【知育×絵本】心が揺さぶられる感動する絵本特集-3選-📚✨
今回の絵本紹介のテーマは
『感動』です✨
【感動する】
チープに聞こえるかもしれませんが、
”人の感情を揺り動かす力”がある本に
魅力がないわけはありません。
物語に出てくる人物に感情移入しなければ
この感動は当然生まれるわけもなく、
限られたページ数で
それをやってのける作者の力はすごいです。
今回はそんな『心揺さぶられる絵本』をテーマに
おすすめの3冊を紹介していきます✨
🧩【絵本を読むと子どもにどんな効果があるのか】
絵本の効果や絵本の魅力については、
【こちら】で詳しく解説しています。
お時間のあるときに読んでみてください✨
⬆️の記事のなかでも
今回と特に結びつきが強いのは
【想像性】の項目のうち
・家族・友達以外の
豊かな登場人物に出会える
・自分が体験していないこと、
体験できないことを疑似体験・追体験できる。
・想像・空想の世界に自由に浸って楽しむ
・死と向き合う
です。
感動する本では、そのなかでも
疑似体験や想像の世界に深くひたることで
自分が何について
心を動かされているのかを
考えるきっかけになります。
つまり、
『自分にとって大切なものはなにか』を
考えることにつながり、
そしてそれは
【自分とはなにものなのか】を
考える入口に立つことができるのです。
あなたはどこからきて、
なにを経て
どこへ向かっていくのでしょうか。
今回紹介する絵本が
そのお手伝いができれば幸いです。
それではいってみましょう✨
ネタバレしなければ絵本は売れない時代
ということで、
今回もネタバレ満載で、
絵本の魅力を伝えていきます✨
🧩【おおきな木】

英題は『The giving tree(与える木)』です。
左の男の子ではなく、
木が主人公のおはなしです。
🌱あらすじ
木は男の子と仲良しです。
木の葉を集めて冠づくりをしたり、
かくれんぼするのも一緒。
男の子がお腹がへったら
木はりんごの実を落として
男の子に食べさせます。
それは幸せな時間でした。
月日が流れていくと…
男の子には
木とあそんでいる時間はなくなります。
木は大抵はひとりぼっち。
次に男の子が次に帰ってきたときに
木はうれしくて語りかけます。
「さぁ ぼうや
わたしのみきに おのぼりよ
りんごのみを たべて
たのしく すごして おゆきよ」
若者になった男の子は
「きのぼりなんて ばからしい」
「それより おかねがほしい」と
木に頼みます。
木は、自分のりんごを
持っていって売ることを提案します。
若者は
木のりんごを全て持って行ってしまいました。
そして、
それきり木にはりんごは実りません。
『木は それで うれしかった』
またときが流れ、
中年になった男の子が帰ってきます。
木はうれしくて
あそんでいくことを提案しますが、
「そんなじかんは ない」
「そんなことより いえがほしい」と
中年の男の子は言います。
木は枝を持って行って
材料にすることを提案すると、
さっさと枝をうちはらい
持って行ってしまう中年の男の子。
木にはそれきり、
枝は生えてきませんでした。
『木は それで うれしかった』
そしてまた長い歳月がたち…
世界に絶望した老いた男がやってきます。
そこでも木はあそんでいくように勧めますが
老いた男は船がほしいと言い、
木の幹を切り、船の材料ができると
行ってしまいました。
木はただの切り株になりました。
『木は それで うれしかった』
最後にやってきたのは
よぼよぼの男。
切り株になった木は
うんとせなかを伸ばし
あそんでいくことを提案しますが、
体力もなくなったよぼよぼの男は
なにもできず、木にもなにも残っていません。
それならと
木は自分に腰を掛けることを提案すると
男は最後にそれに従います。
『木は それで うれしかった』
🌱「奉仕すること」と「自分のために生きること」と「無償の愛」と
木の思いは、一方通行で
最初に男の子と楽しくあそんだ
幸せな記憶が支えとなり生きています。
男の子に会えただけでうれしく
男の子の役に立てるだけでうれしく
自らの体が犠牲になっていきます。
本当にこの木は幸せなのか?
と考えさせられますが、
木にとっては、
男の子の役に立てるならば、
機会を逃さずに全てをささげる。
それが幸せに感じる。
『本当にこの木は幸せなのか?』の
問いかけは自分に返ってきます。
では、自分にとっての幸せはいったいなんだろう
と、考えさせられる1冊です。
🧩【ちょっとだけ】

🌱あらすじ
ある日、なっちゃんのところに
あかちゃんがやってくるところから
物語ははじまります。
いつも自分のことを
おかあさんに手伝ってもらっていた
なっちゃんは
おかあさんがあかちゃんに
つきっきりになっていることに
気づきます。
洋服のボタンをはずすのも
ひとくろうですが、
おかあさんはいそがしそうなので
じぶんでやることにしました。
すると”ちょっとだけ”うまくできました。


なっちゃんはいつも
おかあさんがやってくれていたのを
みていたので、
牛乳をそそぐのも、すこしこぼれちゃったけれど
”ちょっとだけ”せいこうしました。
髪の毛をゴムでしばるのも、
すこし乱れたけれど
”ちょっとだけ”せいこうしました。
おかあさんはいそがしそうなので、
ひとりでお散歩にいくと、
ご近所さんに会い、
「あかちゃんが うまれたんだって?
あかちゃんって かわいいでしょ」
と聞かれます。
なっちゃんは”ちょっとだけ”うなずきました。
お家に帰るとなっちゃんはもうくたくた
なっちゃんは
いそがしそうなおかあさんに
「”ちょっとだけ”だっこしてほしいんですけど」と
頼みます。
おかあさんは
「ちょっとじゃなくて
いっぱいだっこしたいんですけど
いいですか」と笑顔でききます。
なっちゃんはとびきり笑顔になって
「いいですよ」と答えて
たくさんたくさんだっこしてもらいます。
🌱2人目の子が生まれてくることについて
2人目の子どもが生まれてくることは
両親はそのタイミングがわかり、
月日を計算しつつ歓迎して
その子の誕生を迎え入れます。
しかし、もともとその家で
両親とすごしていた子にとっては
よろこびと同時に、
とまどうことも多くなります。
大好きなおかあさんを
とられてしまったという感覚になり
どうすれば注目をもらえるのかを
一生懸命考えた結果が、
”あかちゃんがえり”と
呼ばれるものだったりします。
「もうおねえちゃんでしょ」という言葉は
最初にいた子にとっては、酷な言葉です。
なっちゃんの目線から見る世界が
共有できる絵本。
2人以上お子さんがいる家庭は
ぜひもっていてほしい一冊です。
🧩【きつねのおきゃくさま】

🌱あらすじ
やせたきつねがこのお話の主人公です。
空腹のきつねが森を歩いていると
むこうのほうから
やせたひよこがやってきます。
ひよこは
「きつねおにいちゃん
どこかに いいすみかは ないかな
こまってるんだ」
と、きつねにたずねます。
きつねおにいちゃんと言われた
きつねはとまどいます。
すぐに食べようと思っていたきつねですが、
少し考え、ひよこをうちに招待しました。
「そうとも ふとらせてから たべようと」
そう思いながら、
ひよこを献身的に育てていきます。
そしてひよこは
まるまる太っていきました。
あるとき、
ひよこが散歩に行きたいというので、
逃げる気かと、そっとついていくと
そこにはやせたあひるがやってきます。
ひよこは、あひるに
きつねにいちゃんの家に来ることをすすめます。
警戒するあひるですが、
ひよこはひとこと
「ううん きつねおにいちゃんは
とっても しんせつなの」
それを木陰で聴いていたきつねは
うっとりしてしまいます。
こうして、
あひるも大切に育て、
また、困っていたうさぎも
丁寧に育てていったきつねですが、
あるとき
黒雲山の向こうからお腹を空かせた
オオカミがやってきます。
きつねの体に勇気がりんりんと湧いて
きつねはオオカミと激闘し、
ついにオオカミを追い払います。
そして、死力を尽きたきつねは
恥ずかしそうに笑って死にます。
🌱【死と向きあうことについて】
絵本のなかでときおり、
登場人物の生命が終わる絵本があります。
明るく元気で前向きになれるものも
人生のなかでは必要ですが、
人間はだれであろうと
いつか生命の終わりがきます。
大人になるまでに
貴重な存在がいなくなる経験を
する人は多いですが、
子どもには、そうした機会は
なかなかありません。
ですが、
絵本には、「死」があります。
この『きつねのおきゃくさま』では、
「本当は食べたいのだけれど」と、
自分に言い訳をしながらも
献身的に3匹の生き物を育て、
弱いものを守り、
精いっぱい強者と戦うきつねに
最後はお別れをしなければなりません。
この別れるときの気持ち、
残されたものの気持ちはなんなのか、
子どもと共有し、
死と向かい合うなかで、
生きていることの喜びや実感を
感じるきっかけになる1冊です。
🧩おわりに
今回は、『心揺さぶられる絵本』をテーマに
3冊を紹介させていただきました。
感動するポイントを紹介するために、
いつも以上に
がっつりネタバレもありますが、
良い本はネタバレしたところで、
良いものには変わらないので、
安心してください✨
このなかから
あなたにとって、
また、あなたのお子さんにとって、
生涯手元においておくことになる絵本が
生まれたら幸いです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました🍀✨
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