見出し画像

釧路・根室巡検 day1

日本橋巡検と同じくJpGU主催の巡検ツアー再び。

今度は足を伸ばして北海道まで!

楽天ゴールドカード持ってれば入れる羽田のラウンジで出発まで待つ
釧路行きは小さめの飛行機
釧路空港ではエゾシカがお出迎え
鮭の飾り床が凝ってる

早速巡検フィールドへGO!

砂州の上にできた町、厚岸を望む
厚岸は牡蠣の名産地
牡蠣は汽水域にいるらしいけど
天然の牡蠣は絶滅してしまったとのこと
本来、牡蠣の寿命は20年くらいらしい、長っ

ここから本格的巡検フィールドへ。

ここ根室層群は白亜紀の日本列島がない時代の地層。
水深1000メートルの深海にできた地層で、深海底にたまる自然堤防の堆積物。
混濁流のプロセスでできる地層で、上は海底地すべりで変形している。
薄い砂と泥が交互に重なっていて、泥は1000年で数センチ、砂は1時間で一気に堆積するので、極端に遅いものと速いものが交互に蓄積する、異常に堆積構造がきれいな地層。

ところどころに蟹が落ちてた
ピクリとも動かないのでお亡くなりの様子
落ちてる貝殻がでかい
葉理だらけで
触るとボロボロと崩れる
潮が引いたときしか見れない不思議な光景
海底地すべりのあとで褶曲している
時折上からポロポロ砂が落ちてくる
毎年崩れて後退してるとのこと
この上は昔ムツゴロウの動物王国があったらしい笑
マニア向け解説のパーティングリニエーション
平行葉理が見られる石を割ると
水の流れを示した模様が見れる
これは谷の中の流れで斜行してる様子が分かるらしいが
私には全く分からん!!
落ちてる岩もきれいな層に分かれてて
なんだかオサレ

ちょっと移動して裏側へ行く。

さっきの地層を裏側から見たところ
エッジの効いた砂層
ここの地層は乱泥流堆積物のタービダイト
タイプAとBのみで構成
さっき見たものと同じつながってる地層だけど
見え方が全然違う

乱泥流は、大量の砂や泥、時に礫(れき)などが海水と混ざり合って、その密度が周囲の海水よりも高くなった結果、重力によって海底斜面を高速で流れ下る現象のことらしい。

理想的なタービダイト層の内部構造を概念化したモデルにブーマシーケンスというものがあって、下から
A層(級化層理のある粗粒砂)
B層(平行葉理のある砂)
C層(リップルやコンボルート葉理のある砂)
D層(平行葉理のあるシルト)
E層(均質な泥)
という5つの層から構成されるそう。
ただ、実際は全ての層が揃っていることはほとんどない。
巡検中に
「これはタービダイトのタイプAとBの層ですね」
ってさらりと先生が説明してる意味が分からず、後で何のことなのか教えていただきました。
前提知識ないのにガチな巡検に突っ込みましたが、きちんと勉強させていただいております。

流れ着いた木が炭化したものが石の中に!
このしましまの黒は炭化した木の黒らしい
分かりやすいノジュール
ノジュールは、化石や砂粒などを核として、周囲に珪酸や炭酸塩などが化学的に凝集して形成されるもの
割ったらアンモナイトが出てくるかも?!
でも砂層のノジュールはあんまり生き物出てこないらしい
これは海底チャネル。
海底チャネルは乱泥流によって形成される
海底版の河道とも呼ばれる地形のこと。
ここは地層の厚さが安定してなくて
横に追いかけていくと薄くなる。
分厚い砂層はタービダイトの集積体で、
1枚の砂層は複数のイベントの結果できたものとのこと。
最近崩れたらしいフレッシュな露頭
落ちてきたらどうしよう!怖い!
上から水がポタポタ落ちてきてちょぴっと濡れました
海苔にくるまれた丸っこくて可愛い
ノジュールちゃんたち
面白ポイントに行くまでは
海苔でつるつる滑るところを進まなければならず💦
何回か滑った🌀
近くには風力発電機が
道中もバカでかい太陽光発電所もたくさんあったし
北海道はクリーンエネルギーで成り立ってるのかしら
昆布干し場を通って帰り
ここのフィールドは終わり


お次はこちらの海岸へ移動

赤い砂浜
チャートのつぶつぶ入り
さっきの地層よりも
分かりやすくきれいな層になってる
さっきの地層とは中の構造も違う
この薄っすらしてるのもノジュールらしい
タービダイトのBのみ
ひじきみたいなのたくさんあった
海底地滑りのあと
ダイナミック!!
春の大潮のときしか見に来れないところまで進む。
堆積岩の上に玄武岩の一種が
シルとして、浜中層が柔らかいときに貫入したもの。
境目の細い線は急冷縁。
カリウムが異常に多いマグマでここと同じ地質は唯一フィジーのみでかなり珍しいマグマみたい。
上の層は斜長石がたくさん入ってる。
この地層は大陸由来の成分があるらしい。
北海道の東側はどこから来たか論争があって
引率の先生2名いるなかでも
オホーツクから来た派と
太平洋から来た派の先生が一緒にいて
2人とも笑顔で話しながらもバチバチしてて面白かった笑
見上げたところ
硬い地質なので海岸線をつくっているとのこと
珍しい地質だからか採石サンプルの跡が
硬い岩盤に生える釧路・根室特産のナガコンブ
固有種の昆布でこの地方の経済を支えている
細長いナガコンブちゃん
帰り道は潮が満ちてきて道が細くなってるところ
滑って海にドボンしそうなところをかろうじて耐えた

お次は湿原センターへ。

ここで休憩
アイヌの地名は固有名詞がなくて
土地の特徴が地名になる。
なので被ってる地名が多いらしい。
黒い層が通常状態の泥炭層で
間の砂層は津波でできた層
400年単位で霧多布が全て沈むほどの
津波を繰り返しているらしい
ちなみに今が最後にあった津波の400年後。。怖
子どもが遊べる場所もある
シマエナガのお土産ゲット
湿原の先に礫岩の島が見える
もともと谷だったところに礫が埋まって
もともとあった泥岩がなくなった後に残ったみたい

本日の巡検はこれでおしまい。
ホテルに戻ってゆっくりしてから人気の道の駅の晩ご飯へ。

お店はこちら↓

厚岸で人気の道の駅のお店
厚岸名物の牡蠣が食べまくれる!!
バーベキューで焼きたい物を各自選び
それぞれ精算して焼き場まで持って行くスタイル。
ししゃも、つぶ貝、野菜セット、クルマエビゲット。
このスタイルいい!
焼き牡蠣用の牡蠣も選べる。
生牡蠣は注文すると別で持ってきてもらえる。
牡蠣3個とホッキ貝ゲット。生牡蠣食べ比べも。
お会計してるときに震度4の地震が!
地学生たちは本格的に揺れ始める前に地震と気づき
動きを止めて様子を探るけど私たち素人は
本格的に揺れてからビビり始める、笑
てか、さっき霧多布沈むほどの大津波が400年ぶりに
来るかもよと聞いてからのこの地震は怖すぎっしょ😱
席はこんな感じ
各々選んだものを好きなように焼く
生牡蠣食べ比べ!
めちゃくちゃ美味しくてヤバい🦪🦪🦪
全部うますぎる!!
もっと食べたかったー!!!
焼き牡蠣もミディアムで食べたけどこっちもうますぎた
お隣さんの花咲ガニ。
これで1300円!
めちゃうまらしくて頼めば良かった。
食べやすく殻も剥いてある。
お隣の先生は地震の専門家だったので
今もし400年ぶりの地震が来たら
津波いつ来るのかと聞いたら
「30分から1時間くらいだろうね」
と即答えてくれた。すごい!!!
地学はまさに実学や!!!

泊まったホテルはこちら↓

ご飯のあと、大部屋に集まって自己紹介タイム。
超有名大学の教授先生が複数人と、旧帝大を中心とする優秀な大学の修士さんたちの地質研究者が居並ぶ中で一般人として参加させていただきました😂
そして自己紹介後に話す内容が専門用語連発で分からない😂普通に地学研究室の授業やん😂😂
全部英語で書かれた説明資料をもとに北海道の東側がどこから来たのか、根室層群にはないはずのチャートの石ころはチャートがよく出る所帯(ところたい)から来たんじゃないか、今日見た赤い砂浜の一部はチャートが砕かれた粒が入ってたからそれも所帯から来たんだろう、みたいな話を教授たちで議論するのをなるほどと聞く。
でも、めちゃおもろい。次に生まれ変わったら地学の学生になろう。

2日目に続く。


いいなと思ったら応援しよう!