じぶんに恋する社長
社長の実存合理性と小話 第3話
今日は、社長の頭の中に住んでいる
二人の住人の話をします。
それは、天使のじぶんと悪魔のじぶんです。
これは、ほぼすべての社長の中にいます。
天使の社長
天使のじぶんは、こう言います。
「お客様のために誠実にやろう」
「社会に価値のある仕事をしよう」
「社員を幸せにしたい」
とても立派です。
講演会で話すと拍手が起きるタイプの発言です。
SNSに書くと「いいね!」がつきます。
悪魔の社長
ところがその隣で、悪魔のじぶんがこう言います。
「いや、儲けないと意味ないでしょ」
「正直、あの競合ちょっとムカつく」
「できれば一人勝ちしたい」
さらに言うと、「めちゃくちゃ売れて有名になりたい」です。
あまり講演会では言いません。
SNSにも書きません。
でも、だいたい思っています。
多くの社長はここで悩む
ここで多くの社長が、ある葛藤を持ちます。
「こんなこと思う自分はダメなのでは?」
つまり、悪魔の自分を否定し始めるのです。
するとどうなるか。
天使だけで経営しようとします。
天使だけで経営するとどうなるか
天使の社長はこう言います。
「お客様のためなので値下げしましょう」
「社員のために給与をたくさん」
「競争は好きじゃないので差別化はやめましょう」
結果どうなるか。
会社がだんだん、苦しくなります。
なぜなら、経営には悪魔も必要だからです。
悪魔だけの社長もいる
もちろん逆もいます。
悪魔だけの社長です。
「利益がすべて」
「競合は倒す」
「社員はコスト」
短期的には強いです。
しかし長く続きません。
なぜなら、人は天使がいない会社に共感しないからです。
実存合理性の視点
実存合理性の視点では、ここがとても大事です。
天使も悪魔も、どちらも自分です。
しかし多くの人は、天使だけを自分だと思いたいのです。
だから、悪魔の部分を見ないようにする。
じぶんに恋する社長
ところが、じぶんに恋する社長は違います。
この人たちは、こう言います。
「私は社会の役に立ちたい」
同時に「でも、めちゃくちゃ成功したい」と普通に言います。
つまり、天使も悪魔も両方認めている。
恋とは受け入れること
恋というのは、実は少し不思議なものです。
好きな人の優しいところも、ダメなところも
ちょっとズルいところも
全部含めて「好き」になります。
自分も同じです。
天使だけ愛して悪魔を嫌うのは、
それは恋ではなく選別です。
社長の恋する条件
だから私はよく言います。
経営がうまくいく社長は、自分に恋をしている。
なぜなら、天使の自分も、悪魔のじぶんも両方を理解して、じぶんを使いこなしているからです。
天使だけの会社は、きれいだけど弱い。
悪魔だけの会社は、強いけど嫌われる。
しかし、天使と悪魔が仲良く会議している会社は、強くて、愛される会社になります。
社長の恋する条件の一つに加えてください。
END
「社長の実存合理性」とこばなし
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