新感覚!ラーメンホラー!【 醤油ラーメンFOREVER 】(Steam)
ラーメンが疲れた心を癒す…!
ラーメン。
職人によって研ぎ澄まされたスープと麺、そしてトッピングの具材が織りなすハーモニーは、無限の可能性を秘めている。店ごとにディープで広大な宇宙が広がっているのだ。
暖かなスープは体を温め、麺と具材が疲れた心をじんわり癒してくれる。仕事終わりの一杯なんて格別だ。
…まぁ僕はラーメンより蕎麦の方が好きなのですが。
そんなラーメンにまつわるゲームが、2025年冬にSteamで発売された。
『醤油ラーメンFOREVER』だ。
見るからにローポリで怪しげなゲーム画面と、ラーメンという題材に惹かれて購入してしまった。

食べれば食べるほど呪われる
あらすじ
主人公のツトムは、仕事に追われるサラリーマンです。長く続けてきたラーメン食べ歩きブログも、更新が止まりかけるほど、心身ともに追い詰められた日々を送っていました。
ある夜、仕事帰りにいつもの駅近くのラーメン屋台へ立ち寄り、気分転換にトッピングをいつもより豪華にして食べることに。しかしその屋台には、子どもたちの間で囁かれる都市伝説があります。
「トッピングを6つ付けて食べると、行方不明になる」
噂を知らないまま、ばっちりトッピングを6つ付けて境界を踏み越えたツトムは、ラーメンレビューで活動する配信者すすむと出会い、屋台にまつわる町の歴史へと引き込まれていきます。町とラーメンをつなぐ因縁は、平安時代にまでさかのぼり、やがて現在の出来事と不気味に重なり始めます。
心と食事、そして因縁。それらが結びつくとき、想像もしていなかった恐ろしい戦いが幕を開けます。
そんな本作はJホラー要素の強いアドベンチャーゲーム。基本は一本道だが、パズル等のミニゲームの織り交ぜながら進行していく。
不安を煽る音楽、気持ちの悪い食事描写、ローポリグラフィックによる不気味な演出と雰囲気が、恐怖をこれでもかと増幅させる。
そしてストーリーが進むにつれて、主人公の様子がだんだんおかしくなっていく描写はマジで怖い。



本作はとても怖い…怖いのだが、このゲーム…なんか所々…笑えるぞ?
恐怖とユーモアのハーモニー
本作が他のホラーゲームと大きく違う点は、頻繁にギャグを挟んでくる点。
それもホラーものにありがちな乾いたギャグではなく、ちゃんとプレイヤーを笑わせにきているタイプだ。
雰囲気にそぐわない変なセリフや、空気を読まないツッコミが飛び出してきて、その一つ一つが面白くて笑ってしまう。
だけどもシリアスで怖いところはしっかり怖い。笑った直後にゾッとされられる。この緩急のバランスが絶妙で、まるでサウナのような新感覚のホラー体験になっている。
さらにホラー要素もよく出来ている。
呪いの発生源を伝承や都市伝説から紐解き、呪いのメカニズムを見つけて対抗策を編み出すロジカルさは、映画『リング』や『残穢 -住んではいけない家-』といったJホラーの系譜を汲んでおり、呪いの深淵を覗きたくなる危うい好奇心を刺激する作りだ。コレめっちゃ好きなやつだ。

まとめ
そんなわけで約2時間でクリア。
独特のビジュアルのしっかり怖いホラーと、思わず笑ってしまうテキストのユーモアが反復横跳びする世界観はまさに新感覚。
短編ながらトッピングたっぷりのラーメンのような濃厚な体験が出来る素晴らしい一品だった。オススメです。
DATA
醤油ラーメンFOREVER
発売 / 開発:POCKET HORROR BOX
対応ハード:Steam
発売日:2025年12月26日
ジャンル:アドベンチャー
商品ページ
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注意:以下の文章にはネタバレが含まれます!
好きなシーン

呪われながらもラーメンに対して真剣だったんだな。








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