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じぶん探偵

社長の実存合理性と小話 第5話 


世の中にはいろんな探偵がいます。

浮気調査や企業調査、行方不明者を探す探偵、
ネコ専門や鳥専門に…
社長専門

でも実は、
一番見つけづらいものがあります。

それが「じぶん」です。


面白いことに、人は他人のことがよく分かります。
「あの社長はこういう性格だよね」
「あの社長はこういうタイプ」…で、すぐ分析できます。

ところが、じぶんのことになると急に難しくなる。

例えばこんな感じのように…
「あなたの強みは何ですか?」
「うーん…なんでしょう?」

「あなたの価値観は?」
「考えたことないですね…」

「人生で一番大事なことは?」
「…難しいですね。」

ここで私はいつも思います。
探偵、迷宮入り。


でも本当は、ヒントはたくさんあります。

例えば
・なぜか何度もやってしまうこと
・なぜか人に頼まれること
・なぜか腹が立つこと
・なぜか夢中になること

これは全部、事件現場の手がかりです。


ある日、社長同士の飲みで
「なぜか昔から人の相談ばかり受けるんです。」

別の社長は言いました。
「なぜか組織の問題ばかり見えるんですよ。」

また別の人は言いました。
「なぜか人の可能性を見るとワクワクするんです。」

私は言いました。「それ、全部証拠ですね。」


実は、人生の軸というのは、
突然見つかるものではありません。

探偵のように
・証拠を集める
・共通点を見る
・物語をつなぐ

すると、少しずつ「この人はこういう人だ」という人物像が見えてきます。

つまり、人生とはじぶん探偵物語です。
事件名は「私は何者か?」

容疑者はじぶん。
証拠はこれまでの人生の足跡や爪痕。

そして面白いことに、
この事件は、現場以外で答えを見つけられません。

ビジネス書にも載ってない。
コンサルタントもいない。
チャットGPTは、無駄に褒めるだけ。

そう答えは、じぶんの人生の中にしかない。


「あなたの人生の証拠を見せてもらえますか?」

すると
・昔の出来事
・怒った経験
・嬉しかった瞬間


もし最近、「じぶんは何をしたいんだろう」と思っている人がいたら、
それは多分、新しい事件がはじまったサインです。

ぜひ、じぶん探偵になってみてください。

これは、人生でいちばん面白い事件ですよ!

END


「社長の実存合理性」とこばなし
「社長の実存合理性」とこばなしシリーズは、マガジンでまとめて読めます。ランチの後に、お酒のつまみになるとうれしいです。是非、読んで感想を聞かせてください。

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