好きなことがわからない50代|これまでの人生と向き合い、「あのときどう感じていたのか」感情の棚卸しを。
「好きなことがわからない。」
そう悩んでいる人は多いですよね。
でも私は、
好きなことは、未来を探しても見つからない
と思っています。
見つかる場所は、過去です。
正確に言うと、
「あのとき、自分がどう感じていたか」という感情の中にあります。
今までやってきたこと、好きだったこと、がんばってきたこと。
たくさんあると思います。
いわゆる、「自分史」 の中から、探すのです。
ただし、ここで大事なのは、出来事だけを並べないこと。
必ず「そのとき、どう感じていたか」を書き足していく ことです。
たとえば、私がフリーランスになったきっかけは、会社のリストラでした。
いぶん前から、いつかは独立しようと思って準備はしていたものの、なかなか踏ん切りがつかなかった。
そこへ、リストラです。大きなピンチでしたが、ある意味チャンスでした。
あの日のことは、今でも覚えています。
子どもが熱を出すたびに職場へ電話をかけ、
「申し訳ありません」
と謝る毎日でした。
本当は謝りたかったわけじゃありません。
もう、自分を責め続ける暮らしを終わらせたかった。
あの気持ちが、私をフリーランスへ向かわせました。
収入の不安定さと引き換えに、心の自由を手に入れたのです。
今でこそ、「好きなことを仕事にしている」と言っていますが、スタートは「嫌なことを避けた」 わけです。
別に、それを後悔しているわけじゃないし、今は仕事が楽しいです。
でも、単に
「リストラされたのでフリーランスになりました」
と書くのと、
「あのとき、こんな気持ちで決断した」
と書くのとでは、読み手の受ける印象がまったく違うと思いませんか。
それに、感情を抜きにして事実だけを羅列しても、無味乾燥なテキストになってしまう。
自分自身の人生をたどるとき、「あのときの気持ち」を思い出すことで、自分の行動の指針や信念、大事にしていることが見えてくるでしょう。
だから、出来事のあとに、感情、気持ちを足す。
それだけで、あなた自身のストーリーは一気に立体的になります。
事実を書き出した後に、「あのとき、こんなふうに感じていた」ということを、改めて思い出し書き足していく。
それで、唯一無二の自分史が出来上がります。
いわば、「温度のある自分史」。
50代の私たちは、これまで、がむしゃらに走ってきた人が多いと思うんです。
仕事に家事に、育児。
ろくに考えるまもなく、感情を味わうまもなく、
次から次へとやるべきことをこなしてきた。
だから、やりたいことが見つからない、
好きなことがわからないと悩む人が多いのではないかと思うのです。
好きなことが「ない」のではなく、
ただ、感情をちゃんと味わってこなかっただけかもしれません。
50代になるまで、
私たちは忙しすぎました。
子育て。
家事。
仕事。
毎日を回すだけで精一杯。
「どう感じた?」
と自分に聞く時間なんて、ありませんでした。
だから好きなことが分からないのではなく、
感じることを後回しにしてきただけなのかもしれません。
それならばなおさら、
今、自分の感情を味わい尽くすために、
この50年の感情の棚卸しをするのです。
自分史とともに。
怒りも、悔しさも、喜びも、安堵も。
全部ひっくるめて、自分の人生です。
いいも悪いもない、あなただけの、何にも変え難い大切な時間。
「私」の人生を改めて見つめ直すから。
その作業こそが、これからの人生のスタートラインになるのではないでしょうか。
私はそう思っています。
さっそく、ノートを1冊買って、人生の棚卸しをしてみませんか?
あのとき、
本当は何がうれしかったのか。
何が悔しかったのか。
何を守りたかったのか。
その感情を書き出していくと、
きっと「好きなこと」は、
新しく見つけるものではなく、
ずっと前から、自分の中にあったものだと気づくはずです。
今日の納得解
🔶最適解:これからやりたいことリストを作る
🔵納得解:「あのとき、どう感じたか」感情を思い出す

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