大阪万博2025 観覧記録
2025年4月13日に開幕した、大阪万博。ゴールデンウィーク前半に、約10時間かけて観覧してきた。ここにその記録を残しておこうと思う。これから万博を観覧される予定のどなたかのお役に立てば幸いだ。
アクセス
万博会場の入り口は、「東ゲート」と「西ゲート」の2つがある。「東ゲート」は、主に地下鉄・大阪メトロ中央線の利用者向けで、「西ゲート」は、主に各地からのシャトルバスやタクシーを利用する人向けだ。訪問前に必ず、どちらかのゲートを選択して来場日時の予約をする必要がある。
私は、朝9時台の西ゲート入場の予約を取った。行きは、JR桜島駅から朝8時台のシャトルバスを予約して利用した。行きを西ゲートにしたのは、東ゲートよりも西ゲートのほうが空いている、という情報を得ていたからだ。なお、帰路は東ゲートから大阪メトロを利用した。
この日、JR桜島駅からシャトルバスで西ゲートへ向かうルートは、ボランティアの方々の誘導のおかげもあってか、比較的スムーズだったと感じた。西ゲート到着後の手荷物検査はそこそこ混雑していたが、ディズニーランドなどのテーマパークの入場を考えると、それほど大きなストレスは感じなかった。
当日の行動履歴
以下、当日の行動履歴をメモしておく。
8:13 JR桜島駅着
8:38 シャトルバス乗車
8:55 シャトルバス降車
9:17 セキュリティー検査を終え、西ゲートから会場に入場
9:21 ショップで公式スタンプパスポート(1100円)を購入
*****以下、海外パビリオンを中心に、この順番で観覧*****
●クウェート館
●トルクメニスタン館
●カタール館
●コロンビア館、食事①「レチョナ」
●大屋根リングにのぼり、東から西へ移動(4時の方向から9時の方向へ)
●コモンズD
●オマーン館
●バングラデシュ、カンボジアなど
●コモンズB
●コモンズC
●ウズベキスタン館
●夜の地球
●コモンズA
●クウェート館に戻り、食事②「ラムマクブース」「デーツ入りアイスカプチーノ」
●国際機関共同館
●ポルトガル館、食事③「パステル・デ・ナタ」(エッグタルト)
●UAE館
●カタール館
●ロボット&モビリティステーション
●フィリピン館
●マレーシア館、食事④「ミーゴレン・カンポン」
*****以上で観覧終了*****
19:08 東ゲートより会場出発
19:17 夢洲駅到着、大阪メトロで帰路へ
当日は本当によく歩いた。この日の出発から帰着までの歩数は、26,500歩超え。歩いた距離は17.6kmだった。
この日の混雑状況だが、朝一番はかなり空いていた。午前の早めに訪問した、クウェート、トルクメニスタン、バーレーン、コロンビアは、待ち時間はなしか、せいぜい5~10分ほどだった。
トルクメニスタンパビリオンについては、以下の記事もどうぞ。
しかし、11:00頃から15:00頃までは、かなり混んでいた印象だ。どこのパビリオンにも少なくとも30分以上は待ちそうな行列ができていた。この時間帯は、大屋根リングや、コモンズ(1つの大きな会場に20以上の国が同居しているエリア)を主に回った。また、15:00を過ぎてからクウェートレストランで食事休憩をとった。
16:00を過ぎると、行列が目に見えて短くなっていった。ポルトガル、UAE、カタール、ロボット&モビリティ、フィリピン、マレーシアなどのパビリオンに入った。
ただ、大人気のフランスやアメリカなどは、18:00を過ぎても待ち時間1時間以上の行列ができていた。この時間になるとすっかり疲れてしまい、並ぶのを諦めた。
食事
食事は、すべて海外パビリオンで調達した。詳細はそれぞれ別記事にした。
①コロンビア館「レチョナ」1,512円
②クウェート館「ラムマクブース」「デーツ入りアイスカプチーノ」4,800円
③ポルトガル館「パステル・デ・ナタ」(エッグタルト)454円
④マレーシア館「ミーゴレン・カンポン」1,728円
食事の選択肢としては、海外パビリオンのレストラン、日本食のレストラン、キッチンカー、コンビニなどのテイクアウト食などもあった。また、食料持ち込みがOKなので、念のため、食料を少し持参していた。しかし、結果として、南米、中東、欧州、アジアのご当地グルメを食べ歩くことができて、大満足だった。料金は合計8,000円超えとなり、正直言って、高かった。しかし、ここでしかできない貴重な食体験ができたことを考えると、その価値はあったと感じている。
水分補給には、500mlのマイボトルを使った。館内のウォーターステーションで2度、水を汲んだ。カフェを設置しているパビリオンも多く、自動販売機もたくさんあるので、水分補給に困ることはなさそうだった。
スタンプラリー
万博会場には、それぞれのパビリオンやブースにスタンプが設置されていて、スタンプラリーを楽しめた。会場のショップで売っている公式スタンプパスポート(1,100円)を買うと、会場に設置されているスタンプが枠内にきれいにおさまるように、レイアウトが工夫されていた。多くの人がこの公式パスポートを使っていた。

私は収集癖のあるタイプなので、スタンプラリーにドはまりし、スタンプを求めて歩き回った。1日で100カ国以上のスタンプを集めた。
なお、ご自身のノートなどに押している人も多くいて、公式パスポートを買わなくても十分楽しめるようだった。中には、インバウンド風のゲストで、明らかにご自分の本物のパスポート(旅券)に押している人も見かけた。確か、パスポートは公文書で、本物の出入国スタンプ以外は押してはいけないと聞いた気がするのだが・・・。
持ち物
長時間にわたり野外を歩くために必要なもの。最も重要なのは、歩きなれた靴だ。そして、歩くのに邪魔にならないかばん類。両手が使えて、なるべく軽いリュックやショルダーバッグなどが良いだろう。今回の万博には、スーツケースやキャリーケースは持ち込めないので要注意だ。また、必要に応じて雨具、帽子、日焼け止め、サングラスなどもあるとよいだろう。
スマホ関係。観覧券、シャトルバス、パビリオンの予約などに、QRコードが必要。会場地図もスマホから見ることができる。スマホで写真もたくさん撮るだろう。電池切れにならないように、充電のためのモバイルバッテリーがあるとよい。私も何度もモバイルバッテリーからスマホを充電した。
QRコードや地図などは、プリントアウトした用紙を持参すると見やすいし、万一の電池切れや電波受信の不具合の場合でも安心だ。
クレジットカード、ICカード、コード決済などのキャッシュレス決済ができるもの。今回の万博では、現金が使用できず、完全キャッシュレスだ。現地で買い物ができるように準備をしておく必要がある。
マイボトルと、食料。自動販売機もあるし、食料も現地で調達できるが、万博価格だし、行列ができていて速やかに買えない場合もある。心配なら持参しておくと安心だろう。
マイバッグ。当日、お土産などの買い物をしたときのために、1枚持っていくとよいと思う。
軽量の折り畳み椅子。人気のパビリオンなどへ入るために長時間の行列に並ぶ人には必要かもしれない。
杖。長時間の歩行に慣れていないご高齢の方などは、きっと持参されたほうがよい。
ガイドブック。私は使わなかったが、現地では、以下のようなガイドブックを片手に観覧している方が多かった。これらのガイドブックを購入して持参すると、現地での情報収集が効率的にできそうだ。
その他、感想など
効率よく観覧するためには、入念な準備が肝要だと感じた。そして、デジタルを使いこなせたほうがよい。私は、事前予約のルールなどをきちんと調べていなかったため、気づいたら予約期間が終わっていた。とにかく、早めの予習が吉だろう。
私の関心は、日本の展示よりも海外の展示にあった。確かに、日本のシグネチャーパビリオンにも面白そうなものが多い。しかし、せっかくの「万国博覧会」。海外からわざわざ出展してくれたパビリオンや展示をたくさん見たいと思った。
海外の展示の中でも、今まで行ったことのない国や地域のものを優先的に見た。その結果、観覧したパビリオンは、中央アジア、中東系の国々のものが多くなった。
アフリカ、南米、オセアニアの小国などにも興味があったが、そういった国々は、たくさんの国が同居する「コモンズ」という大会場に、小さいブース展示があるだけだった。そういった小国の展示を見るのも楽しかった。半世紀以上生きてきて、いまだに知らない名前の国に遭遇したのも新鮮だった。
既に訪問済みの国のパビリオンやブースでは、以前、その国を訪問したときのことを、懐かしく思い出した。それぞれのパビリオンやブースでは、現地出身の係員の方や、その国のことを深く勉強しているアルバイトの方などがいて、一生懸命その国について説明してくれた。コモンズやパビリオンにはお土産売り場もあり、特にセンスの良い雑貨なども多く、ショッピングも楽しめた。
ウクライナ、パレスチナ、イスラエルなど、世界で続いている戦闘に関係する国の展示もあった。そういった国々で不安な気持ちで生活しているであろう人々に、思いを馳せた。
お子さんたちが、世界地図を握りしめ、目を輝かせながら、世界の国々について学んでいる様子が印象的だった。内向きの日本人が多いと言われる昨今、日本の将来を担う子供たちが、たくさんの外国の政府お墨付きの情報を、しかも日本語で学べるというのは、またとない機会だろう。
パビリオンの内容としては、室内を暗くした上でプロジェクションマッピングや動画を上映するものが多かった。ハイテクな技術を駆使していて、エコや自然との共存、サステナビリティなどを題材とするものが多かった。
そして、建築が素晴らしかった。大屋根リングは、大きさではギネスブックに登録されたそうだ。冒頭の写真のように、ライトアップされた姿はとても美しかった。

各国のパビリオンの建築物も素晴らしかった。どのパビリオンも個性的なものだった。予約がなかったり、行列が長すぎたりして館内に入れなくても、外観を眺めるだけでも、アート鑑賞として十分見ごたえがあった。
インフラも、十分整っていると感じた。トイレやウォーターステーションは、時間帯などによっては行列ができていることもあったが、比較的、空いていたように思う。
総じて、パビリオンや展示、建築など、見ごたえのあるものがとても多かった。知的好奇心を大いに刺激された。海外グルメに舌鼓を打った。運営も工夫されていて、さほど大きなストレスを感じなかった。大変楽しく充実した1日を送ることができ、大満足だった。
ご参考になれば幸いです!
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