他人の貸出リスト
図書館が好きである。
最新の本が発売日に並ぶことはない。
しかし絶版になってしまった貴重な本や全集など、図書館のお陰で読める本がたくさんある。
図書館で本を借りると、その時に借りている本の一覧がプリントアウトされる。
いわゆる、貸出リストである。
この貸出リスト、しおりとして使っている人もいるのではないだろうか。
未知との遭遇
前の利用者の貸出リストが本に挟まっていると、ちょっと嬉しい。
先日借りたビジネス書に挟まっていたリストは、こんな感じだった。
・ビジネス書
・はじめてでもあんしん!カブトムシのそだてかた
(タイトルはイメージです)
子供向けカブトムシの飼育本と、ビジネス書。
この本を借りた人は、子供と一緒に図書館に来たのだろうか。
夏休みにカブトムシを捕まえるため山へ行くのだろうか、それともペットショップで手に入れるのか…
他人の貸出リストを参考に、同じ本を借りてみることがある。
これが結構面白い。
借りている本の傾向が自分と似ているな、と感じることもあれば、全然違うこともある。
同じ本を読んでいるからといって、自分と感性が似ているとは限らない。
きっと受け取り方も、咀嚼の仕方も、心の残り方も、違うのだ。
少し前に読んだ「手段からの解放」は、この「他人の貸出リスト」で借りた本だった。
面白かった。
前に読んだ人と、感想を話し合いたいなと思った。
本の世界の扉を、目一杯広げておくために
しおりがわりにしていたのか、単純に捨て忘れたのか。
本来であれば返却の際、図書員さんが確認して処分してしまうはずだった貸出リスト。
それが、ごく稀にわたしの手元まで届くことがある。
読書。それはわたしの生涯の趣味である。
好きな本もあれば、合わない本もある。
けれど、いつだって「とりあえず読んでみる」気持ちを、忘れずにいたい。
興味の幅は、そのまま自分の視野の広さでもあるのだ。
自分の視野を狭めないためにも。
そして、偶然から生まれる新しい物語にワクワクする気持ちを大切にするためにも。
今後もこういう縁を生かして「読書の幅」を広げていきたいなと思っている。
図書館で借りた本は、絶対に付箋を使ってはいけない。
付箋がわりにラコニックの読書メモ、本当にお勧めです。
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