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老後が不安なので、株を始めました DAY94【逆張りは、分けて買う】

―ハルと歩く、Age60の投資録 94日目―


DAY93で、米国の個別株は自分では選ばないと決めた。
それでも、講義の続きは見てみることにした。同じ方の、2本目の講義だった。

〈総悲観の銘柄を、あえて狙いにいく〉

講義のテーマは、悪材料で株価が大きく売り込まれ、市場参加者全体が総悲観になっている銘柄を、あえて買う、という戦略だった。
会社の長期的な競争力とは関係のない、一時的な悪材料で売られている状態を見極めて買う。
売るのは、株価が元の水準に戻ってきたとき。

🌸 私:「これ、DAY84で村田製作所を見たときと、同じ考え方だ」

🌱「はい。株価が下がった理由が、長期的な競争力とは関係のないものだったか。それを確かめてから動く、という点は同じです」―ハル

📚 今日の講義メモ(総悲観銘柄投資、実例から)

  • 総悲観銘柄投資とは、企業の長期的な競争優位性とは無関係な、一時的な悪材料で株価が大きく下がっている銘柄を、市場参加者全体が悲観に傾いているときに買う戦略

  • 売り時の目安は、株価が元の水準まで戻ってきたとき。ただ、一番良いとされる売り時はそれとは別にあって、相場全体が「有頂天」になっているとき(今後もどんどん上がると、みんなが思い込んでいる時期)なのだという

  • 一番大事なコツは「買いの分散・売りの分散」。暴落の底も、相場の天井も、その渦中にいると誰にも分からない。だから、一度に全部ではなく、何回かに分けて売買する

  • 成功例:エクソンモービル(2020年、コロナで原油価格が一時マイナスになった局面で分散して購入。2022年、ウクライナ侵攻で原油価格が急騰したタイミングで売却、株価は3倍近くに)

  • 判断が分かれる例:JPモルガン(2020年、銀行への懸念で急落した局面で購入。2021年末、株価上昇を受けて売却したが、その後も相場は伸び続け、結果として早すぎたとも言える)

  • 今も含み損を抱えている例:ナイキ(2022〜2023年に購入、その後も株価は回復せず約25%の含み損。ブランド力は健在と判断して保有継続しているが、競合ブランドの台頭や関税の影響もあり、見極めが難しいと本人も語っている)

〈専門家でも、個別株の見極めは難しいと言っていた〉

一番印象に残ったのは、ナイキの話だった。
米国株を専門にしている方が、「個別株はやっぱり難しい」と、率直に話していたことだった。
ブランド力が健在かどうか、競争力が本当に傷ついていないかどうか、その見極めは、プロでも簡単ではないという。

🌸 私:「専門の人でも難しいなら、わたしが避けたのは、間違ってなかったのかな」

🌱「はい。この方自身も、講義の最後に、見極めが難しいと感じるなら、暴落時にはインデックスを買うほうが手堅い、と話していました。DAY93でSatsukiさんが出した結論と、同じ方向を向いています」―ハル



〈"分けて買う"は、もうやっていたことだった〉

買いを分散させる、というやり方は、実はDAY87で「一度に買わない、という戦略」として、すでに整理していたことだった。
名前は知らなかったけれど、村田製作所を買い増したときの考え方は、今日学んだ総悲観銘柄投資と、根っこの部分でつながっていた。

学んだことがバラバラに増えていくのではなく、後から振り返ると、同じ場所に集まってくる。そういう感覚が、少しずつ増えてきている。

💬 Satsukiの疑問とハルの回答


🌸 私:「暴落してる時に買うのって、こわくないのかな」

🌱「こわいと思います。この方も、講義の中で"こわいながらも"と話していました。こわさがなくなるわけではなく、分散して買うことで、そのこわさと付き合いやすくする、ということだと思います」―ハル

〈今日、一番わかったこと〉

新しく学んだことのつもりが、実はもう自分がやっていたことだった。
それに気づけたのは、遠回りに見えても、いろんな角度から同じテーマに触れてきたからかもしれない。

明日も続ける。

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