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節約で得られるお金以上の価値

今年の挑戦は禁酒して読書の時間を取り戻すことで、時々失敗しているが禁酒が果たされることも増えてきた。

禁酒することで得るものは時間と健康だが、実は同時にお金も得ることとなっている。お金を得るわけではないが、節約に繋がっているということだ。

酒には酒税が掛かっているので通常の飲料に比べると高価だ。そして何よりも酒を飲んで酩酊することにより、判断力が鈍って余計なものを購入してしまうことの損失が大きい。

禁酒のご褒美と言って何か高い買い物をしてしまった場合は話が別だが、僕の場合は本を多めに買うくらいの散財しかしないので、禁酒するだけで随分節約に繋がってきている。

「節約に繋がってきてるなぁ」と実感してからは、コンビニの利用を辞め、弁当と水筒は持参し、節約生活をするようになってきた。あまり過剰にケチケチしてしまうとメンタルが持たないので、適度な節約を心掛けているけれど。

さて、ここで節約をする意義をあらためて考えてみたい。

節約をすることで得られるものは「手取り」だ。収入ー支出が「手取り」だが、会社員が収入を増やすためには努力と運が必要になる。一般的に収入を増やすノウハウが多く紹介される傾向にあるが、確実に収入を増やせる方法など存在しない。

会社員はリスクが少ない分、貢献度に対するリターンも少ない。あなたの努力と成果を上司や人事が報酬に反映してくれる環境であるならばいいが、往々にしてそうはいかないことが多い悲しい現実がある。誰もが居酒屋で会社の悪口を言って盛り上がっているのが、その証拠と言えるんじゃないか。

そんななか、節約生活に関しては誰もが実践して成果を出すことができる。世の中には努力が報われないことがたくさんあるが、節約に関しては実直に実践すれば必ず成果として返ってくるのだ。

しかも、収入が上がると税金も上がるが、支出を減らして得た利益に関しては税金はかからない。粉骨砕身、滅私奉公の精神で出世をしても、国家からの累進課税から逃れることはできないが、国や自治体は節約をする者にまで課税をしてこない。

だが、節約の意義はこれに留まらないように思う。節約を心掛けて日々の暮らしに不要と思えるものを次々と切り捨てていくうちに、最後に残るのは本当に自分に必要なものだけに収斂されていく。

生活をしていれば、あらゆるものに興味関心を持ち、色々なことに手を出すだろう。しかし月日が経つと興味を失い、もはや手を出していないものがたくさんあるはずだ。

それが何らかのサブスクだったら解約すれば月々の負担も減るし、酒を飲む習慣だったら禁酒することで毎日の負担が減る。洋服にお金を掛けている人も本当は最低限の身だしなみで充分かもしれない。毎週参加していた飲み会で得られるものが実はなかったとしたら、付き合いを辞めて家で本を読んで過ごした方がいいかもしれない。

こんな風にして生活から雑味を削り取っていくことで、自分が本当に価値を感じている対象がわかるようになる。これが節約の意義だと思う。

僕は家賃はできる限り抑えて、車も使わずに公共交通機関で生活をすることを続けている。パソコンもセールの時に購入したDELLのラップトップをモニターに繋げ、リーズナブルで満足いく利用ができている。iPhoneも未だに古いモデルを大切に使い続けている。洋服もずっと同じブランドのものを買い直すようにし、革靴もフェイクレザーをAmazonでポイントを利用して買うことが多い。

つまり僕にとって立派な住居や車、洋服やデジタル機器は、贅沢の対象ではないということだ。しかし、本を買うお金や旅行に行く交通費は惜しまずに使うようにしている。何に価値を感じるかは、それこそ個人によるだろう。

自分が何を必要しているかを知ること。それが節約がもたらしてくれる最高の意義なんだと思う。

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