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社長の正解探しの旅

社長の実存合理性と小話 第7話 


この世界には、きっと社長の求める
経営の理想郷があると、
信じられていました。

この物語は
そんな社長の正解探しに翻弄される
社長と部下と秘書達の物語です。


経営の神さまのもとへ向かう
社長の旅がはじまりました...


社長がまず最初に会いに行ったのは、
コンサルタントの神様でした。
「コンサルタントの神様、成功する正解を教えてください。」

コンサルタントは言いました。
差別化です。
「他社と違うことをやりなさい。」

社長はメモを取りながら...
「なるほど。差別化か。」

次に経営の神様に会いに行きました。
「経営の神様、どうか私に成功する正解を教えてください。」

経営の神様は答えました。
真似です。
「うまくいっている会社を徹底的に真似しなさい。」

社長は首をかしげながらメモしました。
「差別化…と、真似。」

次にマーケティングの神様に会いました。
「マーケティングの神様、成功する正解を教えてください。」

神様は言いました。
顧客の声です。お客さんの言う通りにやりなさい。」

「なるほど。」

最後の神様は、職人?
「神様、どうか私に正解を教えてください。」

「最近、正解を求めるものが多いな...」
「オホン、お客さんの声に耳を傾けるな!本物だけを追求せよ!

社長「……」

社長のメモ帳は、だんだんいっぱいになってきました。
「差別化、真似、顧客の声、顧客の声は聞くな?」

社長はとうとう疲れて、
砂漠で座り込みました。

すると、いっしょにいた部下が言いました。
「社長、ダメです。そのメモ…全部正解です。

社長「え?」

部下は言いました。
「でも、全部を同時にやろうとすると…」
「迷子になります。」

社長はしばらく黙ってから言いました。
「じゃあ、どうすればいい?」

部下は言いました。
「この旅は、正解を探す旅じゃなくて…」
「社長の判断基準を探す、旅です。」


END


「社長の実存合理性」とこばなし
「社長の実存合理性」とこばなしシリーズは、マガジンでまとめて読めます。ランチの後に、お酒のつまみになるとうれしいです。是非、読んで感想を聞かせてください。

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