打ち上げ花火と、ばあちゃんのサラダ巻き。
こんばんは、しぃです。
今日は、8月15日。
お盆です。
この時期になると、毎年思い出すものがあります。
夏の夜空に上がる、打ち上げ花火。
そして——
ばあちゃんのサラダ巻き。
花火とサラダ巻き。
一見、何の関係もなさそうですが、私の中ではずっとセットになっています。
花火大会の日は、ばあちゃんが張り切る(笑)
子どもの頃、毎年楽しみにしていた花火大会がありました。
花火大会の日になると、ばあちゃんは張り切ってサラダ巻きといなり寿司を作ります。
ばあちゃんには、私を含め近くにいる孫が8人。
そこに大人たち(孫の親)も加わるので、親戚が集まるとなかなかの大所帯です。
ばあちゃんは、そんな大人数が食べるサラダ巻きといなり寿司を作って、お重にぎっしり詰めていました。
それを持って、みんなで花火大会の会場へ。
ゴザを敷いて座り、花火が始まるのを待ちます。
日が暮れて、
ドーン!
と大きな音がすると、夜空いっぱいに花火が広がる。
花火を見ながら、お重に手を伸ばしてサラダ巻きをひとつ。
いなり寿司もひとつ。
また花火が上がったら、空を見上げる。
私にとって花火大会は、そんな時間でした。
当時は、
「ばあちゃん、こんなに作るの大変やったやろな」
なんて考えたこともありません。
酢飯を冷ますの手伝ったり、
キュウリを切ったり、
玉子を焼いたり…
巻く前の過程を少しだけ手伝ったことはあるものの、
ばあちゃんの労力を思うと、微々たるものです。
お重を開ければ、そこには毎年サラダ巻きといなり寿司がある。
それが当たり前。
完全に食べる専門でした(笑)
大人になって、再現してみた
そんなばあちゃんのサラダ巻きを、大人になってから無性に食べたくなることがあります。
だったら、自分で作ればいい。
そう思って、何度か再現してみました。
覚えている具材をそろえて、酢飯を作って、海苔にのせて巻いてみる。
でも——
なんか違う。
食べてみても、
「こんなんやったっけ?」
となります。
しかも、自分で作ってみると別の問題も出てきました。
まず、
意外と原価が高い(笑)
具材を何種類もそろえると、それなりの金額になります。
そして何より、
上手に巻けん。
具材を入れすぎると閉じない。
減らすと物足りない。
なんとか巻けたと思っても、切ったら崩れる。
……ばあちゃん、これどうやって巻きよったん?(笑)
今になって分かったこと
自分で作ってみて初めて、
ばあちゃんがやっていたことの大変さが分かりました。
材料をそろえて、
それぞれ準備して、
何本も巻いて、
大人数が食べられる量を作る。
それを毎年、花火大会の日にやっていたんですよね。
子どもの頃の私は、
「今年もサラダ巻きある!」
くらいにしか思っていませんでした。
でも今なら、
ばあちゃん、よぉあれだけ作りよったなぁ。
と思います。
きっと、みんなが集まるのがうれしかったんでしょうね。
そして、もうひとつ。
今になって後悔していることがあります。
レシピを聞いておけばよかった。
「何入れよるん?」
「どうやって味付けしよるん?」
「どうやったら、そんなきれいに巻けるん?」
一度でも聞いておけばよかったな、と。
でも、私は高校生になっても聞こうとも思いませんでした。
だって、また来年も食べられると思っていたから。
ばあちゃんのサラダ巻きが、懐かしい
今日は8月15日。
お盆です。
この時期になると、あの花火大会を思い出します。
そして花火を思い出すと、
必ず、ばあちゃんのサラダ巻きも一緒についてきます。
今ならサラダ巻きは、自分でも作れます。
(少々、巻きが下手くそですが…)
スーパーに行けば、きれいに巻かれたものも買えます。
でも、それとは違うんですよね。
食べたいのは、
ばあちゃんが作った、あのサラダ巻き。
もし本当に、お盆に帰ってきているのなら、
聞いてみたいです。
「ばあちゃん、あのサラダ巻き、どうやって作りよったん?」
何度作っても、なんか違うんよ。
材料代も結構するし。
上手に巻けんし(笑)
大人になってから、ようやく分かりました。
毎年当たり前のように食べていたものは、
当たり前に出てきていたわけじゃなかったんですね。
誰かが自分たちのために作ってくれていたから、そこにあった。
もう一度食べたい。
……というより、
ばあちゃんのサラダ巻きが、懐かしい。
今年も花火を見たら、
「ばあちゃん、花火の日になると張り切りよったなぁ(笑)」
って、きっと思い出すんだと思います。
普段はこんな記事を書いています
今回は、ばあちゃんとの夏の思い出を書きました。
普段のnoteでは、私自身の経験をもとに、休職してからの日々や退職後の生活、社会復帰に向けた就職活動など、そのとき感じたことを中心に綴っています。
これまでの記事をテーマごとにまとめていますので、
「ほかの記事も読んでみようかな」
と思っていただけたら、気になるところから読んでいただけるとうれしいです。
「適応障害になってから、ここまで。」
休職することになった頃から、少しずつ日常を取り戻していくまでの記事をまとめています。
「10か月の休職から退職へ。」
長かった休職期間から退職へ。その先へ進み始めるまでの記事をまとめています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
みなさんにも、
「もう一度食べたい、家族の味」はありますか?
同じように作っても、なぜか同じ味にならない。
「あのとき作り方を聞いておけばよかったな」と思う味がある。
そんな思い出があれば、よかったらコメントで教えてください。
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それでは、また次の記事で。
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