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水を買わないと決めた。キャンピングカー生活を支えた3つの方法

キャンピングカー旅のはじまりは、ワクワクしかありませんでした。
まさか水で困るなんて、想像もしてなかった自分がいました──

旅のはずが、途中から「車を家にして暮らす日々」になっていきました。
次第に僕は、「できるだけお金を使わないで暮らすこと」を目指すようになったのです。

そこで僕は、こう決めました。

「水を買わない。」

買わないなら、どうやって生活するのか。
飲み水も、生活用水も、なくなったら大変です。

今回は、僕と娘が「水を確保する」ためにやっていたこと。
そして一度、本気で命の危険を感じた湧き水探しの話も含めて、書き残します。

※キャンピングカー旅の経緯はこちらにまとめました。


水は何に使っているか?

普段の生活なら、蛇口をひねれば水が出てくる。
だから、水を何にどのくらい使っているか、想像して生きている人は少ないと思います。

でも、手元に20リッターの水しかないとしたら──
誰しも節水するに違いありません。

水って、飲む以外にも、

  • 歯みがき・洗顔

  • 手洗い

  • 料理、食器洗い

  • お風呂、体拭き

  • トイレ(ポータブルトイレ)

  • 洗濯

で使います。

この中で、お風呂とトイレは、公共の施設を利用します。
洗濯は、コインランドリー一択です。

では、車内で使ったり飲んだりする水はどうするのか?

短い旅なら、コンビニで水を買えば事足ります。

でも、生活となると、水代も馬鹿になりません。
夏ならなおさら、飲んだりタオルと濡らしたりと、使う量は一気に増えます。

その水を買わないと決めた僕はどうしたのか。

水を確保する方法は3つ

「水を買わない」と決めた僕が頼った方法は大きく3つです。

① 汲める場所を探す

まずは道の駅や施設で、水が汲める場所があるところを探す。

数は少ないですが、湧き水が汲める道の駅もありました。

公園の水道も探しましたが、昔と比べてかなり減っていると感じました。数えるほどしか使っていません。

また、温泉や快活CLUBを利用した時にペットボトルに水を汲ませてもらったこともあります。

旅の途中で調べると「ガソリンスタンドで水を汲ませてもらった」という話も見かけました。僕はやっていませんが、もしお願いするなら、必ず声をかけて、迷惑にならない範囲で、だと思います。

いずれにしても、「水を汲んでいい場所か」「飲用か生活用水か」は現地の表示やルールで確認する。ここは徹底しました。

② 滞在先で汲む

旅の途中で滞在する場所があれば、そこで水をもらいます。

僕の場合、ADDressの拠点を利用したときは水をもらってから出発していました。
また、知人にお世話になって、水を分けてもらったこともあります。

③ 湧き水を探す

僕らのキャンピングカー生活の水は、湧き水が中心になっていました。

湧き水の出会いは、旅をはじめてすぐ。
記憶では、最初に汲んだ場所は、山梨県北杜市の「大滝湧水」です。

旅のスタートは、山梨の清里でした。
ADDress(多拠点居住サービス)の清里拠点に滞在したあと、早速、湧き水探しに娘と向かったのが、大滝湧水だったのです。

到着すると、たくさんのポリタンクを並べて湧き水を汲んでいる男性がいました。
その人から、湧き水で飲むコーヒーが最高で、飲水のほかに料理とかにも使っている、と聞いて驚愕しました。

「普段から、湧き水を生活に使っている人っているんだ。しかも湧き水はタダで美味いとか、羨ましすぎる!」

素直にそう思ったんです。

最初に湧き水を汲みにいったのは、正直「節約」のためでした。
でもそのとき、湧き水そのものが魅力になって、湧き水探しが旅の大きな一部になっていったのです。

それからというもの、僕は湧き水を夢中で探しては、一目散に汲みに行くようになりました。
──ただ、あの日までは…

水道水は浄水器(BRITA)に通す

湧き水はそのまま飲用にしていましたが、水道水は浄水器に通して飲水にしていました。

僕はBRITAの浄水器を持っていました。ポット型なのでそのまま冷蔵庫に入れて、冷やして使っていました。

途中で20Lの予備タンクを購入

キャンピングカーには20リッターのタンクが積んであったので、20リッターをいかに上手に使うかに頭を使っていました。

また、まだキャンピングカー旅の最初の半年ほどは、車内で料理をほとんどしなかったので、水もそんなに使わなかったのです。

ただ、途中でバンに乗り換えて、本格的にバンライフをやりだしてからは、ご飯を炊いたり肉や野菜を焼いたりなど、簡単な料理をはじめました。

そこから使う水が増え始めたのです。

そのとき、折り畳めるウォータータンクがあることを知り、20リッターを買いました。使わない時はたためるので場所をとりません。

ウォータータンクの注意点は、冷たい水を汲んだあとは水滴がかなり落ちることです。
そこで僕は、小さめの珪藻土のバスマットの上に載せてました。

湧き水探しで、死にかけた日

湧き水って、山奥にあることも多いです。

キャンピングカー旅を始めて3ヶ月ほど経った頃。
九州に向かっている途中、中国地方の山奥でのことでした。

僕は相変わらず夢中で湧き水を探して向かっていました。

Googleマップの写真で見る限り、その湧き水は草木に覆われていて、到着しても見つけるのが大変そうな場所でした。

それでも、Googleマップの表示どおり向かっていました。

「この山を抜けた先みたいだね」
娘にそういいながら、どんどん山道の奥へ入っていったのです。

落ちたら終わり

もう日は落ちて、暗くなってきてました。

進んでいくと、道がだんだん細くなっていきます。舗装もない山道。
気づけば、キャンピングカーの幅がギリギリで、軽自動車用じゃないかと思えるほどの道になったんです。

右は山肌。左は崖。
ガードレールもない。

落ちたら終わり。やばい。

助手席には娘。
バックで下がろうにも、もしハンドルを変に切ったら落ちる。

外に出るにも、運転席ドアを開けるスペースすらない。
助手席なんて開けてしまえば、崖に落ちるかもしれないし、車が傾くかもしれない。

今思い出しても、恐怖で体が震えます。

ここに停車してても、誰かが助けてくれるわけもない。
助けを呼ぶにしても、どう救助するの?

「ここで止まってもどうしようもない」

車ごと落ちることを覚悟した。

でも死ぬ気で、ゆっくりゆっくり進むしかなかった。

僕らはなんとか道を抜けました。
もう真っ暗になっていました。

そしてGoogleマップが示す場所に到着。
でも、そこに湧き水は、いくら探してもなかったのです…

生きた心地がしなかったし、狐につままれた気分でした。

まさか湧き水探して命の危険を感じるとは思ってなかった。
だから僕は、その日を境に、無理な湧き水探しはやめました。

湧き水の衛生面と賞味期限

湧き水について、もう一つ、僕が最初に甘く見ていたことがあります。

湧き水って、「冷たくてうまい」「自然の水」です。
だから、なんとなく安全そうに感じてしまう。

でも、自然だからこそ、管理や消毒はされていないんですよね。
もちろん、水質検査結果が掲示されてあったり、飲用可と書かれているところもあります。

当時の僕は、4〜5日は持つ感覚で使っていました。

旅をしながら、そんなに頻繁に湧き水を汲みにいくことはできませんし、特に不調を感じたこともありませんでした。

でも衛生的に本当にそれで良かったのかというと、今は違うと思っています。

できれば早めに使い切る。遅くても、冷暗所保管でも3日以内。
不安なら、煮沸して飲む。
これらを基本にした方がいい、今はそう感じています。

また、もっと慎重に考えれば、浄水器でろ過する方法もあります。
災害時や断水などの生活を考えると、ひとつ携帯しておくといいと思いました。

おわりに

今日の空。

旅のつもりで始めたはずが、生活になっていくと、水は間違いなく「生命線」でした。

だから僕は、水をどう確保するかを真剣に考えるようになりました。

それはキャンピングカー旅の話と同時に、もしもの避難生活の話でもあります。ヒントになればうれしいです。

次回は、水と同じくらい生活を左右した「電気」の話を書きたいと思います。

続きはこちら。
👉 車内が真っ暗になった日。娘と1年半、電気は生命線だった

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

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初めて僕の記事を読んでくださった方へ──
よければ、最初に書いた自己紹介の記事も読んでみてください。

せきたつや

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