あの時転職したから今の私がいる|ピンチはチャンスの山あり谷あり人生も楽しいものだ
え、そんなことある?
勤め先そのものがなくなると知ったとき、最初に浮かんだのはその言葉でした。
まさか自分が公務員を辞めることになるなんて。
当時の私は1ミリも想像していませんでした。
でも、結果オーライ。転職してよかったんだ。
今は、あの時の自分の決断を、褒めてあげたい。
公務員になれたとき、ずっと目指してきた「法律に関わる仕事」の入口に立てた気がしていました。
目標に一歩近づいたと思っていたのに
私の人生の目標は、「いい世の中をつくること。
そのために、法律をつくる側に行きたいと思った。
高校生の頃から、法律に関わる仕事がしたくて法学部へ進みました。
就職氷河期で倍率も高かった国家公務員試験。
それでも何とか合格し、「ようやく夢の入口に立てた」と思っていました。
よく受かったな、と自分でも思う。
だからこそ、その仕事を手放す日が来るなんて、まったく想像していませんでした。
でも、人生は思いがけない方向に動くものですね。
ある日突然、勤め先そのものがなくなりました。
悩んだけれど、自分の「納得解」を探して旅に出た
え、そんなことある?
公務員って、こういうことが起きない世界だと思っていたのに。
まさかの、職場がなくなる事態。
とはいえ、形を変えて、組織そのものは残りました。とりあえず、そこに在籍することはできた。
でも、私が本当にやりたかった「法律に関わる仕事」には戻れなかった。
ここに、このまま居続ける意味はあるんだろうか。
通勤していても、帰り道でも、夕飯を作りながらでも、気づくと同じことを考えていた気がします。
このままでいいのか。
でも、辞めたらどうなるのか。
悩んで悩んで、さんざん悩んだ。
そんなときに、通っていたアロマテラピースクールから、講師として働かないかと声をかけてもらったのです。
これは、チャンスなんだと思いました。
怖いのに、心のどこかで「これかもしれない」と思った。
今いる場所で働き続ければ、定年まで安泰です。
クビになる心配はありません。
しかし、それでいいのか。せっかく苦労して入った世界を手放すなんて、もったいないんじゃないか。
そんな思いも、もちろんありました。
この誘いを受けたら、公務員を辞めることになる。
でも同時に、この先、まだ20年もここにいる自分を想像すると、息が詰まりそうでもありました。
もう今の職場でモチベーションが保てない。居場所を変えるタイミングだと思ったのです。
「いい世の中をつくりたい」という思いは、法律を作ることじゃなくても叶えられる。
別のやり方で、誰かの役に立てるなら。
そう思って、私はアロマテラピーの講師へと舵を切りました。
ピンチが私を強くする
ところが……そこでも安定は続きませんでした。
転職した会社が事業悪化で、3年ほどでリストラされたのです。
今だから少し笑って書けますが、当時はさすがにへこみました。
またか。
なんで私ばっかり。
そんな思いが、頭を駆け巡る。
前向きにキャリアアップしたくて転職した、というより、仕事がなくなったから転職。
そんな自分が、少し情けなく感じたこともあります。
最初の仕事を辞めなければよかったのか?
そんな思いもわずかに頭をよぎりましたが、私は私の決断を後悔することはありませんでした。
そのときにはもう、組織に属することだけが正解ではないと、うすうす気づき始めていたから。
自分の性格上、組織で働くよりも、フリーで働くほうが向いているのでは?と感じていたのです。
これで良かったんだと納得できればいい
そこで私は、フリーランスのWEBライターになりました。
もし最初の仕事を辞めずにいたら、今も全然違う人生を歩いていたと思います。
自由はないし、子供がいて残業もできないから、収入増は期待できない上に、副業もできない。
しかし、毎月きっちり給料が入る。
それも、生き方の一つ。
でも私は、今の働き方が好きです。
もちろん、フリーランスですから、漠然とした不安はあります。
今月ちょっと仕事が少ないな、と思う日もある。
このまま仕事が全部なくなったらどうしよう、と考える夜もある。
それでも、たとえ仕事がなくなっても、「書く力」さえあったら、また一から立て直せると思ってる。
なにより、自由。
それが、私にとっては、何にも代えがたい。
ライターの仕事を始めてから、世界はずいぶん広がりました。
美容医療、クレジットカード、土地活用、散骨、電話占い。
ライターにならなければ、一生触れなかったかもしれない世界に、仕事を通して出会ってきました。
調べて、考えて、言葉にする。
そのたびに、少しずつ自分の世界も広がっていく。
「書く」仕事には、そういう面白さがあります。
今なら、あのとき転職してよかったと、心から思います。
でも、そこにたどり着くまでには時間がかかりました。
「失敗だったかもしれない」と思った時期もあったし、ボーナスが出る会社員はいいなと思ったこともあります。
それでも、あのとき動いたからこそ、今の私がいる。
遠回りだったのかもしれません。
山あり谷ありだったし、できれば味わいたくなかった谷もありました。
人生には正解なんてない。
あのとき転職したから、今の私がいる。
もし違う道を選んでいたら、違う幸せもあったのかもしれない。
でも私は、今の人生が好きだ。
だから胸を張って言える。
あのときの転職は、私にとって間違いじゃなかった。
今日の納得解
🔶最適解:給料が安定している仕事を選ぶ
🔵納得解:自分が納得できるかどうかで選ぶ

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