老後が不安なので、株を始めました DAY87【一度に買わない、という戦略】
―ハルと歩く、Age60の投資録 87日目―
一度に買わないことも、立派な投資の戦略だった。

〈昨日、気になっていたこと〉
DAY86では、「退場しないこと」が、個人投資家にとって一番の武器だと学んだ。
時間を味方につけること。
現金を残しておくこと。
焦って売買しないこと。
その続きとして、今日はもう一つ気になっていた言葉を整理してみたい。
「一度に買わず、分けて買う」という考え方だ。
〈買い増しにも、種類があった〉
最初は、下がったら買い増すものだと思っていた。
でも調べていくと、そうではなかった。
買い増しには、大きく三つの考え方がある。
成長株。
高配当株。
そして、含み損になっている株。
同じ「買い増し」でも、目的が違えば、確認することも変わってくる。

〈まずは、共通チェック〉
図を作りながら、一番最初に書いたのは「共通チェック」だった。
投資の目的は明確か。
買い増しの条件を先に決めているか。
一つの銘柄に偏り過ぎていないか。
生活防衛資金を使おうとしていないか。
買う銘柄が違っても、この四つだけは毎回確認したいと思った。
🌸 私:「買う前に、このページを見るだけでも違いそう」
🌱「感情ではなく、条件で判断する。そのためのチェックですね」―ハル
〈成長株は"強さ"を買う〉
成長株は、業績が伸びている会社に期待して投資する。
だから、株価が下がったから買うというより、成長が続いているか、好決算で仮説が強まったか、高値更新や押し目反発など「強さ」を確認できたか。
そんなことを見てから買い増す考え方があるらしい。
🌸 私:「安くなったからじゃなくて、強いことを確認してからなんだね」
🌱「成長株は、勢いに乗る投資です。下がったことより、伸び続けていることを確認します」―ハル
〈高配当株は"続けられる配当"を見る〉
高配当株は、配当金を積み重ねていく投資だ。
だから見るのは、株価よりも会社の体力。
配当を維持できそうか。
配当性向や財務は大丈夫か。
減配リスクはないか。
利回りだけではなく、「これからも配当を出し続けられる会社か」を確認することが大切だ。
🌸 私:「DAY79で調べた時と、同じことを見ればいいのかな」
🌱「はい。新しく買う時も、買い増す時も、見るところは変わりません。ただ、買い増しの時は、"あの時と状況が変わっていないか"を、もう一度確認する意味合いが強くなります」―ハル
〈含み損の株は、"再評価"する〉
一番慎重に考えたいのは、このケースだった。
株価が下がると、平均購入価格を下げたくなる。
でも、それだけでは買い増す理由にはならない。下落理由を説明できるか。
投資理由は変わっていないか。
業績悪化や事業モデルの崩れではないか。
ここを確認して初めて、「もう一度投資する理由」が見えてくる。
DAY84で見直した村田製作所も、まさにこの考え方だった。
株価ではなく、会社そのものを見直した。
🌸 私:「安くなったからじゃなくて、もう一度"投資する理由"を確認するんだね」
🌱「そうです。含み損への買い増しは、安さではなく"再評価"が根拠になります」―ハル
〈チェックシートを作った理由〉
三つの考え方を比べてみると、買い増しにも、それぞれ違う条件があることが分かった。
だから、図にして残すことにした。
その場の気分ではなく、確認してから判断する。条件がそろっているかを見る。
60歳から投資を始めた私には、その方が安心して続けられる気がした。
💬 Satsukiの疑問とハルの回答

🌸私:「一つの会社が、成長株でもあり、高配当株でもあることもあるよね」
🌱「あります。そのときは、まず自分が何を期待しているのかを決めることです。値上がりを期待するのか、配当を積み重ねたいのか。目的が決まると、確認する条件も自然と決まります―ハル」
〈今日、一番わかったこと〉
「一度に買わない」という言葉だけを聞くと、単なる買い方の工夫のように思っていた。
でも、その前に考えることがたくさんあった。
目的は何か。
何を確認するのか。
なぜ買い増すのか。
図を作りながら整理してみると、一番大切なのは、株価ではなく「条件」を見ることだった。
これからは、このチェックシートを開いてから買う。
それが、私の投資ルールになりそうだ。
明日も続ける。
📝 今日の一言まとめ
・買い増しは、成長株・高配当株・含み損で、確認する条件が違う。
・買い増しは、安さではなく、条件で決める。
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