【AP】令和7年秋午後問4アーキテクチャの解説(応用情報技術者試験)
このNoteでは「応用情報技術者試験 令和7年秋午後問4(アーキテクチャ)」の解説をします。
用語と計算がメインでしたね。そしてIパス/FEレベルなので、大きな失点はしなさそう。一部難しい設問はありますが、7~9割は取れるかと。

試験的にも技術的にも「学び」は少ない印象。知らない用語を覚えて、設問4(2)処理の発想を今後の解答カードに加えれば、演習完了で良いと思います。
このNoteでは、私がIT以外の学生時代にAPに独学合格した経験と、大学・IT専門学校で応用情報技術者試験の対策授業を担当した経験を詰め込んで作りました。
それでは始めましょう!
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問題文 | 計算に備えたマーキング
解き始める【空欄a】までの動きを一緒にやりますね。
出だしに数値や施設が多い印象を受けました。
「20個」「3か月に1回」など数値は丸囲みは必須です。「教室」「サッカーチーム」「グラウンド」「総合運動場」なども念のため四角囲みします。
数値は必ず丸囲み。あとで計算問題に使う場合、スムーズに情報を集められます。>長文問題を読む6つのテクニックNote(3)
今回の「20個」「3か月に1回」は”通信機器の数・データベースのデータ量などに絡むのかなぁ”と思いました。
組織やシステムは四角囲み。初登場した時だけで構いません。大方「(以下、Eシステムという)」のように略称が定義されます。後で”~システムって何だったっけ”となった時にスムーズに確認できます。また作文に使う場合もありますね。
>長文問題を読む6つのテクニックNote(3)
例えば24頁最初「~するシステム(以下、新システム)」は必ず四角囲み。
今回の「グラウンド」がある「公園」「小学校」「総合運動場」は、データや設備の違いの理解に必要なのかなぁと思いました。
試験問題としては、組織体制(部署)が多いですよね。
24頁中盤「PoC」。サラっと出てきましたが流行語ですね。
PoCは仮説を実証するために小さな実験をすること。>【Iパス】AI❷特有の技術問題Note
PoCは解答には絡みませんでしたが、知らない用語は必ず調べます。覚えるか覚えないか判断/優先順は後で考えます。問題に出したということは「次回ノーヒントで出しても恨みっこなしだぞ」って作問者からの宣言と思いましょう。
なお、Iパスでは3兄弟が出揃いました。>【Iパス】令和06年問03の解説Note❶
PoB:ビジネスとして成立するか検証
PoV:新商品が顧客に価値があるか検証する
PoC:新技術による商品が実現可能か検証する
今後、AP午後でも選択肢問題で出してくるかもですね。
私は長文問題では表をスキップすることが多いのです。表は結局文字なので覚えきれないし、どうせ解く時に詳しく読み直しますから。表内に知らない単語の解説があったり、>長文問題を読む6つのテクニックNote(6)
今回は表1を読みました。表1すぐ下に【空欄a】があるので、すぐに読み直しますからね。
総じて、数値丸囲み以外は特筆はないかな。手間が掛からなかったのは良いですが、ヒントや怪しい点などもないのは残念かも。
設問1a | CPUのアーキテクチャ
正答はエ(RISC)
RISC/CISCは、IパスやFEの時に学んでます。とはいえレアなので薄っすら記憶があるかどうか。”試験でも実務でも使うか分からんなぁ"ぐらいに思っってました。
【空欄a】前「複雑な命令セットをもつCPUなく」「単純な命令セット」で判断。
私の覚え方はCISC/RISCをペアにして、「CISC」の"C"が"Complex(複雑)"。RはReduce(削減)ですが、覚えるかはお好みで(ゲームで、Reduce Guardなど聞けば馴染みあるかも)。>英単語で覚える2つの意味Note
ニュースを見てたら「RISC-Ⅴ(リスクファイブ)」を耳にしたこともあるかも。X86やARMアーキテクチャほどではないですが、オープンで無料な点から今後の普及が期待されてます(wikipedia)。
「X86」はIntel社が開発。PCのCPUに使われてます。CPU開発のライバル会社AMD社もX86を採用してます(wikipedia)。
「ARMアーキテクチャ」はARM社が開発。低消費電力なので、スマホでシェア約100%(wikipedia)。
設問1b | 日常生活から
正答はウ(HDMI)
【空欄b】前「ディスプレイを接続」で判断。
PCをディスプレイ接続は勿論、ゲーム機のテレビ接続でも使っていますね。
Iパスに出てます。>【Iパス】令和04年問84のNote
まだDVIも出てましたね。もう忘れても良いと思いますが。>【Iパス】令和07年問81のNote
残りの選択肢も見ます。大したことないですが。
RJ45:LANケーブルのコネクタ。8ピン。なお8線は2本1対の"より線"にした「ツイストペアケーブル」。外からのノイズ対策。
DCジャック:直流(DC)の差し込み口。ノートPCを見れば良いかと。真ん中に芯(+)があって、外側を囲ってるのも電極(-)。
余談ですが、学生の頃、逆(芯が-/周囲が+)な機器を見たことがあります。確認しないと壊れます。
設問2(1) | Iパス/FEレベルの計算
正答は、約「12」Gbps
1ピクセル(1画素)つまり1点のデータ量は、24ビット。
1枚の画像の総ピクセルは、3840×2160ピクセル
1秒間のデータは、画像60枚分
22×(3840×2160)×60=11943936000
【空欄c】後にて、単位は「Gbps」なので、10億で割ります。
11.943936 [Gbps]
設問文「小数第1位を四捨五入し、整数」なので、12 [Gbps]
なお計算問題の「小数第N位を四捨五入して」は、四捨五入しない場合があります。APの問7組込みで良く見ます。
一方で「全て選べ」で、正答が1個だったことはないかなぁと。必ず2個以上だったと思います。
画像のデータ量や指数(10の9乗など)に自信がなければ、FE/APの計算問題の復習をしとくと良いですね。
>【FE】計算❹A/D変換のNote
>【AP】計算❻A/D変換(指数,補助単位)のNote
>指数公式は1つだけで導くNote
設問2(2)d | 生放送の経験があれば
正答はア(H.265)
最終的にアとオで迷えばOK。イ(MP3),ウ(PNG),エ(WebP)は必ず消せますね。意味からカ(デコーダ)も消せます。
Youtubeやニコ生にOBS(ソフト)で配信したことあると、"Hなんたらに見覚えあるなぁ"と思い当りもします。
ア:H.265:動画の圧縮方式
イ:MP3:音楽のデータ形式
ウ:PNG:画像のデータ形式(Web用に開発、透明色が使える、GIFの色数が多くなった版)
エ:WebP:画像のデータ形式(最近のWebで重宝、google社が開発)
オ:エンコーダ:データの形式を別形式へ変換する処理。文字コードを変換したり、データ圧縮なども含まれるイメージ。
カ:デコーダ:元に戻す処理
正解のアとエ以外は、Iパスの時点で意味は知ってます。エはWebサイトやブログを作ると自然と見ます。
設問2(2)e | エンコーダがチップ名?
正答はオ(エンコーダ)
【空欄e】前の「専用チップ」が気になって迷いましたね。
チップってCPUやGPUみたいな英単語を想定していたので、まさかカタカナとは。
しかもエンコーダって一般的な呼び方で、チップ以外にも使われるのをよく見てきたので。例えば、データの変換処理(wikipedia)、機械の角度読み取り器など(wikipedia)。
知らなければ、設問2(2)dとeの両方をア(H.265)にして、片方だけ確実に得点すれば良いです。両方外すよりはマシですから。
私は"エンコーダ = チップ"に自信が持てなかったですが。dがア(H~)なのは自信があったので、"エンコーダしか、それっぽい用語残ってないなぁ"と、正解しました。
設問2(3) | 事例は暗記しない
正答はア(GPUをボール位置の検出処理などの他の処理に利用できる)
下線①「ソフトウェア」で処理するとCPUを使います。よって画像処理をGPUに任せればCPUの手が空きますね。
各選択肢の解釈は、特段しなくて良いかな。処理するプロセッサが変わっただけで、実現できるメリットではないので。
事例は無限に作れます、暗記よりも本質理解が重要です。
設問3 | キーワードと話の流れ
模範解答は「モバイル通信の帯域が不足する制約」
下線②「ボール位置検出処理」「動画の切出し処理」の特性を、問題文から調べます。
25頁中盤「ボールの位置を~考えると4K解像度~で撮影することが求められる」けど「無圧縮で伝送する場合」「4Gのモバイル通信の上り側」では「通信帯域が不足」するので、「動画の一部を切り取って~伝送」でした。
つまり「ボールの位置検出」には4Kの高解像度撮影が必要だけど、通信帯域不足で伝送できないので、「動画の切り出し処理」をする。
よってクラウドサービスに通信伝送はできないので、撮影現場で処理するという話。
模範解答は理解できます。「モバイル通信の帯域が不足する制約」
25頁中盤の「4Gのモバイル通信」では「通信帯域が不足」で組み立ててますね。
設問文で「どのような制約からか」と問われているので、解答語尾を「制約」にすると書き易いでしょう。書いてなくても不正解にはなりませんが。
私の解答は「4G通信では4K動画送信に帯域不足」17文字。
ちょっとぶっきら棒ですが、4Gや4Kなど具体的な言葉を入れたかったです。帯域不足も外せませんし。4Gや4Kだけでは、通信と動画じゃない解釈もあり得るので、端折れません。
設問4(1) | 計算はキレイに書き出す
正答は「6,510」mWh
※「,」はなくてもOKです
書き出しましょう。
表1の処理装置の登場順が、25頁序盤の電力量の登場順とチグハグなのは注意。

表を見たら、加重合計を疑うのもテ。
>【FE】計算❷表は掛けて足すNote
>【AP】計算㉛平均&期待値⇒加重平均へ統一Note
また「GPU」「CPU」の文字をしっかりと書きます。取り違えると計算を間違えますから(1敗💦)。
時間が少しかかりますが、ちゃんと書き出せば、混乱せず正解できますし、見直しもスムーズです。書き殴りメモ書きだと、見直し時に再計算になっちゃいます。また自己採点に影響も。
設問4(2) | データ生成で変えれるのは
模範解答は「動画のbppを下げる」
25中盤「切り取って~伝送する場合にも通信帯域は十分ではない」への最終解決ですね。
下線④前「ボール位置の検出処理の前」に追加するので、後段の処理に影響を与えずデータを減らさねばなりません。
そもそもデータ量は、撮影の解像度やfpsで決まりました。25頁中盤、設問2(2)で使いましたね。
色数[bpp]×画素数[ピクセル]×フレームレート[fps]。
「グランド全体を撮影しつつ、ボールの位置を中心」にするには、4K解像度が必要なので、画素数は変えれません。グラウンド全体を撮影するとボールは小さいですからね、
下線④前にも「広いグラウンドから小さなボールを検出する必要がある点」と念押しされてます。優しいなぁ。
変えるなら、色数かフレームレート。
下線④前「ボールが高速に移動する点」も。フレームレートも落とせませんね。高速に位置が変わるボールを追跡するために。
以上より、色数を減らすと考え至ります。
まとめ
お疲れ様でした!
今になって思えば"難しくなかったかもな"と思えるんじゃないでしょうか。
個人的には計算問題を見た途端に避けている方が、"計算問題あるのも選んでも良いかもなぁ"と思うキッカケに少しでもなったら嬉しいかも。合格への選択肢が広がりますよ。

どんどん問題演習を進めて行って下さいね。
私のNoteではIP~SC, DB, NWまで幅広く解説しています。全て私が解いて手作りしてますので、合格者/先生の視点として参考になったら嬉しいです。良かったらまた覗きに来てくださいね。お待ちしてます。
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