家庭で気づいたディスレクシアのサイン【小学生の例つき】親ができた支援とは
「読めるはずの文章なのに、同じところで何度もつまずく」
「毎日書いている漢字なのに、翌日には忘れてしまう…」
そんな息子の様子に、私はずっと
「苦手なだけかな?」「がんばればそのうちできるのかも」
と思っていました。
でも、いくら練習してもなかなか変わらない——。
そんなとき、「発達性ディスレクシア(発達性読み書き障害)」という言葉に出会いました。
この記事では、わが家がこの困りごとと向き合う中で学んだことや、
医師からの説明をふまえて家庭で実践した工夫をまとめています。
同じように「うちの子、もしかして……」と感じているご家庭の気づきのきっかけになればうれしいです。
学習障害(LD)と発達性ディスレクシアとは?
学習障害(LD)は、
読む・書く・計算するといった特定の分野に困難さが現れる障害です。
そのなかでも「文字の読み書き」に限定した困難があるタイプが
「発達性ディスレクシア」と呼ばれます。
知的な遅れがないにもかかわらず、
「読む・書く」ことに時間がかかる/間違いが多い
といった特徴があります。
医師から聞いたポイント
発達障害の1つとして、発達障害者支援法の対象
ADHDやASDなどの併発がみられるケースもある
一人ひとりの特性に応じた支援が重要
早期発見とサポートがとても大切
家庭で気づいた“きっかけ”
わが家では次のような場面で
「なんとなく気になる」違和感が積み重なっていきました。
音読が極端に遅い/つっかえる
勝手に読み替えてしまう(例:「行きました」→「行きます」)
カタカナがなかなか覚えられない
毎日練習している漢字が翌日になると書けなくなる
書き順がバラバラになる
よくある誤解
「まだ幼いから」「練習不足では?」
と思いがちですが、特性がある場合は
「がんばれば解決」ではないことが多いと知りました。
医師の説明から学んだこと
学習障害のタイプ
学習障害には、大きく次のタイプがあります(家庭向けまとめ):
1️⃣ 文字の読み書きが苦手なタイプ(発達性ディスレクシア)
2️⃣ 計算や数量理解が苦手なタイプ
読みの特徴(医師の説明+わが家の実感)
初めて見る文章は極端に読みにくい
拾い読み・思い込み読みが多い
文節の切り方が不自然
長音・促音を飛ばして読む
書きの特徴
鏡文字が頻繁に出る
漢字が定着しにくい
書き順が安定しない
カタカナや画数の多い漢字が苦手
発達の早期サイン(医師より)
読み書きの興味の薄さ
逐次読み(1文字ずつ読んでしまう)
黙読が苦手/すぐ疲れる
促音・撥音の間違いが多い
似た文字の区別がつきにくい
わが家の場合:こんな場面がありました
息子は「読めている」と思っていた文章でも、
実は意味を理解できていないことがよくありました。
また、カタカナがなかなか定着しなかったことも特徴的でした。
「読めている=理解している」とは限らないと、ようやく気づきました。
支援機関で教わった、家庭でできる工夫
音読は、短くて読みやすい文からスタート
文章や単語を「分かち書き」風にすると読みやすくなる
書字は「書き順を動きとして教える」と定着しやすい
補助として、拡大プリント/色分け/音声読み上げも有効
診断の判断基準として聞いた話
医師の説明では、以下のような場合に
「ディスレクシアの可能性がある」と判断されることが多いそうです。
知的な遅れはない
読みの力が学年より 2 年以上遅れている
※ 検査だけで決まるものではなく、家庭や学校での様子も重視されます。
診断時に用いられる検査例(医師から聞いた内容を家庭向けに)
知能検査(WISC-Ⅳなど)
ひらがな音読検査
音韻認識機能検査(しりとり、単語逆唱など)
視覚認知機能検査
※ 未就学児では標準化された検査が少ないため、
就学後の段階で判断されることが多いそうです。
早期発見のすすめ
我が家では、小学1年生のときに発達性ディスレクシアと診断を受けました。
最初は戸惑いもありましたが、
早い段階で診断と支援がスタートできたことは、
息子にとっても親にとっても大きなプラスだったと感じています。
小学3年生くらいになると、保護者の方も
「何かおかしいな」と気づきやすくなるケースが多いそうですが、
もしそれより早く違和感を覚えたときは、
ぜひ学校や支援機関に相談してみてください。
「もっと早く知っていればよかった」という声も多いと聞きます。
※この記事は、わが家の経験と理解にもとづいた内容です。
気になることがあれば、学校や支援機関・医療機関に相談することをおすすめします。
どこかのご家庭のヒントになればうれしいです。
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