人気職、軍隊の実態|インドの就職・就労事情【2】✮コミックエッセイ✮
地方では教育や雇用の機会が限られているため、軍隊は安定した収入、社会的地位、名誉ある職業としての魅力があり、軍人の地位は結婚市場において有利に働きます。今回はインドでのリアルな職業としての「軍隊」事情について。
Ⅰ.人気職業の残酷な一面✮

軍隊パレードでアクロバット曲芸を披露するのは、こんな事までできるんだぜぇ!って意味だと夫が申しておりました。他の国でもこういう感じのあるんでしょうか‥‥?
Ⅱ.軍入隊にもインド名物の不正行為? 被害に遭った夫の弟✮

適当な理由をつけられ落とされてしまい無念。日本でもコネ贔屓がないわけではないんでしょうけど、インドだと露骨だしお金がメチャかかるってのが特徴ですね_(:3 」∠ )_
Ⅲ.人気職軍隊入団テストと年齢制限✮

1.兵員期限雇用制度と抗議運動
インドでは2022年に導入された「アグニパト(Agnipath)」と呼ばれる軍の兵員期限雇用制度が大きな議論を呼びました。この制度は、17.5歳から21歳の若者を4年間の契約として採用するもので、従来の長期雇用に比べ期間が短いことから、特に地方の若者の間で不満が爆発し、抗議運動が各地で発生しました。抗議の背景には、軍務が地方での安定した雇用機会と見なされていたことや、退役後の年金や福利厚生の喪失への懸念があります。
2022年の抗議運動は、ビハール州やウッタル・プラデーシュ州などの地方で特に激しく、列車への放火や道路封鎖などが行われました。しかし、2023年以降、抗議運動は沈静化傾向にあります。これは政府が制度の利点を積極的に広報し、訓練や民間就職支援を強化したこと、また一部の若者が短期間でも軍務に就くことのキャリア上のメリット(規律、スキル習得)を見出したためと考えられます。ただし、制度に対する不満は完全には解消されておらず、特に地方では長期雇用の復活を求める声が根強く残っています。
地方の若者のキャリア選択や結婚成否に複雑な影響を与えている「アグニパト」。それでも、軍務の社会的名誉への評価は高く、特に地方では引き続き魅力的な選択肢です。
# シリーズ続き
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# 初出・更新履歴
本記事は「インドの就職・就労【3】人気職業の残酷な一面初出:2024年5月22日)」「インドの就職・就労【4】人気職軍隊入団テストと年齢制限(初出:2024年5月30日)」「軍入隊にもインド名物の不正行為 〜夫の弟が被害に遭った話〜(初出:2024年6月5日)」を、note用に本文を書き直しまとめたものです。
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当サイトは、インド人夫が語るインドカルチャーやニュース、私達国際結婚夫婦の日常をメインに綴っています(夫がネタ放出、私妻が編集作画)。
夫は北インド出身です。「インドでは――、」とよく語りますが、インドは広い上に多民族多宗教多言語国家のため、南インドなど地域により異なる場合があります。その点ご留意いただき、北インド某のインド人はこういう感覚なのか〜という感じで読んでいただけると幸甚であります。基本的には楽しんでもらえるような記事を発信していますが、真面目な題材も扱います。参考文献を併せてご覧いただくとより詳しく知ることができます。
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