見出し画像

旅と節約は相性が良い

先日、会社で無理矢理取得しなければならなかった有給休暇を利用して3泊4日の国内旅行に行ってきた。行先は鹿児島、ひとり旅である。

旅先を調べる時に何を重視するか、それが値段だと言う人は多いはずだ。みんな旅行に金を掛けたくない。最近は円安傾向のために海外旅行をする人が減っていることが、それを証明している。

しかし、少し調べればわかるけれど、旅行というのは金が掛かる。家でダラダラ過ごすだけなら金は掛からないのだし、いっそのことダラダラ過ごして貯金でもしようと判断する人がいてもおかしくない。

それでも、僕は体験には価値があると思い、家で過ごすことよりも旅行に行くことを選ぶ。そうすると、必然的に安く旅ができる方法を考えるようになっていく。

まず、旅行費の大きな割合を占めるのが、現地までの移動と宿泊費だ。これに加えて現地での移動費と飲食代、施設等の入場料、お土産代などが加算されていく。ここらへんの費用をどの様に抑えながら、尚且つ楽しむことができるかを考えていかなければならない。

今回、最も大きな割合を占めることになる現地までの移動について、僕は大阪に住んでいるため、鹿児島中央駅までの移動で便利なのは新幹線だった。

しかし、これには片道で25,600円掛かる。これは結構高いなと思い、その分宿泊費を下げて相殺させようと安価な宿を探すことにしたところ、低価格のゲストハウスや民泊が多数見つかった。どうやら鹿児島には安価に宿泊できる施設が多いらしい。結果的になんと1泊2,000円~3,000円で3泊分の予約を済ますことができ、宿泊費の総額は7,448円に着地した。

これで新幹線による移動と3泊分の宿泊費の合計は58,648円(25600×2+7,448)になる。このまま新幹線も予約してしまおうと思った時に、宿泊を安く予約できたことで自信がみなぎったからか、移動ももっと安くできるのではないかと考えるようになった。

まずは高速バスを調べてみる。大阪から鹿児島まで最安だと7,000円程度らしいが、空いている便は大抵9,000円~15,000円程度するようだった。しかも当然だが夜中に出発するスケジュールで考えなければいけない。

時間と値段のどちらを優先するか悩んでいたところ、もうひとつのアイディアが浮かぶ。飛行機だ。しかもLCCの便があるかもしれない。

調べてみたところ、関西空港から鹿児島空港までピーチ航空で直行便が出ている。まだ予約は空いており、しかも運賃は片道8,000円程度、諸税と空港使用料を含めても往復で17,912円で済むことがわかった。新幹線の片道分よりも安い。

しかし、関西空港までの在来線の移動費と鹿児島空港から宿を予約した鹿児島中央駅までの移動費が発生する。ただ、僕が住むエリアから関西空港までは1,000円以内で行くことができ、鹿児島空港からは1,500円程度で各所へのリムジンバスが出ていることがわかった。

こうして、現地への移動と宿泊費の合計は空港までの移動も込みでおよそ28,000円まで抑えることができた。もし、ここを新幹線を利用して1泊8,000円くらいのホテルに泊まったとしたら75,200円掛かっているので、その差は47,200円になる。浮いた金は現地での楽しみに使っても良いし、別の旅行に充てても良いし、貯金にまわしたって良いのだ。

さて、それでは気になる節約旅の中身は快適で楽しいものだったかと言うと、それはもう素晴らしい体験がたくさんできた。安価な宿ゆえに宿泊客同士の交流が生まれ、ともに芋焼酎を飲んだり観光地を一緒に周ったりできた。そして鹿児島の居酒屋では芋焼酎が300円程度でたっぷり飲むことができるほど、安くて美味いお店が多かった。

また、安価に移動する方法を独自で考えたことで旅のルートも独自のものとなり、定番だけでなく稀有な体験をすることができたと思う。移動や宿泊、飲食においての値段の相場にも詳しくなれる。路面バス、路面電車など、現地の人たちの普段の足が何なのかもわかって楽しい。

せっかくの旅行で贅沢をしないなんてもったいないと思うかもしれない。だけど、それを抑えるために頭を使うことが楽しくて好きだ。これは貧乏でケチケチしていると思われるかもしれないけれど、それによって旅が独自のものになっていくことに魅力を感じている点が大きいと思う。

節約をするというのは、頭を使うということであり、その過程そのものが楽しいものになる。旅行の場合、その傾向が顕著に出てくるので「旅と節約」というのは非常に相性が良いことだと思っている。

いいなと思ったら応援しよう!