になっていきます。

家は買えたけど「こんなはずじゃなかった…」とならないためにも、まずは過ごしたい未来をイメージしてみましょう。


ステップ②借入期間を決める

理想は定年退職までに完済となる期間設定です。
(ちなみに私は67歳完済予定…なかなか理想通りにはいきませんよね…。)

最近では「長く借りて返済額を抑え、浮いた分を投資で増やす」みたいな考え方が主流のように感じます。

でも、ここは一度立ち止まって考えてほしいんです。

本当にその運用、続けられますか?
すでに投資を長く続けていて、「自分は浮いた金額を計画的に積み立てられる」と確信がある人なら、それでもいいと思います。

でも、人間は弱いのです。

日々の生活費、教育費、車、旅行、家電の買い替え…。「返済額が減った分」を投資に回すつもりでも、手元に残ればついつい使ってしまいます。

また「団信があるから最後はなんとかなる」と言っても、団信が効くのは万一のときだけ。もし普通に元気で長生きしたらどうでしょう。

65歳で定年退職したあとも、5年、10年と現役時代と同じペースで住宅ローンを払い続ける。これ、かなりしんどいです。

だから私は、基本はこう考えています。

多少きつくても、期間は適正に抑える。
そして現役時代のうちに強制的に返済が進む形にしておいた方が、家計としては健全。

もちろん長期ローン×投資がハマる人もいます。
退職金で一括返済するから大丈夫という人もいます。

大事なのは、定年以降も住宅ローンの返済に悩まなくてもいい借りかたをすることだと思います。

参考までに、住宅金融支援機構が発表した返済期間の分布は以下のとおり。
・10年超~15年:5.0%
・15年超~20年:8.1%
・20年超~25年:9.5%
・25年超~30年:11.6%
・30年超~35年:38.9%
・35年超~40年:17.9%
・40年超   :5.5%

参照:住宅金融支援機構【住宅ローン利用者調査(2026年1月調査)】

ステップ③ライフプラン表を作って無理ない借入額を決める

ステップ③で1度ライフプラン表を作ります。

え、面倒くさい?

いや面倒くさかったら飛ばしてもいいんですけど、ココが1番重要です。

住宅ローンがずっと不安な原因は、将来のお金のイメージができないから。

ライフプラン表を作ることで、

  • いつ

  • どれくらい

  • 何にお金が必要になるか

が見える化します。

「なんとなく怖い」を卒業し、「理解して備える」に変わる。これだけで不安はかなり軽くなります。

まずはなんとなくイメージしている借入金額、期間、金利でザクっと作ってみてください。今後の人生でお金がどう推移していくか確認できるはずです。

ライフプラン表の作りかたは以下の記事でも詳しく解説しています。

自分で作るのが難しい人には無料のFP相談を活用するのも1つの手です。

無料のFP相談の中では、唯一カメラオフで相談できて、1時間でライフプラン表が完成するマネーコーチがおすすめ。

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ざくっと作ったライフプラン表をもとに、ステップ④⑤へ進みます。

なおFP相談については以下の記事でも詳しく解説しています。



ステップ④単独ローン?ペアローン?

ペアローンは危険なんて意見もよく見かけますが、結論を書きます。

・2人分の住宅ローン控除が目的ならアリ
・予算を増やすためならナシ

ペアローンで危険なのは、借りられる金額が増えてしまうこと。

2人の収入を足してフルで借りると、いざという時に返済が一気に苦しくなりがちです。

逆に言えば、そこさえ押さえれば個人的にはアリだと思っています。

「働けなくなるリスクが…」もよく言われますが、それって単独ローンでも同じです。単独だって、借りてる本人が働けなくなれば返済は詰みます。

「離婚したら大変」も確かにそう。
でも、そんなこと考えだしたらキリがありませんし、そもそも離婚したら単独でもペアでも大変です。大変さの種類が変わるだけ。

だから私の考えはシンプルで、

借入額を増やすためのペアローンはナシ、住宅ローン控除狙いで敢えて2人で借りるのはアリという結論になります。


ステップ⑤金利は固定?変動?

どっちが得かで考えると一生答えは出ません。
それぞれの特性を理解してどちらが自分に合ってるかで考えましょう。

変動金利
序盤の返済額を抑えられる一方で、金利上昇時には負担が大きく増えてしまうリスクがあります。

固定金利
金利上昇のリスクがなく返済計画が立てやすい一方、序盤は変動よりも高い金利設定になっています。

2026年最新の調査によると利用割合は、
・変動金利型75.0%
・全期間固定型10.1%
・固定期間選択型14.9%
減少傾向ではあるものの、まだまだ変動金利の人気が際立っています。

参照:住宅金融支援機構【住宅ローン利用者調査(2026年1月調査)】

一般的には手元資金に余裕がある人は変動金利、少しでも返済額が増えると不安な人は固定金利を選ぶのがおすすめです。

金利タイプの選びかたは以下の記事も参考にしてみてください。


ステップ⑥団信で保障したい内容を決める

団信は金利を上乗せしてまで手厚くするのは反対派。ただ保障が薄くてもいいわけではありません。

大事なのはバランスで、私がおすすめする目安は
金利上乗せ「0.10%以内」

この範囲で選べる団信の中から、「自分の不安に効く保障」を付けるのがちょうどいいと思っています。

住宅ローンは「借入額が大きい×期間が長い」ので、上乗せ金利の影響は思ってる以上に大きいものです。

4000万円×35年の場合、
金利0.90%だと総返済額は約4660万円。
金利1.10%だと総返済額は約4820万円。
たかが0.2%ですが、160万円もの差が出ます。

参照:keisanにて筆者作成

重い病気(がん・心疾患・脳卒中など)は、一般的には年齢とともにリスクが上がりやすく、「いざ」が来る頃には、ローンは返済が進んで残高がある程度減っていることが多い。

また、団信の特約は支払い条件が厳しめに設定されていることも多く、なかなか条件に合致しないこともしばしば。

となると、借入直後の巨大な残債を前提に、最初から高い上乗せ金利を払い続けるのは、コスパが悪くなりやすい。

もちろん発症時期は読めないし、若くても罹患はゼロじゃない。でも、一般論としては「年齢とともにリスクは上がり、ローン残高は下がる」。

だからこそ、盛りすぎない判断が合理的だと思っています。

いざという時の備えは傷病手当金や高額療養費制度を頼りに、保障は盛りすぎず『上乗せ0.10%の範囲内』で探すのが絶妙なバランスです。


ステップ⑦条件に合う銀行を見つける

ここまできたらようやく銀行の選定です。

私は思いつく銀行を1つずつ調べていき1週間以上の時間をかけましたが、とりあえずサクッと調べたい人はモゲチェックなどの比較サイトで時短もアリです。

私が毎月投稿している金利ランキングも参考になると思います。

ポイントはこれまでのステップで決めた内容に合致する銀行を選ぶことです。

最後にステップ③で作ったライフプラン表を再作成し、無理のない返済になっていれば住宅ローン選びは成功です。

※多くのFP相談サービスでは、一度作ったライフプラン表の再作成も無料で依頼することができます。今回紹介したマネーコーチではメールで簡単に依頼することができました。


住宅ローンを借りる時に大切なこと


住宅ローン選びは、どうしても「金利が低いところはどこ?」から始まりがちです。でも本当に大切なのは、借りたあと20年・30年の暮らしが無理なく過ごせるか

そのために、この記事では「後悔しない住宅ローンの借りかた」を7ステップで整理しました。

  • ①理想の人生を思い描く(働き方/教育費/旅行/老後まで含めて)

  • ②借入期間を決める(定年後に返済で苦しまない設計)

  • ③ライフプランで借入額を確認する(なんとなく不安を見える化)

  • ④単独かペアかを整理する(控除目的はアリ、予算増目的はナシ)

  • ⑤固定か変動かを選ぶ(得かどうかより、特性と自分の耐性で)

  • ⑥団信は盛りすぎ注意(目安は上乗せ0.10%以内)

  • ⑦条件に合う銀行を探す(最後に比較する。順番が逆だと迷子になりやすい)

もし今、あなたが
「仮審査は通ったけど不安が消えない」
「このまま契約していいのかモヤモヤする」
と感じているなら、焦って答えを出す必要はありません。


まずはステップ①〜③だけでもOKです。
ここが固まると、金利タイプも団信も、自然とあなたの答えが見えてきます。

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