壊れたコントローラー。諦めかけた私を、Geminiが新品交換まで連れていってくれた
「今日はゆっくりゲームをしよう」
そう思っていた休日に限って、こういうことは起きる。
先週末、Nintendo Switchで遊ぼうとコントローラーを手に取りました。
ところが、R2ボタンを押しても反応しません。
「あれ? R2が効かない?」
よく見てみると、反応しないどころではありませんでした。
R2ボタンが、物理的に折れていたのです。
せっかく休日に入り、これからゆっくりゲームを楽しもうと思っていたのに、予定は完全に狂いました。

最初に頭に浮かんだのは、
「また買い直しか……」
という言葉でした。

しかも、休みに入ってすぐ壊れるなんて、二重についていない。
ただ、この時の私はまだ知りませんでした。
壊れたコントローラーをきっかけに、Geminiが商品の検索だけでなく、海外メーカーとの保証交換まで一緒に進めてくれることを。
今回は何か月もったのだろう
私はこれまでにも、ゲームコントローラーを何度か壊しています。
早いものでは、購入してから3か月ほどで使えなくなったこともありました。
今回壊れたコントローラーは、どのくらい使えたのだろう。
Amazonの注文履歴を開いて探せば分かります。
けれど、過去の注文をさかのぼって、該当する商品を見つけ、購入日から何か月経過したのか計算する。
それだけの作業でも、壊れた直後には妙に面倒に感じます。
そこで、Gmailと連携しているGeminiに聞いてみました。
「前回、コントローラーを買ってから、今日は何日目ですか? 何か月目ですか?」

Geminiは注文メールを探し、購入日が2026年2月8日であることを確認しました。
そして、購入から約半年が経過していることをすぐに教えてくれました。
自分でメールを探して計算する必要はありません。
欲しかった答えが、会話だけで出てきました。
この時点でも、
「これは本当に便利だな」
と感じていました。
しかし、Geminiの役割はここで終わりませんでした。
次こそは、壊れにくいものを選びたい
コントローラーが壊れた以上、新しいものが必要です。
ただ、また短期間で壊れるものは買いたくありません。
Nintendo Switchだけでなく、PCのSteamゲームでも使えること。
スティックがドリフトしにくいこと。
壊れにくく、使いやすいこと。
それでいて、あまり高すぎないこと。
条件をGeminiに伝えると、複数の候補を写真や価格と一緒に提示してくれました。
それぞれのスティックの構造や対応機種、接続方法、価格、向いている使い方まで比較してくれます。
商品名を一つずつ検索し、仕様を調べ、レビューを読み、違いを整理する。
普段ならかなり時間がかかる作業です。
それを会話しながら進められるのは、とても便利でした。
私はGeminiがすすめてくれたコントローラーを選び、Amazonの翌日配送ですぐに注文しました。
これで一件落着。
その時は、そう思っていました。
「まだ保証期間内です」
新しいコントローラーを注文したあと、ふと思い出しました。
Geminiが、壊れたコントローラーについて、
「まだ購入から1年経過していないため、保証交換できる可能性があります」

と教えてくれていたのです。
私はこれまで、保証交換をほとんど利用したことがありません。
問い合わせ先を探す。
保証条件を調べる。
購入日や注文番号を確認する。
壊れた状態を説明する。
相手から返信が来たら、また対応する。
ただでさえ面倒なのに、今回は海外メーカーです。
英語でのやり取りまで必要になるかもしれません。
正直、新しいものはもう買ってしまったし、
「面倒だから、もういいか」
とも思いました。
しかし、交換品が手に入れば、次に故障した時の予備として使えます。
そして今、私はAIを使った実体験をnoteに書いています。
「これも記事のネタになるかもしれない」
そう思い、普段なら見過ごしていた保証交換に挑戦してみることにしました。
英語のメールは、ほぼGeminiに任せた
まず、Geminiに保証について確認してもらいました。
購入日はいつなのか。
保証期間内なのか。
どこに問い合わせればいいのか。
メーカーの公式サポートはどこなのか。
海外メーカーに購入情報を伝えても問題なさそうか。
一つずつ相談しながら、手続きを進めました。
最初に送る英語メールもGeminiに作ってもらいました。
製品名。
購入日。
Amazonの注文番号。
R2ボタンが物理的に折れ、使えなくなったこと。
通常の使用中に発生したため、保証による交換を希望していること。
必要な情報が過不足なく入った文面を作ってくれたので、私はほぼそのまま送信しました。

一人で英語を翻訳しながら文章を考えていたら、それだけでかなり疲れていたと思います。
しかも、英語として間違っていないか。
失礼な表現になっていないか。
交換してほしいという意図が正しく伝わるか。
送信前に、何度も確認していたはずです。
今回はGeminiが文面を作ってくれたことで、迷わず最初の一歩を踏み出せました。
写真、動画、位置情報。次々と出てくる不安
問い合わせれば、すぐに交換が決まる。
最初は、少し甘く考えていました。
実際には、サポートから写真や動画を送るよう求められました。
一度送ったあとに、再び同じような写真を求められることもありました。
iPhoneで撮影した動画は容量が大きく、Gmailに直接添付できません。
Google Driveのリンクとして共有する画面が表示され、
「このまま送って大丈夫なのか」
「相手にほかのファイルまで見られないか」
「Googleアカウントに不正ログインされる危険はないのか」
と不安になりました。
写真についても、位置情報が残っている可能性があります。
自宅で撮影した写真から、自分の住所が分かってしまうのではないか。
そこでまたGeminiに相談しました。
なぜGoogle Driveの共有画面が表示されたのか。
どこまで相手に見えるのか。
写真の位置情報を消すにはどうすればいいのか。
HEIC形式のまま送って問題ないのか。
WindowsでJPEGに変換するにはどうするのか。
疑問が出るたびに聞き、その都度、次に何をすればいいのかを確認しました。
一つひとつは小さな疑問です。
しかし、こうした小さな不安が積み重なると、人は手続きをやめたくなります。
Geminiは、そのたびに進む道を示してくれました。
シリアル番号が消えていた
手続きの最後に、大きな問題が起きました。
交換品の送付先を確認するメールとともに、コントローラーのシリアル番号を送るよう求められたのです。
本体の裏側を確認しました。
ところが、シリアル番号が書かれていた部分は、使用によって擦れていました。
数字を読み取ることができません。
外箱にもシリアル番号が記載されているようでしたが、箱はすでに捨てています。

本体からも分からない。箱もない。
私は、「これは、もう無理だろう」と思いました。
購入履歴があっても、メーカーが求めているシリアル番号を出せないのです。
ここで諦めても仕方がない。
そう考え、Geminiに相談しました。

ところが、Geminiは私よりも前向きでした。
購入日と注文番号が確認できること。
これまでに本体の写真や動画も送っていること。
シリアル番号が使用による擦れで読めず、外箱も処分済みである事情を正直に伝えること。
それでも保証対応を進められないか、丁寧に相談すればいい。
「まだ交換できる可能性はあります」
Geminiはそう言って、事情を説明するメール文面を作ってくれました。
私は、その文章もほぼそのまま送りました。

「交換注文を手配いたします」
その後、返信が届きました。
メールには、
「交換注文を手配いたします」
と書かれていました。
新品を送ってもらえることが決まったのです。

思わず、「やったー!」という気持ちになりました。
写真や動画を撮る。
ファイル形式を確認する。
位置情報を削除する。
個人情報を送ってよいか考える。
英語のメールを何度もやり取りする。
最後には、シリアル番号が分からないという問題まで起きました。
途中では、思っていたよりも指示が多く、「やっぱり保証交換は面倒だな」と感じたこともあります。
それでも、最後まで進めた結果、新品交換までたどり着きました。

新しいコントローラーはすでに購入していましたが、交換品は予備として保管できます。
次に突然故障しても、すぐに困ることはありません。
何より、普段なら諦めていた保証を実際に利用できたことに、大きな達成感がありました。
一番助かったのは、翻訳ではなかった
今回、Geminiがしてくれたことはたくさんあります。
Gmailから購入日を探し、何か月使用したのか計算してくれた。
壊れにくいコントローラーの候補を、写真や価格付きで比較してくれた。
保証期間を調べ、まだ交換できる可能性があると教えてくれた。
問い合わせ先を確認し、英語のメールを作ってくれた。
写真の位置情報や、Google Driveで動画を共有する際の不安にも答えてくれた。
そして、シリアル番号が消えて諦めかけた時には、
「まだ可能性がある」
と背中を押してくれました。
もちろん、英語のメールを作ってくれたことも助かりました。
しかし、一番助かったのは翻訳ではありません。

自分一人なら、
「面倒だからやめよう」
「必要な情報がないから無理だろう」
と諦めていた場面で、そのたびに次の方法を考えてくれたことです。
私は普段、AIに質問をしています。
けれど今回は、質問して答えを受け取っているだけではありませんでした。
一緒に状況を確認し、
一緒に選択肢を考え、
返信が来るたびに次の対応を相談し、
最後まで同じ問題に向き合っていました。

AIは「調べるもの」から、「一緒に解決する相棒」になった
AIは検索を便利にするもの。
少し前まで、私はそんなイメージを持っていました。
知りたいことを質問すれば、代わりに調べて答えてくれる。
文章を作るよう頼めば、それらしい文章を書いてくれる。
それだけでも十分便利です。
しかし今回の体験は、少し違いました。
最初の目的は、壊れたコントローラーを何か月使ったのか知ることでした。
そこから新しい製品を選び、保証の存在に気づき、海外メーカーへ問い合わせ、写真や動画を送り、シリアル番号の問題を乗り越え、新品交換までたどり着きました。
一つの質問に答えて終わるのではなく、状況が変わるたびに相談しながら、現実の問題を最後まで解決したのです。
AIは「調べるための道具」ではありませんでした。
今回の私にとっては、最高に頼れる相棒でした。
保証交換は面倒そうだから、今まで利用したことがない。
海外メーカーへの問い合わせなんて、自分には無理だと思う。
そんな人にこそ、一度AIに相談しながら挑戦してみてほしいと思います。
購入メールを探すところから、保証期間の確認、問い合わせ方法、メール文面の作成まで、AIは一緒に進めてくれます。
自分一人では途中で諦めてしまうことでも、隣に相談できる相手がいるだけで、最後まで進められることがあります。
今回、新品のコントローラーを手に入れたこと以上に大きかったのは、
「面倒だから無理だと思っていたことを、最後までやり切れた」
という経験だったのかもしれません。

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今回のように、AIと一緒に現実の作業を進めた体験をほかにも書いています。
参考・出典
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