「会社に振り回された」で終わらせない|激務も転勤も蓄財も楽しむ技術
年が明けると「今年の目標」を考える人は多いと思う。そうやって自らを奮い立たせたり、1年の区切りをうまく活用するには良い時期だ。
一方で年末も今年を振り返るには良い区切りで、今年1年をしっかりと振り返っておきたいと思う。年末は仕事納めや忘年会ラッシュなど、忙しく過ごすことになるので1年を振り返ることを忘れてしまうことも多い。だけど、あえて意識的に振り返ってみたい。
まず、仕事については僕も中間管理職になってから3年が経つことになった。相変わらず忙しいが、組織の変化もあり2024年に比べると幾分穏やかになっており、特に秋以降はようやく安定して働くことができる兆しが見えてきた。
2024年は退職者が続出したことで大半の仕事が僕のところに巡り巡ってきていた。2024年8月の投稿をみたところ、同僚がメンタルを病んだことや退職代行サービスで社員が辞めたことが書かれている。あの時は大変だったな。
あわせて、今年は(今年も)引っ越しをした。名古屋での勤めを終えて大阪に戻ってきている。そう考えると、仕事を忙しくこなしながら「引っ越し」というプライベートでも極めて大変な出来事もこなしていたわけで、やっぱり今年も忙しかったと思わざるを得ない。
しかし、ただただ忙しくしていたかと言うと、本もたくさん読めたし旅行にもたくさん行けた。
2024年は多忙さとストレスに苛まれ、更には名古屋で馴染みの立ち飲み屋を見つけてしまったことから、酒を飲み過ぎるようになり読書ができなくなっていた。本を読んでいても仕事のことを考えてしまい、酒に逃げてしまう悪循環。今年はそれを断ち切ろうとして、何とか乗り越えた1年だったと思いたい。本は30冊ほど読み切ることができたので、自分の読書スピードを鑑みるとひとまずは納得できる量まで戻せた。
旅行については、愛知県の豊橋駅から飯田線という秘境鉄道に乗って長野の松本まで行く旅行ができた。この経験により愛知県で成し遂げたいことの大半は経験できたとも言える。関西に引っ越す前に乗ってみたかったのだ。
その後は大阪に戻ったので、週末を使って大阪と兵庫のあちこちに行っている。特に兵庫は今まで登山ばかりしていただけだったが、神戸を中心に明石、須磨、姫路と西に点在する街で観光したり飲み食いしたり楽しむことができた。特急スーパーはくとを使って兵庫県を縦断しつつ、鳥取に訪れて1泊の旅行もできている。
そして、会社が東京にあることから、東京出張の機会を利用して、浜松、掛川、静岡、三島、熱海に新幹線の途中下車を利用して観光をしている。週末に東京から帰る時に、あえてこだまに乗ることで実現することができる。
また、僕の会社もついに全社員を対象にした夏季休暇が設けられたため、その時期を利用して今まで行ったことがなかった東北3県、青森秋田岩手を訪れることができた。
12月には会社から強制的に有給休暇を取るように言われたこともあり、これはチャンスとばかりに鹿児島への3泊4日旅行、徳島への日帰り旅行をした。年末年始は函館で過ごすことを予定している。
こうして振り返ると、多忙だったにも関わらず多くの地を訪れたものだと思えて感慨深い。36協定すれすれの働き方をしながら、こんなに遊べるなんて予想だにしなかった。
さて、しかし多忙にもかかわらず旅行をたくさんしていると聞くと、金は大いに浪費しているように思えるかもしれない。やはり旅行は金が掛かるからそう考えるのは至極当然だ。
実際のところ、昨今の相場が良好なこともありこの1年で資産は倍近く増えている。そもそも給料が入った途端に一定額は自動で投資信託の購入がされる設定をしており、残業代やボーナス、その他臨時収入が入った時は即時にドル転して証券口座に入れてしまっている。
要は生活水準は変えないルールを自分に課したことに慣れており、そのなかから工夫して資金を捻出しているのだ。
実は、上述の旅行のうち、長野の松本、鳥取、東北3県の宿泊は、名古屋から関西へ出張が長く続いた時にたんまりと貯まった東横インのポイントを使って無料で宿泊している。熱海や浜松への旅行は東京からの帰路に途中下車をするだけなので自費の負担は1,000円程度だ。また、引っ越しもしたが、会社の経費範囲内で済むように家を探すことができ、引っ越し先の家賃も更に安くすることができた。
これは若い頃に金が稼げない自分を戒めるように、爪に火を点す様にして節約と投資に精を出した経験があるからこそ成し得たことかもしれない。金がないながらも人生を楽しむ方法が身体に染みついているのだ。
こうして2025年を振り返ってみると、ただただ忙しく会社に振り回されて過ごしてしまったように思えた1年も、実はその機会をうまく利用して多くのことを成し得たと思えるようになった。もっとスマートな働き方をして人生を楽しんでいる人を見ると、自分の生活に疑問を持つこともあるが、こうして振り返ると自分は自分なりにポジティブに暮らせていることが可視化される。
せっかく今年を振り返るのならば、周りと比べるのではなく、自分が何を経験したかをポジティブに振り返ってみると、来年の生き方にも良い影響を与えられるんじゃないだろうか。
