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人気職、軍隊の実態|インドの就職・就労事情【2】✮コミックエッセイ✮

地方では教育や雇用の機会が限られているため、軍隊は安定した収入、社会的地位、名誉ある職業としての魅力があり、軍人の地位は結婚市場において有利に働きます。今回はインドでのリアルな職業としての「軍隊」事情について。


✮前回✮ 世襲制・地方の状況|インドの就職・就労事情【1】

Ⅰ.人気職業の残酷な一面✮

漫画のテキスト>
1: インドで軍隊の仕事は給料が安定しており人々に好印象 ゆえに縁談が決まりやすい  インド共和国記念日の軍隊パレードで披露されるアクロバット曲芸はヤバスゴイ(褒) インドのこういうとこ好き過ぎる しかし良い事ばかりではない。

2: 夫の隣村に住んでいた男性は2、3年前に結婚 1ヶ月新婚生活送りその後仕事で戦場へ行く事に。

3: しかし残念ながらその戦地で殉職してしまう 夫「すぐ旦那さん亡くなって奥さんかわいそうデス・・・」

4: 夫「アーミーの人アイラブマイカントリー、プロテクトマイカントリー言うけどそうじゃないヨ。お金ダヨ」 地元の地域に仕事が無く軍人職を選択せざるを得ない人々にとって勿論国を大事には考えているが生活とお金の為という理由が強いようである。尚、軍隊に入るのも容易ではない
[漫画初出:2024/05/22]

軍隊パレードでアクロバット曲芸を披露するのは、こんな事までできるんだぜぇ!って意味だと夫が申しておりました。他の国でもこういう感じのあるんでしょうか‥‥?

Ⅱ.軍入隊にもインド名物の不正行為? 被害に遭った夫の弟✮

漫画のテキスト>
1:夫の弟は軍隊入団を志し試験まで身体を鍛え努力した。難関である試験は通過したが身体検査で血液か血管に問題があると言われ不採用になってしまった。夫「弟は言われたような病気(症状)今まで今までなかったヨ」なんでそんな事言われるのか意味不明な内容だったらしい。

2:夫「弟はすごい頑張ったヨ。入隊試験のレースがベリーインポータント。それ合格した。みんながもう受かったと思った」毎日トレーニングしてた。

3:「でも家に帰ってきちゃったヨ。採用される為にお金が必要なんて分からなかった」インドの不正話はよく聞くが夫の家族も直接被害に遭っていた・・・。

4:夫「軍の関係者とすごい近い間柄だったらお金いらないかもしれないけどネ。入隊するためならなんでもする人がいるヨ。そういう人達は合格した。インドは不正だらけダヨー。」インドは軍隊もコネとお金がないと入る事ができない
[漫画初出:2024/06/05]

適当な理由をつけられ落とされてしまい無念。日本でもコネ贔屓がないわけではないんでしょうけど、インドだと露骨だしお金がメチャかかるってのが特徴ですね_(:3 」∠ )_

Ⅲ.人気職軍隊入団テストと年齢制限✮

漫画のテキスト>
1: インドの地方の州では仕事がない為軍隊に入る人が多い。 夫「ウッタラーカンドだとデラドゥンで軍隊採用のテストのレースがあるヨ」

2: 張り切ってる人は前日の夜から会場となるグラウンドで朝まで待つ。キャパの倍以上の人が来る。 夫「すごいたくさんの人が来ても10人位しか合格できないヨ」 まずふるいかけのレースでごっそり落とされる。身体検査や体力テストもある。

3: インドの軍隊採用試験は一年に一回しかなく年齢制限もあるので敷居はかなり高いようだ。以前は21歳、2022年から23歳 夫「軍隊に入ると前は永続だったけど(階級による)今は期間が決まっているヨ」 志願制で兵役期間は決まっていなかったが2022年に軍の兵士募集内容が変更となった。

4: 新規募集の兵士は4年毎に継続の可否審査(通過できるのは25%)が行われる。その分給料も高くなったが4年で退役する兵士には軍事年金が払われない。 改悪ルールだと破壊的な抗議デモがインド各地で起こった。列車の車両を燃やしたり鉄道施設を破壊し線路や高速道路を封鎖するなどかなり破壊的で警官隊とも衝突し死傷者が出ている。
[漫画初出:2024/05/30]

1.兵員期限雇用制度と抗議運動

インドでは2022年に導入された「アグニパト(Agnipath)」と呼ばれる軍の兵員期限雇用制度が大きな議論を呼びました。この制度は、17.5歳から21歳の若者を4年間の契約として採用するもので、従来の長期雇用に比べ期間が短いことから、特に地方の若者の間で不満が爆発し、抗議運動が各地で発生しました。抗議の背景には、軍務が地方での安定した雇用機会と見なされていたことや、退役後の年金や福利厚生の喪失への懸念があります。

2022年の抗議運動は、ビハール州やウッタル・プラデーシュ州などの地方で特に激しく、列車への放火や道路封鎖などが行われました。しかし、2023年以降、抗議運動は沈静化傾向にあります。これは政府が制度の利点を積極的に広報し、訓練や民間就職支援を強化したこと、また一部の若者が短期間でも軍務に就くことのキャリア上のメリット(規律、スキル習得)を見出したためと考えられます。ただし、制度に対する不満は完全には解消されておらず、特に地方では長期雇用の復活を求める声が根強く残っています。

地方の若者のキャリア選択や結婚成否に複雑な影響を与えている「アグニパト」。それでも、軍務の社会的名誉への評価は高く、特に地方では引き続き魅力的な選択肢です。

# シリーズ続き

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# 初出・更新履歴

本記事は「インドの就職・就労【3】人気職業の残酷な一面初出:2024年5月22日)」「インドの就職・就労【4】人気職軍隊入団テストと年齢制限(初出:2024年5月30日)」「軍入隊にもインド名物の不正行為 〜夫の弟が被害に遭った話〜(初出:2024年6月5日)」を、note用に本文を書き直しまとめたものです。

# 当サイトについて

当サイトは、インド人夫が語るインドカルチャーやニュース、私達国際結婚夫婦の日常をメインに綴っています(夫がネタ放出、私妻が編集作画)。

夫は北インド出身です。「インドでは――、」とよく語りますが、インドは広い上に多民族多宗教多言語国家のため、南インドなど地域により異なる場合があります。その点ご留意いただき、北インド某のインド人はこういう感覚なのか〜という感じで読んでいただけると幸甚であります。基本的には楽しんでもらえるような記事を発信していますが、真面目な題材も扱います。参考文献を併せてご覧いただくとより詳しく知ることができます。

「インド人夫と日本人妻|自己紹介」より

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津籠茶里🇮🇳 我が夫はインド人 応援、嬉しいです♪🙏🦭